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ゴルファーのリアル悩みにお答え!「アイアン」のミスが激減するオススメ記事10選

ゴルファーのリアルな悩みに答える「週刊ゴルフダイジェスト」の連載「ゴルフジム」、月刊ゴルフダイジェストの連載「読者記者」から、アイアン上達に効果のあるレッスンをピックアップ。どこからでもビシッとグリーンをとらえられるショット力を手に入れよう!

お悩み1
引っかけのミスが多い

  • 読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「アイアンが左右にブレる」というもの。その解決法とは? PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)東京校 教える人/岡本和也 おかもとかずや。78年生まれ。03年から江連忠に師事。TPI公認インストラクター。対面でのレッスンが「わかりやすい」と、アマチュアだけでなくプロからも定評がある。また、クラブセッティングにも精通 <今週のお悩み>「アイアンの球が左右にブレやすいです」 ●松本龍夫さん(58歳/身長173cm/ゴルフ歴30年/ベストスコア88/平均スコア97)トップでフェースが空を向いていて、シャットになっている(2コマ目)。トップがシャットの人は、ダスティン・ジョンソンのように積極的に腰を切っていく動作が必要になるが、それがうまくできていないため、このままだと引っかけやすい 松本 アイアンがブレやすくて……。引っかけやフックが多いんですが、それを気にしすぎると、右に真っすぐプッシュします。岡本 松本さんは、トップがシャットなので、もっと積極的に体の左サイドを「いなして」やらないと、インパクトでフェースがかぶります。ダスティン・ジョンソンも松本さんと同じく、トップがシャットですけど、左腰を思い切り回して、ハンドファーストを強めることで、スクエアにインパクトしているじゃないですか。あの左サイドの動きが必要なんです。 左腰が回らずにスライドしています トップで左手首を「掌屈」している左腰が振り抜きの邪魔になっているトップで左手首を掌屈し(手のひら側に折り)、フェースを閉じている。このタイプは左腰を強く回す必要があるが、左腰が回らずに、左にスライドしているため、クラブをうまく振り抜けていない 松本 左腰を回すのが、苦手なんですよね。岡本 ダウンスウィングで腰が前に出たり、目標方向にスライドしすぎたりすると、腰を回転しづらくなります。切り返し以降は、上体の前傾をキープしたまま、腰だけを回していけると最高ですが、けっこう難しいので、まずはテークバックで骨盤を傾けたまま回すことを意識してみてください。ダウンスウィングは、テークバックの動きを反対回しにするイメージで回すと、意外と簡単に回せます。松本 骨盤を意識してテークバックすると、今まで、自分が思っているほどは腰を回せていなかったことがわかりますね。最初から腰を意識するから、切り返し以降も意識しやすいです。岡本 左サイドがうまく「いなせる」と、手を返さずに、ヘッドを左に振っていけます。ヘッドをしっかり走らせつつ、ボールがつかまりすぎないんです。 これで解決!「左腰をしっかり切って思い切って左に振り抜こう」 Point 1腰を切ってヘッドを左に振る 左へのミスが出る人は、左に振るのが怖くなり、そのせいでますます腰が止まってしまう。逆にしっかり腰を回すと、フェースは遅れて開くので、左に振っても引っかけづらい Point 2トップでフェースをスクエアにする トップでフェースを閉じることは、必ずしも悪い動きではないが、左へのミスが多発する場合は、左手首の掌屈の度合いを抑えて、フェースをややスクエアに戻すほうがいい Point 3フォローでは手を返さない インパクトで左手首は手のひら側、右手首は甲側に折れるが、フォローはその形のまま押し出していけばいい(写真左)。右を上にして返すと、フェースがかぶってしまう(写真右) 週刊ゴルフダイジェスト2021年9月28日号より 「ゴルフジム」バックナンバーはこちら
  • 読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「ショートアイアンで引っかけてしまう」というもの。果たして解決方法は? PHOTO/Hiroshi Yatabe TEXT/Daisei Sugawara THANKS/ウェルグラスゴルフピア 読者記者No.1742 菊地光彦さん ●50歳 ●会社員 ●ゴルフ歴/20年 ●ベストスコア/81 ●平均スコア/96 ●173㎝・72㎏ ●ドライバー飛距離/270ヤード 先生/横山健司 71年生まれ、東京都出身。04年、JPGA・A級ティーチングプロ資格取得。ヨコヤマ・ゴルフスクールを主宰し、都内を中心に多くのアマチュアを指導。参松ゴルフ㈱所属 菊地さんのお悩み「ショートアイアンで引っかけてしまう」 コースだとアイアンの引っかけが急に出始めます。ショートアイアンでも引っかけが出て、グリーンを外すのでスコアメイクが難しいんです 大きなクセがあまりない、バランスの取れたスウィング。ダウンスウィング後半からインパクトにかけて、強くボールをつかまえようとする動きがあるのが引っかけの原因か 菊地 PWでも引っかけるから、怖くて振れないんです。そうすると、右にもミスが出ちゃって……。横山 コースでの引っかけは、アドレスが問題なことが多いです。引っかけは、右を向いて構えてしまうと悪化しますから、目標に対してきちんとスクエアに構えることが大事です。菊地 一応、足元のラインは毎回、気にしているんですが。横山 菊地さんは、左足のつま先が少し開いているので、足元だけ見ると少しオープンに感じます。それをスクエアに戻そうとして、結果的に右を向いてしまうんですね。足元はオープンのままにしておいて、両ひざのラインをスクエアの基準にするといいでしょう。菊地 なるほど。横山 それと、菊地さんは右手を手のひらで握りすぎていて、それがダウンスウィングでフェースを閉じる動きを強くしています。もう少し指先で握ると、自然なフェースターンで打てますよ。 <問題点>コースでは右を向きやすい 練習場はアドレスの助けになる直線がたくさんあるが、コースにはそれがないので、アドレスの向きが狂いやすい 記者「コースだと右向きに構えてしまいます」プロ「ひざのラインを特に気にしましょう」 引っかけ傾向のある人が、右を向いてアドレスしてしまうと、より強く引っかけが出てしまう。コースで目標に対してスクエアに構えるには、特にひざのラインのスクエアを意識すると、向きが狂いにくい Point 1右手は指先でクラブを引っかける感覚 右手を手のひらで握るクセがあると、ダウンで右手が強くなりやすい。右手は指先で「引っかける」ように握るほうがいい 中指と薬指だけでクラブを操作してみよう 右手の中指と薬指で、グリップを引っかけるように握って振る。2本の指でクラブを操作する感覚がわかる Point 2フェースを無理に閉じようとしない ショートアイアンは構造的に引っかけやすいので、自分でフェースを閉じずに、自然なフェースターンにまかせるのがいい Drill右手のグリップを開いたまま打つ 右手の中指と薬指だけをしっかり握り、人さし指と親指は完全に開いた状態でボールを打つ(写真)。右手を使ってフェースを閉じる動作ができないので、ダウンスウィングの自然なフェースターンを感じられる <取材後記>右手の使い方がカギですねゴルフを始めた当初はスライス系だったので、右手でフェースを閉じるクセが残っていたみたいです。右手の使い方を変えたら、引っかける感じがスッと消えたのでうれしかったです。 月刊ゴルフダイジェスト2021年10月号より 「読者記者」バックナンバーはこちら こちらもチェック! https://my-golfdigest.jp/lesson/p34524/

