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飛ばない、ダフる、バンカーが苦手…女子ゴルファーのお悩み解決レッスン10選

ゴルファーのリアルな悩みに答える「週刊ゴルフダイジェスト」の連載「ゴルフジム」、月刊ゴルフダイジェストの連載「読者記者」から、女性ゴルファーならではのお悩みをピックアップ。上達のヒントが満載!

ドライバーをもっと飛ばしたい!

  • 読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「アイアンのつかまりが悪い」というもの。果たして解決方法は? PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/ゴルフプラザイセサキ 読者記者No.1755 前上千明さん ●34歳 ●主婦 ●ゴルフ歴/8年 ●ベストスコア/87 ●平均スコア/95 ●身長/155㎝ ●ドライバー飛距離/180ヤード 先生/原朋希 77年生まれ、群馬県出身。ツアー参戦の経験を生かし、レッスンでは、できるだけシンプルでバランスのいい動きができるような指導を心がけている。ゴルフプラザイセサキ代表取締役 前上さんのお悩み「飛距離をあと20Y伸ばしたい」 飛距離を出すことが楽しくて練習を続けたら、180ヤードまでは飛ばせるようになりました。でも最低200ヤードは飛ばしたいんです 体の回転をしっかり使っていて、ヘッドの振り抜きもいい。強いて言えば、インパクトで「押し込む」動きが弱いので、その辺に改善の余地がありそう 前上 女性のゴルフ仲間の中にも、私より飛ぶ人がいて……。最低でも200ヤードは飛ばしたいんです。原 現在の飛距離が180ヤードくらいということですから、あと20ヤード飛距離を伸ばすとなると、もっとインパクトを強くする必要がありますね。今はタイミングよくヘッドをリリースして、ヘッドの遠心力で飛ばしていますが、リリースをもう少しがまんして、体の力をボールに伝えるようにすると、強いインパクトになります。前上 「体の力」ですか?原 たとえば、ものすごく重いものをヘッドを使って「押す」としたら、どんな体勢になりますか?前上 右ひじを曲げたまま、体にくっつけて押します。原 そう。インパクトも同じで、右ひじが伸び切った状態で当たると、意外に力が伝わらないんです。「インパクトバッグ」(練習器具のひとつ)を叩いたりすると、右ひじを体につけて、体の力でヘッドを「押し込む」感覚が身につきます。 <問題点 1>右手を下から握りすぎている 右手を下から持ちすぎると(ストロンググリップ)、リリースの際に右ひじが体から離れやすく、インパクトで強く押せない <問題点 2>インパクトで右ひじが浮いている ダウンスウィングの途中で右ひじが体から離れると(写真)、そこから先はヘッドの遠心力しか使えなくなり、飛距離を出すには不利 記者「どこに力を入れればいいんですか?」プロ「右ひじを体につけてグッと押すんです」 右ひじを早く伸ばす(リリースする)動作は、ヘッドターンをうながすので、ボールをつかまえるのには有利だが、強く叩くインパクトにはなりにくい。右ひじを体につけてインパクトするほうが、体の力がボールに伝わる Drill 1右ひじをたたんで体を回転させる 【1】クラブを水平にして右ひじを体につける【2】右ひじを体につけたまま腰を回転させる【3】そのまま前傾するとインパクトで押せる形に右ひじを体につけて「押す」動きは、直立してクラブを水平にするとわかりやすい。最後に前傾すればインパクトの形になる Drill 2ボールより重いものをヘッドで押す 簡単には動かない重いものをヘッドで押す練習をすると、強く当てて押すインパクトの感覚が身につく。ヘッドを柱や壁に引っかけて押す練習なども効果的。右わき腹を縮めると(側屈動作)、フェースを開かずに押せる もう1ポイントクラブを“左下”に動かすイメージ ダウンスウィングではクラブを目標方向ではなく、左斜め下に動かすように意識すると(写真)、強く押せるポジションになりやすい <取材後記>「押す」という感覚はなかったインパクトは、ボールを「弾く」のがいいと思っていたので、「押す」という感覚は新鮮でした。右側屈が苦手で、押すのは結構難しいですが、インパクトは確実に強くなります。 【取材後】体全体の力で打てるようになった! 右ひじの浮きが少なくなり、ボールを「押す」時間が長くなった。さらに右ひじの使い方を練習していけば、200ヤードも不可能ではないはず 月刊ゴルフダイジェスト2022年1月号より 「読者記者」バックナンバー
