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風に強い! 距離感が合う! 大里桃子のライン出しアイアン。秘密は“三角形”【動画あり】

女子プロのなかでも切れ味鋭いと評判なのが、大里桃子のライン出しショット。風が吹いているときなどに、ちょっと低めの弾道でピンの根元をズドン! と射抜くあのショットはいったいどうやって打っているのか。本人を直撃した。

PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/サザンヤードCC

大里桃子
おおさとももこ。1998年生まれ。熊本県出身。171センチの長身を生かしたアイアンの切れ味は、ツアーでもトップクラス。5月のほけんの窓口レディースでツアー2勝目を飾った。ツアーで2度、ホールインワンを達成している。伊藤園所属

両腕と肩の三角形を崩さない

GD 大里プロはライン出しショットが得意ですね。

大里 得意ってほどではないですけど、ライン出しは低い球で風の影響を受けにくいので、試合ではよく使います。

GD どうやって打っているのでしょうか。

大里 クラブを短く持って、ボールを少し右に置いて、コンパクトにフィニッシュします。

GD なるほど。そうやって打てば、自然にボールは低くなりますよね。

大里 このとき、大切なのが、両腕でできる三角形を崩さないように振ることなんです。

GD 体のターンで振るということ?


大里 そうです。手の動きと体の動きが同調するほど、インパクトの精度は高くなります。低い球を打つ準備を整えて、両腕の三角形を崩さないように振る。これが、ライン出しショットのコツです。

ライン出しのコツ 1
両腕の三角形を崩さずに打つ

「両腕と肩でできる三角形をなるべく崩さないように振ることが、ライン出しショットでいちばん大切なポイントです。三角形が崩れなければ、手が体の正面から外れずに振れた証拠。これで、ショットの精度が上がるんです」(大里)

ライン出しのコツ 2
ボール位置は少しだけ右

「ノーマルショットのときより、ボール1個くらい右に置きます。これで、自然にハンドファーストになってロフトが立つため、低い球を打つ準備OKです」

ライン出しのコツ 3
フィニッシュを小さく抑える

「ライン出しでは、フォローでヘッドをリリースさせません。ヘッドを走らせると、球が高くなるからです。これで、自然とフィニッシュも低く収まります」

大里桃子のライン出しショット

動画もチェック!

【7Iノーマルショット】

【7Iライン出しショット】

私の先生は“三角先生”

GD ライン出しの打ち方を身につけるために、何かいい練習法はありますか。

大里 私がいちばん大切にしている、両腕の三角形を崩さずに振れるようになる練習器具があるんですよ。

GD なんでしょうか?

大里 私が実際に使って、すごく効果があったので、他の女子プロにもすすめているんです。「三角先生」という空気で膨らませる練習器具です。左腕に付けてスウィングすると、両腕の三角形を崩さずに振るコツがつかめます。

GD ちょっとやってみます。

大里 どうですか?

GD ちょっと振りにくいというか、上手くボールに当たらなくなる感じがします。

大里 そうでしょう? 違和感を感じるのは、手で打っている証拠です。使っているうちに、三角形を崩さずに振る感覚がわかってきますよ。

タバタゴルフ「三角先生Fit」
大里プロおすすめの練習器具。アプローチからドライバーショットまで、両腕の三角形を崩さずに振るコツがつかめる

Drill 1
三角先生を付けてボールを打つ

「ライン出しに限らず、スウィングでいちばん大切なのは、両腕の三角形を保ったまま振ること。三角先生を左腕に付けると、両腕の三角形を保つコツがつかめます。これを付けると振りにくいと感じる人は、手を使ってスウィングしている証拠です」(大里)

Drill 2
ゴムベルトを両足に付けて打つ

「両ひざのところにゴムベルトを付けてボールを打つ練習もおすすめです。下半身が強化され、軸ブレを防ぐことができます。腕に三角先生を付けて、足にゴムベルトを付けて打つと効果倍増です」

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月30日号より

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