お悩み2
ダフリのミスが多い

  • 読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「アイアンが芯に当たらない」というもの。果たして解決方法は? PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/ウェルグラスゴルフピア(東京都町田市) 読者記者No.1748 角能正章さん ●63歳 ●ゴルフ歴/20年 ●ベストスコア/89 ●平均スコア/100 ●174㎝・72㎏ ●ドライバー飛距離/250ヤード 先生/横山健司 71年生まれ、東京都出身。04年、JPGA・A級ティーチングプロ資格取得。ヨコヤマ・ゴルフスクールを主宰し、都内を中心に多くのアマチュアゴルファーを指導。参松ゴルフ㈱所属 角能さんのお悩み「アイアンが芯に当たらない」 アイアンで芯を食ったナイスショットは1ラウンドで1〜2回、あるかないか。ほとんどがダフリやトップで、全然芯に当たらないんです 右手を主体にクラブを振り下ろしているので、インパクトで左ひじが浮いている(4コマ目)。また、右肩が下がっているのも、右手を使いすぎている証拠 角能 アイアンがダフリ、トップで、なかなか芯に当たりません。横山 明らかに、右手を強く使いすぎていますね。インパクトで右肩が下がりすぎるのは、右手が強い人の特徴です。右肩を下げて、右手で下からクラブを入れるので、ダフりやすいし、振り遅れます。角能 右手は確かに、強く使っている自覚はあります。横山 クラブは、左手を支点にして、右手で車の「ワイパー」みたいに動かすのがいいんです。いわゆる「右手が上」の状態ですね。それにはまず、両手のグリップをできるだけ詰めて握ることが大事です。左右の手の間隔が離れるほど、右手だけで振れるようになっちゃいますから。それと、左手はグリップを上からしっかり押さえる感覚が必要です。ハーフウェイダウンの形で、ヘッドを下向きに押されたとき、右手を支点に左手を押し下げて、ヘッドが落ちないように支えるイメージですね。これができると、「右手が上」の状態で振りやすくなります。 <問題点>右手を強く使いすぎる 右肩が下がる右肩が前に出る右手の力が強いと、右肩が下がってダフリ、あるいは右肩が前に出て、アウト-イン軌道からスライスになるミスが出やすくなる 記者「強く打つと必ずダフります」プロ「右肩を下げずに回ればダフりづらくなります」 アドレスの右肩の高さを覚えておき、インパクトでその高さより低くしないようにしながら、ヘッドをボール位置に戻す(写真)。右肩を下げなければ、ヘッドがボールの手前に落ちる(ダフる)ことは少ない Point 1クラブを「ワイパー」のように動かすイメージ インパクトゾーンでは、左手を支点にヘッドが手元を追い越すように動いている。体を起こした状態でこの動きを再現すると、クラブが車の「ワイパー」のように動くのがわかる。左手は支点なので、右手より強い力で支えることが必要 Point 2ハーフウェイダウンでは左手を下向きに押し込む ハーフウェイダウンでクラブを上から押さえつけられた場合、同じ力で左手を押し下げないとヘッドが落ちる。左手はずっと下向きに圧力をかけ続けながらインパクトを迎える Drill 1両手の間隔を詰めて握る 練習では、あえてインターロッキングで手の間隔を詰めると、右手だけで振れなくなり、左右の力のバランスがよくなる Drill 2左手を開いた状態で振る 左手を握らずに、手のひらにグリップエンドを押し当てて振る。インパクト直前まで、左手はずっとクラブを押し続けることがわかる <取材後記>ヘッドが直線的に下りるようになった今までは、インパクトでボールをすくい上げるような感覚があったのですが、左手をしっかり押し下げたら、ヘッドが上から直線的にボールに当たるような感覚に変わりました。 月刊ゴルフダイジェスト2021年11月号より
  • 読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「ラウンド後半にダフリが増える」というもの。果たして解決方法は? PHOTO/Hiroshi Yatabe TEXT/Daisei SugawaraTHANKS/ミライズゴルフアカデミー 読者記者No.1744 寺田光さん ●40歳 ●自営業 ●ゴルフ歴/4年 ●ベストスコア/106 ●平均スコア/110 ●175㎝・70㎏ ●ドライバー飛距離/240ヤード 先生/西村至央 1977年生まれ。伊澤利光にゴルフ理論を学ぶ。世界ジュニア出場。専修大学ゴルフ部出身。ミライズゴルフアカデミー(神奈川県鎌倉市)を主宰し、プロ、アマチュアを多数指導する 寺田さんのお悩み「ラウンド後半にダフリが多くなる」 ダフリとトップだと、ダフリのほうが多いですが、ラウンド後半になると疲れからか、ダフリの頻度が一気にアップします。そもそもダフらないスウィングを身につけたいです ボール位置がかなり右足寄りなのは、ダフりたくないという気持ちの表れか。ただ、ボールを右足寄りに置くことで、リリースを早めざるをえなくなっている 寺田 ダフリが多くて……。特にラウンド後半に多くなります。西村 ボールがかなり右足寄りなのは、ダフりたくないからだと思いますが、実はそれが逆効果なんです。ダフらないためには、できるだけ長く手首の角度をキープして、体の回転を多くして打つことが大事なんですが、それには、ボールは左足寄りのほうがいいんです。右足寄りにあるボールは、体を回すと当たらなくなるので、回転を止めて、ヘッドを早くリリースするしかなくなります。そうすると、体重も右足に残りやすいので、ますますダフるわけです。寺田 そういうことか。西村 ダウンスウィングでは、なるべく長く手首の角度をキープして、最後までヘッドを「落とさない」ことが大事です。お辞儀をするようなイメージで上体を起こさずに、体(腰)を速く回すと、ヘッドが落ちにくくなります。