  • 読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「ボールにうまく力が伝わらない」というもの。果たして解決方法は? PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/G factoryゴルフアカデミー 読者記者No.1750 渡辺咲香さん ●14歳 ●中学生 ●ゴルフ歴/小5~ ●ベストスコア/73 ●平均スコア/78 ●170㎝ ●ドライバー飛距離/230ヤード 先生/中島孝之 67年生まれ、神奈川県出身。「PGAジュニアリーグ」茨城県代表3チームの監督として、「茨城ガールズ」を全国2位(19年)に導く。「G factory ゴルフアカデミー」代表 渡辺さんのお悩み「ドライバーでボールに力を伝えきれない」 いい当たりのときはドロー系の強い球になるんですが、右に「ぺらん」と逃げる球がよく出てプッシュスライスも多いです テークバックの軌道、インパクト後のクラブの抜き方を見ると、スウィングがかなりアップライト。もう少し、体の回転と軌道をシンクロさせたいところ 渡辺 右方向に高くて弱い球が出ることが多いんです。中島 球が右に逃げるのは、手元が浮いてフェースが開いているからで、いわゆる「めくれた」インパクトになっているということ。渡辺さんは、女子選手としては身長が高いほうだけど、高身長の人はボールに近く立って、アップライトにクラブを振りがちです。ただ現状、軌道がちょっとアップライトすぎるので、それが「めくれ」の原因になっていますね。渡辺 もっとフラットに振ればいいんですか?中島 まずはボールから少し離れて立って、きちんと股関節から前傾すること。そうすると、今までと同じ角度でクラブを上げていったとしても、背骨に対しては直角に近くなりますよね。そうなれば、体の回転とクラブの運動方向が一致しやすいから、スウィングがシンプルになって、楽につかまえられるようになるんです。トップや切り返しの捻転も作りやすいから、球も強くなりますよ。 <問題点>腰が伸びた構えから縦に上げる アドレスでボールに近づきすぎると上体が起き、さらに縦振りしようとすると、体の回転とクラブの運動方向が合わなくなる 記者「もっとしっかりつかまえたいんです」プロ「縦に振りすぎるとつかまえられません」 身長が高い人ほど、ボールに近づいて上体を起こして構えがち。ボールとの距離を適正に保ち、しっかり股関節から前傾することで、アップライトに上げても、軸に対してはスクエア(直角)に近づき、球どらえがよくなる Pointフォローは少しフラットに振り抜く フォローを「軸と直角」より少しフラットにする意識を持つと、テークバックのアップライト軌道も修正されやすい Drill 1両ひざ立ちでボールを打つ 軸(背骨)に対してクラブを直角に動かすのが苦手な人は、ひざ立ちでボールを打つ練習が効果的。股関節をきちんと動かさないと軸を保って振れない。また、プレーンを一定にして振らないと、ボールに当たらない ひざ立ち打ちの場合、プレーンのずれがよりシビアに表れる。少しでもアップライトが強いと、必ずダフッてしまう Drill 2腰の高さで止め再度上げて打つ タメを作りすぎると、上体が開いて振り遅れる。ハーフウェイダウンで一旦スウィングを止め、再度振りかぶって打つと、適度なタメになり上体も開かない <取材後記>つかまる感じが出てきた「背骨とクラブが直角」だと、最初はものすごくフラットな感じがして振りにくかったんですが、アドレスを直したら振りやすくなりました。ボールのつかまりがよくなってきました。 月刊ゴルフダイジェスト2021年12月号より
  • PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei SugawaraTHANKS/東香里ゴルフセンター 読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「体で打つにはどうすればいいか」というもの。その解決法とは? 教える人/堀田晃宏ほったあきひろ。64年生まれ、大阪府出身。17年、18年、GDジャパンロングドライブ選手権・スーパーシニア部門2連覇。20年、WLDCジャパン・グランドシニア部門優勝。レッスンは動きの連動性を重視する <今週のお悩み>「体を使って打つというのがどういうことがわかりません」 ●宮本由佳さん(52歳/身長155cm/ゴルフ歴2年7カ月/ベストスコア103/平均スコア110)下半身を積極的に動かして打とうとしているのが長所のスウィング。ただし、上半身の動きとのバランス、タイミングがよくないので、下半身の動きがヘッドスピードに結びついていない。トップでややリバースピボットなのも気になるところ 宮本 もっと飛ばしたくて、なるべく全身を使って打とうとしているんですが、飛距離が変わらなくて……。堀田 確かに、下半身がよく動いているので、それはいいところだと思います。気になるのは、左ひざが少し動きすぎていて、トップでバランスが崩れているところですね。トップのバランスが悪いと、切り返しで力強い動きができないですから、頑張って下半身を使っている割に、飛距離が変わらないということが起こるんです。 