Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【ミナセの小部屋】Vol.55 切り返しからの踏み込みは母趾球? それともかかと側?

【ミナセの小部屋】Vol.55 切り返しからの踏み込みは母趾球? それともかかと側?

PHOTO/Takanori Miki

1年で50ヤードも飛距離を伸ばした『ゴルル』メンバーの小澤美奈瀬が飛ばしの秘訣を伝授する本連載。今回は地面反力を使って飛ばすために切り返しで意識するポイントについて教えてもらった。

小澤美奈瀬
おざわみなせ。1992年生まれ、愛知県名古屋市出身。小誌・美女ゴルフユニット『ゴルル』メンバー。現在、ミニツアーなどに参戦しながら、主に東京や名古屋などで飛距離アップのレッスンを行っているUSLPGAティーチングプロ
前回のお話はこちら

こんにちは! 小澤美奈瀬です。蒸し暑い日が続きますが、毎日汗だくになりながら振り切ってます(笑)。さて、今回はダウンスウィングで踏み込むときに、意識すべき部位とタイミングについてお話ししたいと思います。

ここ数年、“地面反力”という言葉を耳にするかと思います。簡単にいうと、ダウンスウィングで左足を踏み込んだときの地面からの反発力を利用して、体の回転力につなげるということです。これは、飛距離アップに重要なファクターだと思っていますし、逆にいえば、飛ぶ人でこの踏み込みを使っていない人は、おそらくいないと思っています。

では、足裏のどこで踏み込んでいけばいいのでしょうか。答えは「左足母趾球」です。絶対にダメなのは、かかと側です。最終的にはかかと側も踏み込んでいくのですが、最初につま先側の母趾球で踏み込めていないと、インパクトで左腰が引けたり、上体が伸び上がったりしてボールに力を伝えられません。

そして踏み込むタイミングは、「トップからダウンスウィングに移行する瞬間」。クラブを上げ、トップに到達し、ダウンに入っていく切り返しの瞬間に「グッ!」と左足母趾球を踏み込むことができれば、必ずヘッドが走り、初速の速い飛ぶボールが打てるようになります。

左足母趾球を踏むと前傾角度が保たれる

ダウンスウィングに入る瞬間、左足の母趾球を意識してしっかり踏み込むことで、インパクトで重心が浮かずボールにパワーを伝えやすくなる。最初にかかと側を踏み込んでしまうと、上体が起き上がってしまい、クラブが下から入って振り遅れやすくなるという

週刊ゴルフダイジェスト2021年7月20日号より