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【藤田寛之のバンカー講座 #1】「手打ちでOK!」「体重は左足」アマチュアの素朴な疑問にお答え!

タイガー・ウッズも指導していた名伯楽ブッチ・ハーモンをして「100ヤード以内ならフジタは世界最高の選手」と言わしめた藤田寛之。なかでもバンカーショットは、プロの誰もが舌を巻くほどの技術を持ち合わせる。そんな藤田に、アマチュアゴルファーから寄せられたバンカーに関する素朴な疑問をぶつけたみた。

PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/葛城ゴルフ倶楽部

解説/藤田寛之
1969年生まれ。168センチと小柄な体型ながら、得意のショートゲームを磨き上げ、2012年には年間4勝を挙げ賞金王に輝く。メジャー3勝を含むツアー通算18勝。

「アドレス」に関する疑問

Q. スタンスはオープンにしますか?

A. スタンスの向きよりも、肩のラインを飛球線と揃えることのほうが重要です。

Q. フェースは開きますか?

A. 必要に応じて開きますが、「開き方」がすごく重要です! >>開き方のポイントはこちら

Q. ボール位置はどこですか?

A. 状況によって変わるけど、ボールを上げたいときは左足側に置きます。

Q. 右足と左足の体重配分は?

A. 左に乗せておくのがオススメ。最大7割くらい左に乗せるぐらいの気持ちでもいいでしょう。

Q. 足はしっかり埋めますか?

A. 若干埋めますが、足場を作るのではなく軽く安定を図るために埋めます。

「打ち方」に関する疑問

Q. バンカーは力がないと難しいですよね?

A. 力は要りません。ヘッドの重さだけで十分出せますよ。

Q. アウトサイドインに振るんですか?

A. 左足下がりや目玉などの特殊な状況以外は通常通りに振ります。

Q. ベタ足で打つんですか?

A. 僕はスウィング軸が安定するからベタ足をオススメします。

Q. ボールのどれくらい手前を打つんですか?

A. ボールの2~4cm手前です。

Q. フェースは返す? 返さない?

A. フェース面の意識よりヘッドの動きやシャフトの向きのほうが大事です。

Q. 手打ちじゃダメですか?

A. 全然オッケー! プロでバンカーから大振りする人いないですからね!

「イメージ」に関する疑問

Q. どんな音をイメージしてますか?

A.「スパーン」「ターン」「トーン」といった感じ。「ドン」ではないですね。

Q. 距離感はどうやって出すんですか?

A. ヘッドの入射角にもよりますが、2~3倍の距離を打つ感覚ですね。

Q. クラブは振り切る? 止める?

A. ライン出しのときは止めることもありますが、イメージが湧きやすいほうでいいと思います。

>>バンカーの大基本! フェースの正しい開き方
>>打ち方のポイントは? エクスプロージョンの極意

週刊ゴルフダイジェスト2022年1月11・18日合併号より

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