下半身の動きがスウィングのパワーになっていません 左ひざの動きが大きすぎるトップが左重心で右サイドが伸びているテークバックで左ひざが内側に回転しながら、右足方向に寄っている。両ひざの間隔が狭くなりすぎ、トップでバランスが悪いので、切り返し以降に力強い動きになりづらい 宮本 左ひざは止めておいたほうがいいんですか?堀田 止めておくというより、体がねじれていくのに対して、最後まで粘らせるイメージですね。たとえば、誰かに左ひざが動かないように押さえられているとして、それでもトップまで体を回そうとしたら、下半身が踏ん張った状態で、上半身が強くねじれるじゃないですか。ゴムバンドで両ひざをしばっても、同じような効果があります。宮本 確かにそうですね。堀田 それがダウンスウィングのパワーになるんです。左ひざを粘らせるもうひとつの利点は、切り返しですぐに左に踏み込みやすいということですね。切り返しは、上半身がまだ上方向にねじれている間に、左足を踏み込んで下半身の回転をスタートさせることが重要なんです。そうすると、下から順番に体が巻き戻されていく間にスピードが増幅して、最後に下りてくるクラブは、ものすごいスピードになるんですよ これで解決!「左ひざを粘らせて 上半身と下半身のねじれを作ろう」 Point切り返しではまず下半身だけ回す トップでグリップエンドを押さえられた状態で、切り返しの動きをしてみる(写真)。下半身が先行回転し、上半身とのねじれ差が瞬間的に強くなるのが感じられるはず Drill 1両足をゴムバンドでしばった状態で打つ 両ひざのすぐ上をゴムバンドでしばった状態でスウィングすると、常に両ひざを開く方向にテンションをかけながら回転することになり、下半身を踏ん張りながらスウィングする感覚がつかめる Drill 2誰かに左ひざを押さえてもらう テークバックの中盤まで、誰かにクラブなどで左ひざの内側を押さえてもらうと、ゴムバンドを使用したドリルと同様の効果が得られる 週刊ゴルフダイジェスト2021年6月15日号より

ドライバーのスライスを直したい!

  • 読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「ドライバーで左右に散らばる」というもの。その解決法とは? PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei Sugawara THANKS/東宝調布スポーツパーク 教える人/濱田塁 はまだるい。68年生まれ、東京都出身。高校卒業後、渡米しゴルフ修行。ゴルフ理論や指導法なども学ぶ。複数のスクールのヘッドプロを歴任し、現在は「東宝調布スポーツパーク」でレッスンを行う <今週のお悩み>「ドライバーで右に飛ぶことが多くたまに左へのミスも出ます」 ●坂井美智さん(25歳/身長160㎝/ゴルフ歴2年/ベストスコア108/平均スコア112)トップでフェースが真上を向いていて(2コマ目)、シャットになっているのがわかる。そのまま下ろすと左に飛んでしまうので、無意識にフェースを開きながら下ろし、結果的にインパクトではフェースがオープンになっている 坂井 ドライバーがほとんど右に出ちゃいます。濱田 テークバックからトップまで、ものすごくフェースがシャットになっているので、本来は強い球で左に引っかけるミスが出やすいスウィングです。坂井 あ、そういう球もときどき出ます。濱田 つまり、右に出るのは、左へのミスを本能的に嫌がって、フェースを開きながら当てているということです。もうひとつ気になるのが、トップで手が体の幅からはみ出て、背中側に外れていることです。手は、できることならスウィング中ずっと、体の幅の中に収めておきたいところです。そうすると、手で操作する部分が減って、フェースを閉じたり、開いたりという無駄な動きも抑えられます。坂井 そうなんですね。 腕の振りと体の回転に一体感がありません トップで手が体の幅を外れている体が先行して「振り遅れ」になる体の回転に対して、手元をインサイドに引きすぎているので、トップで手が体の幅から外れている。切り返しでそのまま体を回すと、腕が背中側から下りてくる形になるので、ヘッドが振り遅れる 濱田 太い円柱状のもの、たとえば「ストレッチポール」なんかを、両手で持ってゆっくり振ってみると、手を体の幅の中に保って振る感覚がわかります。手をできるだけ使わずに、腹筋に力を入れて、体幹で振るのがコツです。坂井 ものすごく腹筋を使いますね。これだけで、筋トレになりそう。濱田 「ストレッチポール素振り」を何度か繰り返したら、それと同じ感覚でクラブを振ってみてください。坂井 体幹を使って振っている感じがします!濱田 感覚がうすれてきたら、またストレッチポールを振る、というのを繰り返すと、腕と体を一体にして振る感覚が身につきます。 これで解決!