両かかとを浮かせて、つま先立ちの状態で振ると、上体を起こさずに振る感覚がわかると思います。 <問題点>リリースが早く上体が起き上がる ボールに「当てよう」という意識が強いと、リリースが早くなり、ダフりやすい。また、それを嫌がって上体が起きやすい 記者「もっと目線を高くしたらダフりませんか?」プロ「逆にお辞儀する感じで上体を低くしてください」 ダフリが多いと、もっと「姿勢を起こそう」と思いがちだが、それがリリースを早めてヘッドを早く「落とす」原因になる。逆に、お辞儀をするように体勢を低くして下ろすと、最後まで手首の角度がキープされやすく、結果的にダフりにくくなる Pointお腹を引っ込めてアドレスする アドレスで腰が反っていると、トップで伸び上がりやすい。腹筋を縮めて、背中から腰までを真っすぐにして構える Drill 1両かかとを上げたままスウィング アドレスで両かかとを浮かせ、つま先立ちの状態でボールを打つ。バランスを取るのが難しければ、かかとにボールを挟んでもいい。かかと体重の状態からスタートすると、必ず上体が起きたスウィングになるので、手元を低く下ろすことができない。つま先体重からスタートすると、バランスを取るために、上体の前傾はむしろ強まる つま先重心だと上体が起きづらい つま先体重だと、上体の前傾を強めたまま振る感覚がわかり、手元を低く、なおかつ手首の角度を長くキープした状態で振れる Drill 2最初に手首に角度をつけて振る スウィング途中で自然に手首が曲がっても、「曲がった」と認識されにくい。最初にはっきりコックを使うと、手首の動きが意識でき、「曲げたまま」も可能になる <取材後記>ダフらない仕組みがわかった上体を低くしたら、余計にダフるんじゃないかと思いましたが、体の回転を止めなければ大丈夫だということがわかりました。つま先立ちのドリルは感覚がわかりやすかったです。 月刊ゴルフダイジェスト2021年10月号より

お悩み3
トップのミスが多い

  • 読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「アイアンがトップ気味に当たることが多い」というもの。その解決法とは? PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/取手桜が丘GC 教える人/吉田洋一郎 よしだひろいちろう。78年生まれ、北海道出身。世界のスウィング理論に精通する「ゴルフスウィングコンサルタント」。欧米のトップインストラクターに直接指導方法を学び、ティーチング資格を多数保有。19年度「レッスン・オブ・ザ・イヤー」受賞 <今週のお悩み>「アイアンで起き上がってしまいトップ気味のボールが多いです」 ●郡司一弥さん(57歳/身長171cm/ゴルフ歴35年/ベストスコア71/平均スコア84)ダウンスウィングで、クラブを縦に振り下ろすイメージが強いため、ヘッドの遠心力と引っ張り合う形でやや上体が起き上がり気味になっている。もう少し、ダウンスウィングの軌道をフラットにすることで、起き上がりは抑えられるはず 郡司 アイアンがトップ気味なんです。ダウンスウィングでちょっと起き上がっている感じがします。吉田 郡司さんは、少しクラブ軌道がスティープ(急角度=縦振り)なので、クラブの遠心力のベクトルが真下に近い方向に向かっています。そうすると、それを上向きに引っ張って相殺する力が必要なので、上体が起きてしまうというわけです。解決策としては、切り返しのときに少しだけ、クラブをフラットなポジションに入れることを意識して振るといいでしょう。 続きを読む 「切り返しでクラブが上から入りすぎています」 右手が強いのでクラブが立つクラブを下ろす軌道が急角度すぎる切り返しで右手の力が強いと、てこの原理でシャフトが立ってしまう。一度、縦になったクラブは、ダウンスウィングの途中で寝かせる(オンプレーンに戻す)のは難しく、縦振りすぎる軌道になる 郡司 トップのクラブポジションを感じるのは、なかなか難しいです。吉田 たとえば、左手1本で素振りをしたりすると、切り返しでクラブを寝かせやすいです。左手だけだと、クラブの重さを支えきれずに、自然にフラットになりますから。郡司 あ、これは感覚がつかみやすいです。吉田 逆の見方をすると、切り返しでクラブを立ち上げてしまうのは、右手を使っているからということになります。ですので、右手の力を抜くというのも、ひとつのポイントです。郡司 なるほど。吉田 もうひとつ、ヘッド軌道はイン-アウトのほうが、入射角がシャローに(浅く)なるので、フォローは少しアウトサイドにヘッドを出す感じにすると、体が起きにくくなります。左わきを軽く締めて、左腕で引っ張るのではなく、体の回転と一緒に左腕を振るようにするといいでしょう。 これで解決!「切り返しでクラブをフラットなポジションに入れる意識を持とう」 Point 1切り返しで少しシャフトを寝かせる トップ(から切り返し)でのクラブポジションがフラットだと、シャフトを立ち上げながら下ろすことになる。クラブにかかる力が自然(フェースを閉じる方向)なので、体の無駄な上下動がなくなる Point 2ヘッドを少しアウトに振り出す イン-アウト軌道は入射角がシャローになり、アウト-イン軌道はスティープになりやすい。ヘッドをやや外に振るイメージを持つと、縦振りになりすぎない Drill左手1本で素振りをする 左手1本で振ると、トップでクラブの重さを支えきれないので、勝手にフラットになる。フラットなポジションからクラブを引き下ろす感覚がわかると、必要以上に縦振りになりにくい 週刊ゴルフダイジェスト2021年8月3日号より

お悩み4
球が弱い・上がりすぎる

  • 読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「ボールが上がりすぎる」というもの。その解決法とは? PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei Sugawara THANKS/東宝調布スポーツパーク 教える人/濱田塁 はまだるい。68年生まれ、東京都出身。高校卒業後、渡米しゴルフ修行。ゴルフ理論や指導法なども学ぶ。複数のスクールのヘッドプロを歴任し、現在は「東宝調布スポーツパーク」でレッスンを行う <今週のお悩み>「アイアンでボールが高く 上がりすぎてしまいます」 ●森田誠さん(54歳/身長170cm/ゴルフ歴30年/ベストスコア83/平均スコア94)ダウンスウィングで、リリースのタイミングが早く、インパクトの前に手首のタメがほぼほどけてしまっている(3コマ目)。そのため、インパクトはスクーピング(すくい打ち)状態になり、ロフトが増えて無駄に球が高くなりやすい 森田 思ったよりボールが高く上がってしまいます。ダフリも多いです。濱田 リリースのタイミングが早くて、タメがほとんどほどけてしまった状態でインパクトしているのが気になります。