Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • 【人気連載アーカイブ】らくトレVol.7 猫背で体が回りにくい人にオススメ「D字」ストレッチ【動画あり】

【人気連載アーカイブ】らくトレVol.7 猫背で体が回りにくい人にオススメ「D字」ストレッチ【動画あり】

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、ヨガでもよく行われる動的ストレッチ教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Atsushi Tomura MODEL/Kanako Mizutani(GOLULU)


メニューNo.7

「D字」ストレッチで回りやすい体に


スウィングの再現性を高めるには、体の背面をしっかりと使えるかどうかがカギになります。今回は渋野選手も毎日行っている「D字」ストレッチを紹介します。


【STEP1】
つま先を床につけ正座の姿勢を取る

つま先とひざを床につけ、正座のような姿勢で座ります。脚やひざに張りや痛みを感じる場合、無理をする必要はありません。左下に紹介した、寝ながらできるメニューを試しましょう

【STEP2】
両手を後方に回し両かかとに添える

両手を後方に回し、左手で左かかと、右手で右かかとに触れます。必然的にお尻が少し浮き上がり、上体が前のめりになりますが、自然な体の動きなので問題ありません

【STEP3】
指先をつけたままお尻を上げる

指先がかかとから離れないようにしながら、お尻を持ち上げて体を起こしていきます。この時点で肩甲骨、背筋、お尻など、体の背面の筋肉が縮まっていくはず。この体勢でもエクササイズとして十分な効果があります

【STEP4】
腰と胸を前方に突き出しD字を作る

体の背面の縮まりを感じたら、今度は腰と胸を前方に突き出し、体の前面を伸ばして「D字」を作っていきます。力任せに体を反らせるのではなく、息を吐きながら胸を開くイメージで、呼吸を意識しながら上体を反らせていくのがコツです

体が硬い人は「寝ながら」でOK

今回の「D字」ストレッチは、体が硬い人には難度が高いかもしれません。STEP3の体勢でもキツイと感じる人は、仰向けに寝ながらお尻を高く持ち上げるだけでも効果があります。床に寝た状態からひざを立て、そこからお尻を持ち上げて5秒間キープ してください。余裕があれば、お尻を上げた状態で片脚を上げ、ひざを伸ばすとエクササイズ効果が高まります

ここに効く!
肩甲骨、背筋、お尻など体の背面が縮まり、胸、腹筋、股関節など体の前面が伸ばされます。日常生活には少ない動きなので、上半身の前面・背面をしっかり刺激できます

どのくらいやるの?
D字を作った状態で2~5秒キープするエクササイズを3~5回行うことができれば理想的ですが、STEP3の体勢をキープするだけでも効果があります

こんな人に!
背中が丸まった状態を元に戻すことができるので、猫背になりやすい人や、それが原因でスウィング軸が安定せず、肩が回りづらい人におすすめです

どんな効果が?
肩甲骨や背筋、お尻が上手に使えるようになると、体の回転がスムーズに行えるようになります

正しい動きを動画でチェック!

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2020年4月7日号より