「腹筋を意識しながら腕と体の一体感を高めよう」 Pointトップで手を体の幅の中に収める ストレッチポールを振るときのように、体幹の力でスウィングをスタートさせると、手が不必要にインサイドに入らずに、トップで体の幅の中に収まるようになる 右足かかとを早く上げすぎない ダウンスウィングで右足かかとが早く上がりすぎると、体が空回りして振り遅れやすくなる。右足かかとを粘らせることで、腕とクラブが下りる時間を稼ぐことができる Drill 1太い円柱状のものを体幹の力で振る 「ストレッチポール」のような太いものは、手先で振るのが難しいので、自然に体幹を使ったスウィングの感覚が身につく。手元をずっと体の正面に保ったまま振るのがコツ Drill 2右手で腹筋を押さえながら振る 右手を腹部に当て、腹筋を意識しながら、左手1本でボールを打つ。ダウンスウィングで(左)、腕とクラブを引き下ろす際に、腹筋に力を入れる感覚がわかる 週刊ゴルフダイジェスト2021年10月26日号より 「ゴルフジム」バックナンバーはこちら
  • 読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「ドライバーが安定しない」というもの。その解決法とは? PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei SugawaraTHANKS/小手指グリーンゴルフ 教える人/藤原慶昌 ふじわらよしまさ。80年生まれ、東京都出身。ゴルファーひとりひとりの個性を尊重し、肩や腰など、体への負担がかからないスウィング作りに定評がある。PFGA所属 <今週のお悩み>「ドライバーが安定しないせいでなかなか100を切れません」 ●山﨑恵子さん(53歳/身長162cm/ゴルフ歴3年/ベストスコア99/平均スコア101)トップで、ヘッドが垂れ下がった形になり、引き下ろすのにやや力を使うので、上体(腰)が目標方向にずれやすい。腰のスライド量を抑えて、下半身を「回転」させられると、入射角がもう少しゆるやかになって安定するはず 山﨑 ドライバーの飛距離は出るほうで(平均200ヤードくらい)、普段は白ティーから回っていますが、右に出ることが多くて、それでスコアを崩すことが多いです。1ホールで同じ方向にOB2発とか……。藤原 まず、トップのゆるみが気になります。左手の小指側のグリップがゆるんでいるのと、左手首がカッピングされて(手の甲側に折れて)いるので、「オーバースウィング+シャフトクロス」になっています。これを引き下ろそうとすると、普通より力が要るので、上体をメインに振る感じになりやすいです。 ヘッドが上から入りすぎています トップで左手小指がゆるんでいる腰のスライドでクラブを引っ張っているトップで左手小指側のグリップがゆるみ、ヘッドが垂れ下がった形になっている。切り返しで「握り直し」のタイムラグが発生し、なかなかクラブが下りてこないので、腰のスライド量が多くなり、上体が目標方向にずれる 山﨑 言われてみると……確かにゆるんでますね。藤原 トップで左手小指をしっかり握ると、クラブポジションがよくなって、より少ない力で引き下ろせるようになりますから、上体にも無駄な力が入らず、下半身主体で切り返せるようになります。山﨑さんは、ダウンスウィングでやや右サイドが高くて、ヘッドをダウンブローに入れるような打ち方になっていますが、下半身から切り返すことで、入射角をゆるやかにできます。ボールの手前に箱入り(1スリーブ)のボールを置いて、その箱ごとボールを打つイメージを持つと、ヘッドが上から入りすぎなくなると思います。山﨑 下半身から動くというのは、腰から動くのとは違うんですか?藤原 腰を目標方向に突き出すのはダメで、左足を回転させて、左腰を後ろに引く感じがいいですね。 これで解決!「下半身から切り返してレベルブローでヒットしよう」 Point 1アドレスで右腕を突っ張らせない 右腕の力が強いと、ダウンスウィングで右サイドが高くなりやすく、入射角が鋭角になりやすい。アドレスでは右腕を突っ張らせず、右ひじを軽く体につけてリラックスさせる Point 2トップで左小指をゆるめない 左手小指をしっかり握ったままトップまで上げると、クラブがスクエアか、ややレイドオフ(目標より左向き)のポジションに収まりやすく、少ない力で引き下ろしやすくなる Drill 1ボールの手前からヘッドを低く長く動かす ボールの手前にボールの入った箱を置き、箱とボールを全部打つようなイメージでヘッドを下ろす。ボールの手前からヘッドを低く動かすことで、入射角がゆるやかなレベルブローになる Drill 2上体を動かさず下半身だけ切り返す 両手を胸の前でクロスさせた状態で、トップまで体をねじる。そこから、上体をほぼ動かさずに、下半身だけで切り返す動作を行う。下半身リードのコツがわかる 週刊ゴルフダイジェスト2021年10月5日号より 「ゴルフジム」バックナンバーはこちら

フェアウェイウッドのダフリを解消!

  • PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei SugawaraTHANKS/東宝調布スポーツパーク 読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「フェアウェイウッドのダフリを解消したい」というもの。果たして解決方法は? 読者記者No.1741 村上礼子さん ●55歳 ●エアロビインストラクター ●ゴルフ歴/2年 ●ベストスコア/105 ●平均スコア/110 ●165㎝ ●ドライバー飛距離/235ヤード 先生/濱田塁 68年生まれ、東京都出身。高校卒業後、渡米しゴルフ修行。ゴルフ理論や指導法なども学ぶ。複数のスクールのヘッドプロを歴任し、現在は「東宝調布スポーツパーク」でレッスン中 村上さんのお悩み「フェアウェイウッドがダフりやすい」 フェアウェイウッドがいつもダフります。コースだと使う機会も多いクラブなのできちんと当たるようになったらスコアメイクもラクになると思うのですが…… トップで両ひざが右にずれ、体がのけ反るような形になっている(2コマ目)。このポジションからだと、ヘッドを正確にインパクト位置に戻すのが難しい 村上 フェアウェイウッドのダフリがとくにひどいんです。濱田 ダフリの原因は、軸が右に動いて、最下点の位置がボールより手前になってしまうことです。村上さんの場合も、テークバックで軸が右にずれています。村上 頭が動かないように、すごく気をつけているんですけど……。濱田 確かに、頭だけは固定されていますが、ひざが流れていて、そのせいで腰も横にずれています。全体的に左に傾いた形になっているということですね。トップでそうなってしまうと、切り返しで傾きを元に戻そうとして、逆に右に傾いてしまいます。そうすると、最下点の位置がボールの手前にずれるんです。村上 なるほど、そうなんですね。濱田 頭から地面付近まで1本の軸をイメージして、それを中心に回るといいんです。頭も無理に固定しようとせずに、軸を中心に自然に左右に回転させて大丈夫です。村上 今までより、体全体が回転しているのがわかります。濱田 両ひざを少し締める感じで回すと、回転の土台が安定します。 <問題点>トップでひざがスウェイしている テークバックでひざが右に流れている。ひざが流れると腰も横ずれして、回転しづらくなるので、一定のトップになりにくい 記者「頭が動かないように気をつけています」プロ「上から下まで1本の軸で回らないとダメなんです」 頭「だけ」残そうとすると、テークバックで体が左に傾き、フォローで逆に右に傾きやすい。頭(あるいは首の付け根)から、ひざ付近までの軸をイメージし、それを中心に体の各部を回すと、インパクトで同じところに戻れる Point 1ボールの手前からソールを滑らせる ウッド系のクラブは、ボールにきっちりヘッドを入れずに、手前からソールを滑らせて打つほうがミスが少ない 【Drill】マットを高くして打つ 練習場マットの下に何かを置き、打面を高くして打つ。よりヘッドをレベルに動かす必要があるので、軸回転の意識が自然に高まる。また、インパクトを点ではなく、ゾーンで感じられるようになる(※練習場の規約に従って行ってください) Point 2両ひざを軽く締めながら回る 両ひざが流れる人は、ひざの動きを意識できていない場合が多い。大きめのボールを両ひざの間に挟むと、ひざを意識して回れる 【Drill】ボールを両足で挟んで打つ 大きめのゴムボールなどを両ひざに挟んだ状態で打つと、スウィング中にひざを左右に揺らさずに打つ感覚が身につく <取材後記>右足に乗ろうとしすぎてましたテークバックで右に体重を「乗せなきゃ」とばかり思っていて、それが、ひざが流れる原因になってました。両ひざにボールを挟んで打ったら、ずれずに回る感覚がわかりました。 月刊ゴルフダイジェスト2021年9月号より
  • PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei SugawaraTHANKS/東香里ゴルフセンター 読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「フェアウェイウッドでダフる」というもの。その解決法とは? 教える人/堀田晃宏ほったあきひろ。64年生まれ、大阪府出身。17年、18年、GDジャパンロングドライブ選手権・スーパーシニア部門2連覇。20年、WLDCジャパン・グランドシニア部門優勝。レッスンは動きの連動性を重視する <今週のお悩み>「フェアウェイウッドで ダフリがよく出ます」 ●小笠原明香さん(50歳/身長157.5cm/ゴルフ歴3年/ベストスコア97/平均スコア100)トップで頭が左に傾いていて、重心が左にかかってしまっているのがわかる。この位置からだと、一旦、右足に重心を移してからでないと、クラブを引き下ろすのが難しいので、右重心インパクトになりやすく、ダフりやすい 小笠原 フェアウェイウッドでよくダフります。堀田 トップで頭が左に傾いているのが、まず気になりますね。頭が傾くということは、その方向に軸も傾くということなので、スムーズな軸回転ができなくなります。切り返しで、無駄な重心の入れ替えが必要になって、それが原因でヘッドが早く落ちちゃう。小笠原 それでダフリが多いんですね。堀田 そういうことです。両足を閉じて、1本の軸を意識して何回か素振りをすると、頭を真っすぐにしたまま体の回転で振る感覚がわかりますので、通常のスタンスに戻しても、その感覚のまま振れるはずです。小笠原 切り返しのところが、前よりスムーズになった感じがします。堀田 もうひとつ問題なのが、ハーフウェイダウンでクラブ(ヘッド)の位置がインサイドすぎることです。シャフトが地面と平行になる地点で、ヘッドが背中側に入っていると、イン-アウトにしか振れないですから、ヘッドが下から入りすぎて、ボールの手前に接地しやすいんです。もし、軌道がアウト-インだったら、ヘッドは上から入りやすいですよね? 現状はその逆になっているということです。小笠原 ハーフウェイダウンで、クラブが正しい位置を通過しないと、ダメってことですね。堀田 正しい位置でクラブを止めて、そこからまた振りかぶって打つ、というドリルをやるといいですね。 クラブがインから入りすぎている ハーフウェイダウンでヘッドが背中側にあるヘッドが自重で早く落ちるダウンスウィングの途中で、シャフトが地面と平行になる地点では、ターゲットラインとも平行になっているのが理想。インサイドすぎる位置にクラブがある(ヘッドが背中側にずれている)と、ヘッドが上から入りにくい これで解決!「ダウンスウィングのクラブ軌道をチェックしよう」 Drill ハーフウェイダウンで止めて再度トップを作る トップから手元が腰の高さまで下りてきたところでスウィングを止め、クラブのポジションを確認。シャフトが飛球線と平行になっていれば、いい軌道で下りている証拠。ズレていたら、正しいポジションにクラブを戻し、再度トップを作ってからボールを打つ Point頭を傾けずに体を回転させる トップで頭が傾くのは、体の回転範囲を超えて、手でクラブを持ち上げようとしている証拠。両足を閉じて、体の回転主体でクラブを上げると、頭は傾かなくなる 週刊ゴルフダイジェスト2021年6月22日号より

アイアンが全然真っすぐ飛ばない!