ロフトが増えた状態で当たっているので、ヘッドスピードの割に打球に勢いがなく、ふらふらと高い球になっています。 手首を使ってテークバックダウンでリリースが早くなるテークバックで手首を使って、ヘッドから先に上げているため、体の回転が不足している。回転不足の状態で切り返すと、テークバック同様に手首を使ってヘッドを下ろしやすくなるので、リリースが早くなってしまう 森田 手打ちということでしょうか。濱田 そうですね。もう少し、体の回転を優先的に使って下ろせると、手首の角度(タメ)がキープできて、ハンドファーストの状態でインパクトできるので、ロフトが立って強い球になりやすいです。森田 ダウンスウィングで手首の角度を意識すればいいんですか?濱田 森田さんの場合、手首を使ってひょいとヘッドを持ち上げるようにスタートしてしまうので、その時点で体の回転が不足しがちです。最初から体の回転を意識して、できるだけ捻転を強くしたところから切り返すと、クラブが遅れて下りてきて、結果的にタメがキープされやすいんです。森田 なるほど。濱田 それと、インパクト後も左手首(右打ちの場合、右手首)をフリップさせずに(手のひら側に折らずに)、手首を曲げたままボールを押し込んでいくイメージを持つと、ハンドファーストに当てやすくなります。低いドローボールを打つイメージを持つと、手首をフリップさせずに振りやすくなるはずです。 これで解決!「手首の角度をキープしたまま球を押し込んでいく意識で打とう」 Pointフォローまで手首の角度をキープ インパクト後、左手首(右打ちの場合、右手首)が早く手のひら側に折れるのは、いわゆる「すくい打ち」の状態。手首を曲げたまま振り抜くと、強くインパクトできる Drill 1クラブと一緒にシャフトを持って振る グリップエンドを長く延長する形で、シャフトなどを一緒に持ってボールを打つ。インパクトで手首をフリップさせると、シャフトが体に当たってしまう。ハンドファーストで打つ感覚がわかる Drill 2重いものをヘッドで押しながらテークバック アドレスで、ヘッドのすぐ後ろに重いものを置いておき、それを飛球線後方に押しながらテークバック。体幹でスウィングをスタートでき、ヘッドを不用意に持ち上げなくなる 週刊ゴルフダイジェスト2021年11月9日号より 「ゴルフジム」バックナンバーはこちら
  • 読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「アイアンがすくい打ちになってしまう」というもの。その解決法とは? PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/取手桜が丘GC 教える人/吉田洋一郎 よしだひろいちろう。78年生まれ、北海道出身。世界のスウィング理論に精通する「ゴルフスウィングコンサルタント」。欧米のトップインストラクターに直接指導方法を学び、ティーチング資格を多数保有。19年度「レッスン・オブ・ザ・イヤー」受賞 <今週のお悩み>「アイアンがすくい打ち気味で 右に弱い球が出てしまいます」 ●池邉啓一さん(56歳/身長169㎝/ゴルフ歴16年/ベストスコア72/平均スコア82)ダウンスウィングでシャフトが寝すぎていて、インパクト直前のポジションでフェースが開いている。右肩がやや下がっていて、インパクトゾーンでフェースが下から上に動く軌道なので、強くボールを押さえられない 池邉 アイアンは引っかけがイヤなので、フェード系で打とうとしているんですが、ヘッドが下から入って右に弱い球が出ることが多いんです。吉田 切り返しで右ひじを絞りすぎて、シャフトが寝ているのが気になりますね。もう少し、右腕を「伸ばそう」という感覚があってもいいと思います。池邉 右腕を伸ばすと、早くタメがほどけちゃうんじゃないですか? 続きを読む 切り返しでシャフトが倒れすぎています 切り返しで右ひじを絞りすぎているシャフトが寝たままインパクトを迎える切り返しで右ひじを強く絞ると、ヘッドが背中側に倒れて、シャフトが寝る。インパクトまでには右ひじを伸ばしながら、寝たシャフトを起こす必要があるが、その動作がないので、フェースが開いて当たる 吉田 右腕を伸ばしても、手首を使いすぎなければ、いわゆる「アーリーリリース」にはなりません。ハーフウェイダウン(ダウンスウィングでクラブが地面と平行になる地点)に向かって、右腕を伸ばして、そこから右手を使って「下向き」に力を加えるようにすると、上からボールを押さえるようなインパクトになります。そのとき、左手を支点にしてクラブをリリースしつつ、左手を持ち上げるように動かすと、フェースを閉じてインパクトできます。両手の間隔を空けた「スプリットハンド」でやってみると、感覚がつかみやすいです。池邉 なるほど。吉田 最初はハーフウェイダウンが「インパクト」というつもりで、早め早めに右腕を伸ばすようにするといいでしょう。右腕を伸ばすタイミングを覚えるには、右手だけの素振りが最適です。左手で右上腕を体に引き付けて、右手の力を抜いて振ると、クラブの遠心力でひじが伸びるタイミングがわかるはずです。 これで解決!「右ひじを早めに伸ばして クラブを下向きに押そう」 Point 1ハーフウェイダウンまでに右ひじを伸ばす ダウンスウィングで右ひじを曲げたままの時間が長すぎると、フェースが開きっぱなしになり、弱いインパクトになる。ハーフウェイダウンに向かって右ひじを伸ばすようにすると、その後ヘッドを上から入れやすくなる Point 2左手を「引いて」右手を「下げる」 ダウンスウィング後半は、右手で下向きに圧力をかけつつ、支点となる左手を引き上げることでヘッドが下向きに動く。加速インパクトになり、フェースも自然に閉じる Drill 1スプリットハンドで素振り 両手の間隔を空けて握ると、左右の手の役割がわかりやすい。インパクトに向かって、左手が「減速」しなくてはいけないこともわかるはず Drill 2右手だけで素振り 右手だけで振ると、どのタイミングでクラブをリリースすればいいかがわかる。左手で右上腕を押さえ、右腕と体が離れすぎないようにして行う 週刊ゴルフダイジェスト2021年8月24・31日合併号より

お悩み5
球が上がらない

