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【藤田寛之のバンカー講座 #3】フォローでシャフト立ってますか? 藤田流エクスプロージョンの極意【動画あり】

プロも認めるショートゲームの名手・藤田寛之にバンカーショットの極意を教えてもらう本特集。ラストは具体的な打ち方のポイントについて。藤田いわく、フォローでシャフトを立たせることが重要だというが、その真意とは?

PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/葛城ゴルフ倶楽部

解説/藤田寛之

1969年生まれ。168センチと小柄な体型ながら、得意のショートゲームを磨き上げ、2012年には年間4勝を挙げ賞金王に輝く。メジャー3勝を含むツアー通算18勝。

>>読者の素朴な疑問にお答え!
>>フェースの正しい開き方

フォローでシャフトを立たせる

GD 具体的な打ち方について教えてください。

藤田 大切なことは、フォローでシャフトを立てるイメージで振り抜くことです。砂を爆発させて脱出するエクスプロージョンショットは、砂を打たないとできませんよね。でも、ただ上から打つだけではヘッドが砂に潜って、ザックリのミスになります。それを防ぐためにも、フォローでシャフトを立たせるイメージで振り抜けば、自然とダウンスウィングでもシャフトが立ち、さらにヘッドが“V字”に動くようになります。

GD ヘッドの抜き方も大事なんですね。

藤田 だからフェースを返そうと考える必要はなく、フォローでシャフトを立ててV字に振ることに集中すれば必ず上手く打てます。


Point 1
背骨とシャフトが平行になるよう振り抜く

フォローでシャフトを立たせるイメージで振り抜くと、ヘッドを上から入れやすくなるためエクスプロージョンさせやすくなる。フォローで背骨とシャフトが平行になるイメージ

Point 2
ヘッドは必ずV字に動かす

イメージ的には、ヘッドの動きは“V字”を描くという藤田。ただし、上から叩こうとしてアウトサイドイン軌道を意識しすぎると、フォローでヘッドが低く出すぎてしまうため、極端に上から打ち込む意識は持たないほうがいいという

Point 3
左足体重のままハンドファースト気味にインパクト

バンカーショットで打つのはボールではなくあくまで砂。そのためには、やや左足体重にしてハンドファースト気味にインパクトする意識がいいという。砂を薄く取ろうとする意識が強いとハンドレートになりやすく、ヘッドが砂に弾かれてトップする原因に

ここもPOINT!
ダウンでシャフトを立てて下ろす

3コマ目のダウンスウィングの写真に注目すると、シャフトが立って下りてきているのがわかる。ダウンでシャフトを立てて下ろすと、フォローでも自然とシャフトが立ってくる。自然に砂を上から叩けるスウィングになりエクスプロージョンがしやすくなるという

シャフトが寝て下りると
ヘッドが跳ねてトップしやすい

藤田寛之のバンカーショット

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週刊ゴルフダイジェスト2022年1月11・18日合併号より