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【人気連載アーカイブ】ミナセの小部屋 Vol.32「切り返しは“左足の母趾球”で踏み込むべし」

1年で50ヤードも飛距離を伸ばした『ゴルル』メンバーの小澤美奈瀬が飛ばしの秘訣を伝授する本連載。今回は、ヘッドが走る正しい切り返しの方法について教えてくれた。

PHOTO/Takanori Miki

小澤美奈瀬
おざわみなせ。1992年生まれ、愛知県名古屋市出身。小誌・美女ゴルフユニット『ゴルル』メンバー。現在、ミニツアーなどに参戦しながら、主に東京や名古屋などで飛距離アップのレッスンを行っている。USLPGAティーチングプロ

前回のお話はこちら

踏み込む場所とタイミングが大事

今回紹介する飛ばしテクは、「左足の踏み込み」です。

レッスンしていると、「トップからの切り返しはどうすればいいですか?」とよく聞かれることがあります。とてもいい質問なのですが、トップを作ってから切り返しに移るという考え方はあまりよくありません。

実は「切り返し」というのは、トップに到達する“前”に行わなければならないのです。トップを作ってから切り返そうとすると、ダウンでタメが作れず、腰が引けて上半身主導で振り下ろすことになりやすいので、ボールに上手く力を伝えることができません。


そこでやってほしいのが、トップに入る前に、左足の母趾球(上の写真で私が押さえている部分)で地面を踏み込んでほしいんです。

たったそれだけで、左腰が引けずパワーを受け止められるので、ボールを強く叩くことができます。踏み込み方としては、ほんの一瞬グッと強く踏むだけでOKです。

踏み込むタイミングさえつかめば、とても簡単にヘッドを走らせることができるので、ぜひ試してみてください。

トップに入る直前に踏み込むと体が開かない

テークバックしてトップに入る直前に、左足の母趾球を“グッ”と踏み込む。これにより、ダウンで右肩が突っ込まず、体の右サイドに懐が深くできるため、クラブを体の近くに通しやすくインパクトでボールを力強く押し込めるようになる

切り返しの段階で左足のかかと側に踏み込んでしまうと腰が引けてクラブが外から下りやすくなる

週刊ゴルフダイジェスト2020年7月28日号より