  • 読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「ロングアイアンの球が上がらない」というもの。果たして解決方法は? PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/グリーンパークゴルフセンター 読者記者No.1739 井上康三郎さん ●76歳 ●ゴルフ歴/50年 ●ベストスコア/80 ●平均スコア/100 ●165㎝・65㎏ ●ドライバー飛距離/200ヤード 先生/上野雄太 84年生まれ、東京都出身。成蹊大ゴルフ部を経て、ゴルフ留学。2010年、プロ入会。「週1レッスン+週1自主練」で上達する、効率指導を目指す。グリーンパークゴルフセンター所属 井上さんのお悩み「6番アイアンでボールが上がりづらい」 コースでプレーする際、7番アイアンくらいまでは練習場と同じ感覚で球が上がるんですが、6番アイアンくらいから急に上がりづらくなります。どうしたらロフト通りに球を上げられますか? トップでやや重心が上ずり、そこから最下点に向かって直線的にヘッドを振る感覚が強い(2~4コマ目)。もう少し、回転の要素が入るといい 井上 コースで6番アイアンが使えなくて……。練習場と何が違っているのか、わからないんです。上野 井上さんの普段のスウィングは、どちらかというと「払い打ち」ですが、コースだとどうしても力みが出るので、普段よりヘッドを上から入れすぎてしまうんだと思います。井上 そうかもしれません。上野 トップで普段より手首が折れていないか、右ひじが曲がっていないかチェックしてみてください。飛ばそうとすると、とくにその2カ所に力みが出ますので。もし、力みを自覚したら、「スリスリ素振り」をすると、普段通りのスウィングがしやすくなると思います。井上 「スリスリ素振り」というのは、どういうものですか? 続きを読む 上野 ボール位置を中心に、前後20センチくらいを、ヘッドで芝をこする感じで「スリスリ」します。何度かこすりながら、後ろにこするときに、そのままテークバックして振ります。井上 ヘッドを自然に低く引けます。上野 その始動の感じなら、トップまで力まずに上げられます。 <問題点 1>力みでひじと手首が曲がってしまう 長めの番手のアイアンは、飛距離を出したい気持ちが強くなるので、普段よりトップで力みやすい <問題点 2>テークバックがアウトサイドに上がる テークバックでヘッドをアウトサイドに上げるほど、軌道はアップライトになり、ヘッドが上から入りやすくなる 記者「強めに振らないと球は上がりませんよね?」プロ「きちんと当たればロフトが上げてくれます」 「強く打とう」とすると、ヘッドを必要以上に上から入れやすくなるので、トップでは手首、右ひじをリラックスさせ、「手を持ち上げる」のではなくて、「肩を深く回す」イメージで上げるといいい Drillスリスリ素振り ①ボール位置の先までマットをヘッドでこする②マットから離さずヘッドを戻す③何度か「スリスリ」して最後にテークバック 力みは、手や腕に力が入った状態。普段から体幹を使って振ることを心がけていると、コースで力みにくくなる。「スリスリ素振り」は、体幹を使って上げる感覚と、ゆるやかなヘッド軌道を身につけるのに有効 Point 1フォローでも無理にヘッドを持ち上げない インパクト後も体の回転で、ヘッドを低く振り抜くイメージを持つと、ロフト通りに球を上げられる Point 2腰を回すとヘッドがゆるやかに動く テークバックで腰の回転が止まると、手が縦に動いて、軌道がアップライトになる(写真右)。腰を回すと、体幹と腕を一体にして引ける(写真左) <取材後記>普段の練習より球が上がった6番アイアンだからといって、強く打つ必要はないということがよくわかりました。ショートアイアンと同じように、リラックスして振ったら、普段の練習より高い球が出ました。 月刊ゴルフダイジェスト2021年9月号より 「読者記者」バックナンバーはこちら

お悩み6
大事なところでシャンクが出る!

  • 読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「アイアンでシャンクが出る」というもの。果たして解決方法は? PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/ゴルフプラザイセサキ(群馬県伊勢崎市) 読者記者No.1753 鈴木猛さん ●41歳 ●会社員 ●ゴルフ歴/13年 ●ベストスコア/78 ●平均スコア/92 ●165㎝・62㎏ ●ドライバー飛距離/245ヤード 先生/石橋建男 78年生まれ、群馬県出身。97年、19歳でプロ入会。スウィングは「100人100様」という理念を持ち、ゴルファーひとりひとりの個性を生かし、型にはめないレッスンが人気 鈴木さんのお悩み「パー3のテーショットでシャンクが出る」 朝イチのアイアンは必ずといっていいほどシャンクします。パー3のテーショットでもシャンクが出ることが多いです。何が原因で、どうしたら直りますか? インパクト直前で左肩が開いていて、ヘッドが振り遅れる形でフェースが開いている(3コマ目)。ネックに当たるシャンクではなく、フェースが開きすぎたシャンクの可能性が高い 鈴木 一体、何が原因なのか……。石橋 鈴木さんの場合、2つ原因があって、ひとつは体の開きが早いこと。体が開くと、クラブが振り遅れてフェースが開きます。もうひとつはフォローで左ひじをたためないことです。ひじがたためないから、クラブが体から離れていって、開いたヘッドでボールを右に押し出す形になるんですね。鈴木 なるほど。石橋 水平素振りは、ひじのたたみ方のいい練習になります。水平に振り抜いたところで前傾すると、実際のフォローの形になります。 <問題点 1>インパクトで早く体が開いてしまう インパクト前に左肩を開いたり、持ち上げたりすると、ヘッドが振り遅れるので、インパクトでフェースが開く <問題点 2>フォローで左ひじをうまくたためない インパクト後、左ひじをたたんでヘッドを左に振ることでフェースは閉じる。ひじがうまくたためないと、フェースは開きっぱなし 記者「フェースが開いて当たる感触があります」プロ「左肩を止めないとフェースは閉じません」 ネックに当たらなくても、極端にフェースを開いてインパクトすると、シャンクと同じような打球になる。フェースが開く人は、上体の開きが早すぎて、振り遅れになっていることがほとんど。左肩を止められれば、シャンクも止まる Point左ひじを体から離さずに振り抜く フォローでは左ひじを体から「離さない」。仮にひじがたためなくても、ある程度はフェースが閉じる Drill 1直立して胸の高さでクラブを振る テークバック、フォローともクラブを水平に保ったまま振るには、ひじのたたみが不可欠。この素振りで、左右のひじを曲げるタイミングがわかる 水平フィニッシュから上体を前傾させる 水平素振りのフォローの形で静止し、そのまま上体を前傾させると、実際のスウィングでクラブをどの方向に振るのかがわかる Drill 2クラブを2本使って右片手打ち 左手に持ったクラブのヘッドを、ボールより遠いところに置き、それを動かさないようにして右手のクラブでボールを打つ。上体の前傾角度を変えずに、左肩を開かず(止めたまま)打つ感覚が身につく <取材後記>左ひじを曲げる練習が必要水平素振りをすると、右側はできるのに、左側ができない。フォローで左ひじが突っ張っている自覚はありましたが、曲げる動きが苦手だったんですね。これから練習してみます。 月刊ゴルフダイジェスト2021年12月号より 「読者記者」バックナンバー こちらもチェック!