  • 読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「アイアンが狙ったところに打てない」というもの。その解決法とは? PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/小手指グリーンゴルフ 教える人/藤原慶昌 ふじわらよしまさ。80年生まれ、東京都出身。ゴルファーひとりひとりの個性を尊重し、肩や腰など、体への負担がかからないスウィング作りに定評がある。PFGA所属 <今週のお悩み>「アイアンでボールが狙った方向に飛びません」 ●福園華名子さん(身長163cm/ゴルフ歴2年/ベストスコア118)ダウンスウィングで腰のスライド量が大きく、回転量が少ない。そのため、インパクトで手元が止まってスクーピング(すくい打ち)動作が起き、その後、クラブを左に振り抜けず、左ひじが引けてしまっている(3~4コマ目) 福園 ラウンドはまだ5~6回くらいなんですが、コースに出て思ったのは、全然、狙ったところにボールが出ていかないことです。(同伴競技者から)体が「突っ込んでる」って言われるんですが……。藤原 確かに、腰のスライド量が多くて、それに上体がついていってしまっている部分はありますね。でも、それより気になるのは、インパクトで左手首が甲側に折れて、いわゆるすくい打ちになっているところです。インパクトでは逆に、左手首を手のひら側に折る感じで、ハンドファーストに当てないと、スクエアにヒットできません。 ヘッドではなく手元を振る意識が強すぎます (1)インパクトで左手首が甲側に折れる(2)フォローで左ひじが引ける狙ったところにボールを運ぼうとすると、「手元」をターゲットラインに対して真っすぐ動かそうとしすぎてしまう。それにより腰の回転が止まり、すくい打ちや左ひじの引けが起こりやすくなる 福園 左手首を意識して振るのは難しいです。藤原 右手首ならどうですか? ダウンスウィングの途中で右手首が(甲側に)曲がりますが、その状態を最後までキープしてインパクトする感じで振ってみてください。動きをわかりやすくするために、右手だけでやってみてもいいかもしれません。福園 右手のほうが意識しやすいですね。インパクトしたら、手を返せばいいんですか?藤原 いえ、右手のひらを目標方向に向けたまま、体の回転で手元を左に振っていく感じのほうがいいです。そうすると、自然に腰が回転するので、上体の突っ込みも抑えられますから。福園 フェースがスクエアなままでも、フォローを出していけるんですね。これならきちんと狙ったところにボールを出せそうです。 これで解決!「手首の動きを極力抑えて 体の回転を使って打とう」 Point 1右手首をずっと背屈させて振る インパクトでは、左手首を掌屈させ(手のひら側に折り)、右手首を背屈させる(甲側に折る)ことが必要だが、右利きの人の場合は、左手首を意識するのが難しいので、右手首を意識するほうがいい ダウンスウィング途中から右手首の角度をキープして振る Point 2インパクト後は右手を返さない インパクト後もある程度のところまでは、右手の背屈状態を保ったまま振り抜く。フェースがスクエアな時間が長くなり、方向性がよくなる。すぐに右手を返すと出球が散らばりやすい Drillハーフスウィングでハンドファースト打ち 短いフォローで、ハンドファースト(右手首の背屈)をキープしたままボールを打つ(写真)。インパクトでフェースをスクエアにする感覚がわかる 週刊ゴルフダイジェスト2021年10月19日号より 「ゴルフジム」バックナンバーはこちら

左へのミスを防ぎたい!

  • PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei SugawaraTHANKS/ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)東京校 読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「コースで左のミスばかり」というもの。その解決法とは? 教える人/青山裕美 あおやまゆみ。71年生まれ、東京都出身。95年から江連忠に師事し、09年、JLPGAティーチングプロフェッショナルA級を取得。個性を重視し、結果が出せるポイントを的確に把握して指導する手腕に定評がある <今週のお悩み>「コースで左のミスばかり出てしまいます」 ●田中紀子さん(45歳/ゴルフ歴1年/ベストスコア89/平均スコア105/身長152㎝)トップでフェースが空を向いていて、完全にシャットフェースになっている。そこから、フェースを一度も開くことなくインパクトを迎えているので、フェースがかぶって、ボールが左に飛びだす確率が高くなっている 田中 コースだと左のミスばっかりなんです。青山 トップでフェースがかなりシャットになっていますね。ほら、左手首が手のひら側に折れて、フェースが空のほうに向いていますよね? アマチュアの場合、逆に手の甲側に折れて、フェースが開く人のほうが圧倒的に多いので、田中さんみたいな人は珍しいです。田中 ソフトボールをやっていたので、腕の力が強いんだと思います。 左腕の使い方が“うますぎる”のが問題です 左手でクラブを押しすぎているトップで左手首が手のひら側に折れるテークバックで、左サイド全体でクラブを押し上げる理想的な上げ方ができているが、その際に「押す」意識が強すぎて、右ひざの横ずれや、左肩の落下などを誘発している 青山 なるほど。左サイドから押し込むようなテークバックはすごくいいのですが、腕とクラブがほとんど一体のまま上がっていくところは気になります。もう少し指先の感覚を使って、手元は低いまま、ヘッド側を持ち上げるようなイメージがあると、極端なシャットになりにくくなります。指先だけで軽く握って、ヘッドをヒョイと持ち上げるようなワッグルをすると、テークバックの初動のイメージがつかめます。田中 テークバックの途中まで、ほとんどヘッドだけが動く感じですね。青山 左サイドで押す意識が強すぎると、左肩がガクンと下がったり、右ひざが流れたりして、ますますシャットに上がりやすくなるんです。最初に少しだけでもヘッドを動かす意識があると、そのあと左肩を下げずに押し込んでいけます。フェースがシャットになりすぎず、体のねじれが強くなっているので、そのポジションから下半身リードで下ろしてくると、フェースはかぶりづらくなります。 これで解決!「左腕を固めすぎず、ヘッド側を持ち上げるイメージで上げよう」 Point手元を低くしてヘッドを上げる テークバック初期は「てこ」の要領で、グリップエンド側を下げ、ヘッドを持ち上げるようなイメージがいい。腕とクラブの全部が持ち上がると、フェースが閉じやすい Drill 1スプリットハンドでテークバック 両手の間隔を離して握り、左手を支点に右手でヘッドを持ち上げるようなイメージでテークバックをスタートさせる。スタート直後のフェースの向きや、手首の使い方がわかる Drill 2ヘッドをくるくる回すようにワッグル 手元をなるべく動かさず、ヘッドで円を描くようにワッグルを繰り返すことで、テークバック初期のヘッドの動かし方の感覚がつかめる 週刊ゴルフダイジェスト2021年9月14日号より 「ゴルフジム」バックナンバーはこちら

バンカーから一発で脱出したい!

  • PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei SugawaraTHANKS/東香里ゴルフセンター 読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「バンカーがうまく打てない」というもの。果たして解決方法は? 読者記者No.1745 加地亜衣さん ●37歳 ●会社員 ●ゴルフ歴/2年10カ月 ●ベストスコア/106 ●平均スコア/110 ●164.5㎝ ●ドライバー飛距離/170ヤード 先生/今井和浩 65年生まれ、大阪府出身。ポジション、スウィングプレーン、リズム、バランスを整えることを基本に、多くのアマチュアを指導。特に初心者の指導に定評がある。東香里GC支配人 加地さんのお悩み「バンカーでいつもトップしてしまう」 バンカーが苦手です。いつもトップしてしまい、出ないか、出ても「大オーバー」が多いです。どうしたらきれいに砂を取ってやわらかいバンカーショットができますか? ヘッドを上から打ち込もうとして、右サイドが下がっているのが気になるところ(2~3コマ目)。バンカーではできるだけ、振り子の支点を固定して打ちたい 加地 何でトップばかりするんでしょうか。今井 ボールを上げようとすると、右肩が下がるじゃないですか。そうするとダフりやすくなるので、反射的にヘッドを持ち上げちゃう。それでトップするんですね。加地 右肩を下げなきゃ大丈夫ってことですか?今井 そうです。トップから右肩を支点にして、右腕をドンと伸ばす感じですね。そうすると、ボールの近くに、いい感じにヘッドが落ちるので、ほかに何もしなくてもボールは上がるんです。加地 ボールの後ろにぴったりヘッドを入れなくていいんですか?今井 そんなことは考えなくていいんです。目玉焼きの黄身がボールだとしたら、白身の部分ごとすくう感じで、アバウトに打てば、ウェッジがちゃんとボールを上げてくれるんですよ。目玉焼きの写真をプリントしたものがあるので、実際に打ってみてください。加地 あ、ソールが滑るってこういうことなんですね。 <問題点>球を上げようとして右肩が下がる ボールを上げようとして右肩を下げると(写真)、最下点手前にヘッドが落ちる。それを嫌ってヘッドを持ち上げるとトップになる 記者「どうしたらボールが上がりますか?」プロ「右肩を下げずに打つと楽に上がります」 トップの右肩の高さを変えずに振ると、スウィングの円弧の「支点」が固定され、最下点の位置にヘッドが戻りやすくなる。また、遠心力を効果的に使えるので、適切なタイミングでリリースでき、砂の抵抗にも負けづらい Point 1インパクト後は左足に乗っていく インパクト後も「振り子」を止めずに、左足に乗っていく(写真)。右重心だとトップしやすい Point 2ボールの周囲15センチを丸ごとすくう 直径15センチくらいの紙を砂に置き、その上にボールを置いて打つと、どこにヘッドを入れればいいかがわかる 今井プロ特製!バンカー練習用「目玉焼き」 目玉焼きの「白身ごとすくう」というのは、昔からあるバンカーショットのアドバイス Drill両足を閉じて打つ 両足を閉じて打つと、右肩を下げられない(下げるとバランスが崩れてしまう)。振り子の最下点で打つ感覚がわかる <取材後記>ソールの使い方がわかったバンカーはウェッジのソールを使うってよく言われますが、その意味が初めてわかった気がします。無理に上げようとしなくても、ウェッジが勝手に上げてくれるんですね。 月刊ゴルフダイジェスト2021年10月号より