  • 読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「ショートアイアンでシャンクが出る」というもの。その原因と解決法は? PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/東香里ゴルフセンター 教える人/堀田晃宏 ほったあきひろ。1964年生まれ、大阪府出身。17年、18年、GDジャパンロングドライブ選手権・スーパーシニア部門2連覇。20年、WLDCジャパン・グランドシニア部門優勝。レッスンは動きの連動性を重視する <今週のお悩み>「ショートアイアンでシャンクが出ます」 ●佐々木哲也さん(45歳/身長179cm/ゴルフ歴12年/ベストスコア78/平均スコア86)全体としては整ったスウィングだが、ダウンスウィングでやや右腰が前に出ているので、インパクト直前で手の通り道が窮屈になっている(3コマ目)。このせいでフェースが開きやすくなっていることが、シャンクの原因か 佐々木 ショートアイアンで、シャンクが出るんです。堀田 ダウンスウィングで、少し手元の通り道が狭いですね。手が前に出るので、フェースが開いてシャンクになるんだと思います。佐々木 手元の通り道というのは?堀田 ダウンスウィングで、右股関節を曲げたまま下ろしてくると、上体の前傾がキープされて、手元の通り道が広くなりますよね? 佐々木さんの場合、早い段階で腰(右股関節)が伸びて、上体が起き上がるので、手元を通すスペースがないんです。そうすると、手を前に出すしかないから、フェースが開いたインパクトになるんですね。 続きを読む 「右サイドが早い段階で伸びています」 前傾が起きて右腰が前に出ている手元が前に押されてフェースが開くダウンスウィングの早い段階で、右股関節の屈曲がほどけ(伸展し)、上体が起き上がっている(アーリーエクステンション)。このため、手元の通り道が狭まり、手が前に出ることでフェースが開いている 佐々木 なるほど。とすると、右腰を前に出さないように振ればいいわけだ。堀田 右足のつま先を上げて、かかとに体重をかけたままスウィングするドリルがおすすめです。これだと、絶対に右股関節が伸びませんから。佐々木 確かに。手の通り道が全然違いますね。堀田 インパクトに向かっては、左のお尻を後ろに引くイメージで腰を回転させていきます。そうすると、インパクト後の手の通り道が確保されるので、スムーズに振り抜けて、フェースが自然に返ります。佐々木 今までは、右足のつま先に体重がかかっていて、ちょっと前のめりになっていた感じですが、左のお尻を引くと、左足かかとに体重がかかって、前傾がキープされる感覚が強くなりました これで解決!「上体の前傾をキープして 手の通り道を確保しよう」 Point 1上体の前傾を保ったまま下ろす 切り返しでは、むしろ前傾をさらに深くするようなイメージを持つと、上体が起き上がらず、右股関節前のスペースを広く保つことができる Point 2フォローで左尻を後ろに引く ダウンスウィングに入ったら、腰はずっと回転し続けるのがいい。フォロー側では、左の尻を後ろに引くようにして腰を回転させると、振り抜きがスムーズになる Drill 1右足つま先を浮かせて打つ ダウンスウィングで右腰が前に出てしまう人は、例外なく、右足つま先に体重がかかっている。つま先を上げ、ずっとかかとに体重をかけたままの状態で打つと、右腰を前に出さずに打つ感覚がわかる Drill 2右足を1歩引いて打つ 右足を引き、最初から右股関節前のスペースを広く空けておく。このスペースに手元を通す感覚を身につけておくことで、右腰が出たときの違和感に気付けるようになる 週刊ゴルフダイジェスト2021年6月29日号より

アイアンをさらに磨きたい人は
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  • 冬のゴルフが難しいのは、寒さやライだけでなく重く冷たい強風が吹くから。低弾道のアイアンショットを身につけて、冬の強風を返り討ちにしよう! TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/麻倉GC 解説/大田和桂介 1989年生まれ。鹿島学園から日大を経て2010年にプロ入り。2020年にAbemaTVツアーの「TIチャレンジ」で初優勝。麻倉GC所属 アゲもフォローも基本は同じ!「球を上げない」のが鉄則 冬の強風下でのアイアンショットは、風の影響をどのくらい受けるかわかりにくく、何番手調整すればいいのか、風に逆らうべきか、乗せるべきかなど実に悩ましく、結果もよくないことが多い。大田和桂介プロにそんな悩みをぶつけたところ、「風が強い日には風の影響を受けにくい球を打つことが大前提」だと教えてくれた。「普段のショットで風に乗せたり逆らったりとあれこれ考えても、風の強さは刻々と変わるし風向きも正確に読めるものではないので、距離や方向がどうしてもズレてしまいます。だから風が強い日は、風向きにかかわらず風の影響が小さいショット、つまり低い球で攻めるのがセオリーなんです」「球の高さを普段の半分にすれば、風の影響は半分以下に抑えられるので、強いアゲンストでも2番手上げれば対応できますし、多少フォローでも番手を下げずに打てる。だからタテの距離がズレにくく、大きなミスにならないんです」 <ノーマルショットのアドレス> 普段の8番アイアンのフルショットは、ヘッドがスタンスの真ん中くらいで、ボールは真ん中よりも少しだけ左に置いている。構えは、手元がボールよりも先にあるぶん若干ハンドファーストになっている <強風ショットのアドレス> 強いアゲンストなら2番手上げてボール位置を普段よりもボール1~1個半右寄りにする。これでロフトが合計10度くらい立つうえ、スウィングを抑えて打つので弾道は普段の高さの半分以下になる。構えは、体のポジションは変えずにボール位置と番手を変えるだけでロフトはかなり立つ 番手選び7割ショットが届く番手で打つ 肩から肩の振り幅の、フルショットの7割くらいの力感のスウィングで狙った距離に届かせるためには、番手を替えればいい。風の強さ、向きを考慮して番手を調節。2番手くらいは思い切って替えてOK 握り方グリップは短く持ち強めに握る コンパクトに振るためにグリップは短く持つ。このとき、グリップを強くしっかり握るとヘッドが走るのを抑えられ、低く強いライナー性の球を打ちやすくなる では、打ち方のポイントは?>>後編へつづく 月刊ゴルフダイジェスト2022年2月号より こちらもチェック!
  • この時期、寒さとともにゴルファーを苦しめるのが、薄くなった芝だ。夏場は気持ちよく打てたアイアンも、ダフリが怖くて打てなくなってくる……そんなあなたのためにダフリ防止のドリルをプロに聞いてみた PHOTO/Shinji Osawa THANKS/松原ゴルフガーデン 解説/武田登行プロ 豊富なアマチュアの指導経験を持ち、理論的なレッスンには定評があるスウィング研究家。松原ゴルフアカデミーのヘッドプロ クリーンにボールを打とうとすると余計にダフります 夏場は青々としていたフェアウェイの芝が、寒くなると薄茶に変わる。冬の薄芝を苦手とするゴルファーは多い。とくにダフり癖のあるアマチュアにとっては、アイアンで打つこと自体に恐怖心が生まれる季節だ。このアマチュアの天敵ともいえる冬の薄芝を攻略するには、どうすればいいのだろうか。ツアー経験に裏打ちされた論理的な指導に定評がある武田登行プロに聞いてみた。「まずはダフる原因から考えてみましょう。主な原因は3つあります。1つ目は、インパクトで体重が右足に残ってしまうこと。これがいちばん多いと思います」ダフるのが怖いから、ボールをクリーンに打とうとして、ついついすくい打ちのようになってしまうのだ。 「薄芝でクリーンに打とうとすると体重が右足に残りがちになるので、余計にダフるんです」 【原因1】体重が右足に残ってしまう ダフる原因のひとつめは、体重が右足に残ったままインパクトを迎えてしまうこと。体が右に傾き、ヘッド軌道の最下点がボールの手前になるので、ダフってしまうのだ ほかにはどんな原因が? どうすれば直る? 続いて、2つ目の原因を聞いてみた。「アドレスで作った前傾角度がスウィング中に崩れてしまうことです。ダフリに悩むアマチュアの方の多くは、トップで上体が起きてしまう。上体が起きると、ダウンスウィングでシャフトが寝てしまうので、ヘッドがインサイドから入りすぎてしまう。これもダフリの大きな原因になります」 【原因2】前傾角度が崩れてしまう 2つ目の原因は、スウィング中にアドレスで作った前傾角度が崩れること。トップで上体が起きるとダウンスウィングでシャフトが寝て下りてくるので、ダフリの大きな原因になる 3つ目の原因は、「大振り」することだ。「普段から必要以上に大振りするゴルファーも多いですが、冬場は気温が低く、体も動きづらいのでプロでも夏場よりは飛距離が落ちます。そこを理解していないと、いつもよりも飛んでいないからとついつい大振りになってしまうことがあります。大振りすれば体がブレてしまうので、精度の高いインパクトは望めません。これもダフリの大きな原因になります。トップで右サイドにズレればスウェイになりますし、左サイドにズレると、いわゆるギッタンバッコンのスウィングになります」 【原因3】大振りして体がブレてしまう 気温が低くくなるとボールは飛ばなくなり、また厚着をすることで体が動きづらくなり飛距離が夏場より落ちる。それを取り戻そうと大振りすることで体がブレてダフリの原因に まずはこの3つの原因を理解することがダフリ防止の第一歩になるのだ。「原因を理解したうえで、ダフらないためにはどうすればいいのか。答えは明確で、大振りせずに前傾角度を維持しながら、しっかりと体重を左サイドにかけて、ボールを上からとらえること。つまりダウンブローでボールを打つことになるわけです。冬の薄芝でダウンブローに打つことに恐怖心があるという方もいると思いますが、次頁で紹介するドリルに取り組めば、ダウンブローは身につきます。あとは、薄芝でもしっかりボールを上からとらえる、ほんの少しの勇気があれば大丈夫です」 どうすれば上から入れられる?ダフリを防ぐ魔法のドリル ダフリ防止には、ボールを上からとらえることが必要という武田プロに、アマチュアにおすすめのドリルを聞いてみた。「まずはインパクトの形をあらかじめ作ってから打つ練習法ですが、このドリルをやる前に、ボールを上からとらえるためのインパクトの作り方を覚えましょう」 魔法のドリル1インパクト“予行演習”打ち 通常のアドレスの構えから、まずインパクトの形を作り、そこからテークバックしてボールを打つ。打つ前に理想とするインパクトの形を覚えさせるのだ。できるだけゆっくり振るほうがいい インパクトの形を作る3ステップ 【STEP 1】左ひざを伸ばし腰を左サイドへ ダウンブローのインパクトの最初のステップは左ひざを伸ばしながら腰を左へスライドさせること。左足に体重が乗ることを意識しよう 【STEP 2】左かかとを上げるイメージで腰を回す 左サイドに腰をスライドさせたら左足は小指に、右足は母趾球に体重がかかるように腰を回転させる。左足かかとが少し浮くイメージだ 【STEP 3】右ひじを内側に絞り右手首を外側に絞る 最後のステップは、ボールを投げるときと同じように、右ひじを内側に絞り、右手首は逆に外側に絞る。この3つのステップで完成だ もう1つは、ガムテープを使ったドリル。「ガムテープを5センチぐらいの長さに切り、練習場マットのボールの先(飛球線側)に貼ります。ボールとガムテープとの間隔は、親指1本ぐらい。この状態で、ボールを上からとらえることを意識して打ってみましょう。ヘッドのソールにガムテープが付けば、しっかりと上からとらえられている証拠です」 魔法のドリル2ガムテープ貼りショット 練習場マットのボールの先に、5センチくらいの長さに切ったガムテープを張り付けて、ボールを打つ。手前をダフるとガムテープはそのままだが、ターフを取るようにダウンブローに打てるとガムテープはショット後にヘッドに付く 打った後にガムテープがソールに付けばOK! ダフらずにボールを上からとらえられれば、写真のようにガムテープはヘッドのソールに付く。結果がすぐにわかるので試してみよう 家にあるガムテープを練習場に持って行けば、すぐにできるこのドリル。特別な器具も必要としないし、効果も高いのでやらない手はない。「応用編として、ボールの手前にもガムテープを貼ってみましょう。指2本ぶんくらいが目安。こちらは間隔が狭くなるほど難度が増します。これをやるとダフっているかどうかがすぐにわかりますよ」武田プロが教えてくれたダフリ防止のための2つのドリル。薄芝の恐怖を克服したいなら、ぜひ試してほしい。 週刊ゴルフダイジェスト2022年1月4日号
  • ラウンド前の「1カゴ」でどんな練習をすればいいか。精鋭コーチがオススメの30球練習を教えてくれている「週刊ゴルフダイジェスト12月14日号」の特集の中から、「ダフリ癖」のある人にオススメだというスタート前練習法をピックアップ。 PHOTO/Hiroaki Arihara 植村啓太 うえむらけいた。片山晋呉・臼井麗香などのトッププロを指導するプロコーチ。K's Island Golf Academy主宰 武市悦宏 たけいちえつひろ。分かりやすい教えで数々のアマチュアを飛ばし屋に転身。2013年レッスン・オブ・ザ・イヤー クラブの「刃」でクリーンヒット! 内藤雄士や辻村明志、青木翔など一流プロコーチ10人に、スタート前にオススメの「30球練習」を聞いたところ、植村啓太と武市悦宏両コーチから同じ答えが。それが「あえて全球トップを打つ」というもの。せっかくのラウンド前の貴重な30球、イメージが悪くなりそうなトップを打ち続けるなんて、なんだかもったいない気もするが、とくにラウンド序盤でダフりやすいという人にはとても効果的な練習なのだという。 植村啓太のスタート前練習7番アイアン以下の好きなクラブ1本で30球 毎ショット、芯で打つのが難しいように、すべてトップさせるのも難しいという植村コーチ。30球すべて、ヘッドの「刃」の部分でボールの赤道を打ち抜くように打つ練習をすることで、冬の薄い芝でも臆することなくクリーンにヒットできるようになる。 植村コーチおすすめラウンド前のウォームアップ 股関節を意識する準備体操として、スピードスケート選手のように、上体を屈めて左右片足ずつ体重を乗せていく。これを10往復すれば股関節周りの筋肉が柔軟になり、動きやすい体になるという 武市悦宏のスタート前練習9番アイアン1本で30球 ダフったらボールから顔を離して構える まず1球打って、ダフッたら上体を起こして再度打ってみる。すると自然と芯で打てるアドレスのポジションがわかってくると武市プロ。ダフリは精神的にも苦痛なので、あえてトップを打つ意識で練習したほうがいいという 武市プロおすすめ!スタート前に効くクロスステップ素振り //{"googleAnalytics":{"userId":"[GAUSERID]"}} 週刊ゴルフダイジェスト2021年12月14日号より
  • 女子プロのなかでも切れ味鋭いと評判なのが、大里桃子のライン出しショット。風が吹いているときなどに、ちょっと低めの弾道でピンの根元をズドン! と射抜くあのショットはいったいどうやって打っているのか。本人を直撃した。 PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/サザンヤードCC 大里桃子おおさとももこ。1998年生まれ。熊本県出身。171センチの長身を生かしたアイアンの切れ味は、ツアーでもトップクラス。5月のほけんの窓口レディースでツアー2勝目を飾った。ツアーで2度、ホールインワンを達成している。伊藤園所属 両腕と肩の三角形を崩さない GD 大里プロはライン出しショットが得意ですね。大里 得意ってほどではないですけど、ライン出しは低い球で風の影響を受けにくいので、試合ではよく使います。GD どうやって打っているのでしょうか。大里 クラブを短く持って、ボールを少し右に置いて、コンパクトにフィニッシュします。GD なるほど。そうやって打てば、自然にボールは低くなりますよね。大里 このとき、大切なのが、両腕でできる三角形を崩さないように振ることなんです。GD 体のターンで振るということ? 続きを読む 大里 そうです。手の動きと体の動きが同調するほど、インパクトの精度は高くなります。低い球を打つ準備を整えて、両腕の三角形を崩さないように振る。これが、ライン出しショットのコツです。 ライン出しのコツ 1両腕の三角形を崩さずに打つ 「両腕と肩でできる三角形をなるべく崩さないように振ることが、ライン出しショットでいちばん大切なポイントです。三角形が崩れなければ、手が体の正面から外れずに振れた証拠。これで、ショットの精度が上がるんです」(大里) ライン出しのコツ 2ボール位置は少しだけ右 「ノーマルショットのときより、ボール1個くらい右に置きます。これで、自然にハンドファーストになってロフトが立つため、低い球を打つ準備OKです」 ライン出しのコツ 3フィニッシュを小さく抑える 「ライン出しでは、フォローでヘッドをリリースさせません。ヘッドを走らせると、球が高くなるからです。これで、自然とフィニッシュも低く収まります」 大里桃子のライン出しショット 動画もチェック! 【7Iノーマルショット】 //{"googleAnalytics":{"userId":"[GAUSERID]"}} 【7Iライン出しショット】 //{"googleAnalytics":{"userId":"[GAUSERID]"}} 私の先生は“三角先生” GD ライン出しの打ち方を身につけるために、何かいい練習法はありますか。大里 私がいちばん大切にしている、両腕の三角形を崩さずに振れるようになる練習器具があるんですよ。GD なんでしょうか?大里 私が実際に使って、すごく効果があったので、他の女子プロにもすすめているんです。「三角先生」という空気で膨らませる練習器具です。左腕に付けてスウィングすると、両腕の三角形を崩さずに振るコツがつかめます。GD ちょっとやってみます。大里 どうですか?GD ちょっと振りにくいというか、上手くボールに当たらなくなる感じがします。大里 そうでしょう? 違和感を感じるのは、手で打っている証拠です。使っているうちに、三角形を崩さずに振る感覚がわかってきますよ。 タバタゴルフ「三角先生Fit」大里プロおすすめの練習器具。アプローチからドライバーショットまで、両腕の三角形を崩さずに振るコツがつかめる Drill 1三角先生を付けてボールを打つ 「ライン出しに限らず、スウィングでいちばん大切なのは、両腕の三角形を保ったまま振ること。三角先生を左腕に付けると、両腕の三角形を保つコツがつかめます。これを付けると振りにくいと感じる人は、手を使ってスウィングしている証拠です」(大里) Drill 2ゴムベルトを両足に付けて打つ 「両ひざのところにゴムベルトを付けてボールを打つ練習もおすすめです。下半身が強化され、軸ブレを防ぐことができます。腕に三角先生を付けて、足にゴムベルトを付けて打つと効果倍増です」 週刊ゴルフダイジェスト2021年11月30日号より こちらもチェック!
  • 調子が良いときにかぎってやってくるあのイヤ~な音。スコアはもちろんのこと精神的にもやられてしまうシャンクは絶対に封じ込めておきたいところ。いったいどうすれば防げるのか。まずは自分のシャンクの「タイプ」を見極めよう。 ILLUST/Shinichi Hoshi PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/平川CC 解説/横田英治 プロアマ問わずわかりやすいレッスンが人気で、教えてきた人数は何万人にもおよぶ。横田自身が主宰し、ゴルファーが集う総合サロン「クラブハウス」を来春オープン予定 シャンクのタイプは4つある “シャンク”と聞くだけで嫌な気分になる人も多いはず。「多くのゴルファーはネガティブなものに捉えがちですが、実はシャンクが出るのは、そう悪いことではないんですよ。元凶は“手元の浮き”ですが、なぜ手が浮くかというと、真っすぐ打ちたいから。たとえばフェースを目標へ真っすぐ出そうとしすぎたり、ボールと自分の距離を合わせようとした結果だったり、良くも悪くも体が『反応』した結果、シャンクが起こるわけです。一方、まだ上達途上にある人は、ヘッドを感じることもできなければ、スウィングをコントロールすることもできません。だからシャンクは、ある意味で上達の兆候でもあるんです。特に手が目標に出るような人は、アイアンショットに自信があるんじゃないでしょうか」ちなみにひとことでシャンクといっても、大まかに分けて4タイプあるそう。それぞれ直し方が違うので、まず自分がどのタイプなのか把握することが大事。シャンクが出たら、すぐに自分のスウィングをスマホ等で録画して、どのタイプにあたるのか確認しよう。 シャンクの原因は「手元の浮き」 インパクト時に手が浮き、前に出ることで、打点がヒール寄りになり、ネック付近に当たるとシャンクが出る。手元が前に出てしまうのは、大きく分けて次の4つのパターンがあるという シャンクが出やすい4つ悪癖あなたはどのタイプ? 続きを読む タイプ1かかと体重型シャンク ボールに届かせようとして手が前に出るスウィング中、極端にかかと重心だと、そのままではボールに届かないため、インパクトの瞬間に体が反応し、「届かせよう」と手が前に出る タイプ2ライン出し型シャンク ラインを出そうとするあまり手が体から離れる「目標に打ち出したい」と考えるあまり、手を目標方向へ真っすぐ動かそうとして、手が前に出る。「アイアンが上手い人ほど起こりやすい」(横田) タイプ3キャスト型シャンク コックが早くほどけ、上体が起き上がる切り返し後、早いタイミングでリストコックがほどけるタイプ。このままだと大ダフリするため、インパクトにかけ上体を起こし、手元が浮く タイプ4詰まり型シャンク 手の抜けるスペースがないインパクト時、手先の調整で「当てに」いく人に多いパターン。腰の回転が止まり、インパクトにかけ右腰が前に出るため、手も前に出てしまう >>では、どうすればシャンクは防げる?タイプ別の解決方法はこちら 週刊ゴルフダイジェスト2021年11月2日号より