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【らくトレ】Vol.114 中腰姿勢からの「合掌ツイスト」で上半身の回転力をアップ!

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、わき腹や胸の筋肉に刺激を与え、上半身の回転力をアップするメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tadashi Anezaki MODEL/Rinako Kurokawa(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.114

「合掌ツイスト」(中腰)で捻転力アップ


今回は両手を合わせた合掌ポーズで上半身の捻転力を鍛えるエクササイズを紹介します。以前、椅子に座った状態で上半身をひねるメニューを紹介しましたが、今回は中腰の姿勢で行います。エクササイズ1は両ひざを揃えた姿勢で行い、エクササイズ2は足を前後に広げた姿勢で行います。動きの内容はどちらも同じですが、エクササイズ2のほうが足を前に踏み出すことで骨盤が回るのを防げるので簡単に感じるかもしれません。エクササイズ1は内転筋が弱くてひざが開く人が多いので、その点に注意しながら行います。


上半身を45度くらいまで回すと、腹斜筋というわき腹の筋肉を使います。その姿勢で最初は3~5秒キープ。余裕があれば10秒キープを目標にしてください。右向きを5回連続で行ったら、次は左向きを5回連続で行います。エクササイズ2は左足が前のときは左向きで5回、右足が前のときは右向きで5回行います。余力がある人は下向きになったひじを反対側のひざに引っかけると、上半身のねじりを強めることができます。

Exercise 1
中腰の姿勢で合掌ポーズのまま左右にツイスト

両ひざを揃えて軽く曲げ、両手を合わせた姿勢でスタート。手を押し合いながら左手を押し込んでいくと体が右に回転します。45度くらい回ったら3~5秒キープ。可能なら10秒キープを目標にします。右向きを5回連続で行ったら左向きも5回連続で行います

【応用編】
ひじをひざにかけより深くツイスト

余力がある人は下向きになったひじを反対側のひざに引っかけると、上半身のねじりを強めることができます。しっかり呼吸をしながら10秒キープします

Exercise 2
左足を踏み出し合掌ポーズのまま左へツイスト

エクササイズ2は足を一歩前に踏み出すことによって骨盤が回るのを防げます。左足を前に踏み出して体を左にねじり、3~5秒キープを5回繰り返します。その後、右足を前に踏み出して体を右にねじり、同じく3~5秒キープを5回繰り返します

【応用編】
ひじをひざにかけより深くツイスト

こちらも余力がある人は下向きになったひじを反対側のひざに引っかけるとねじりを強めることができます。しっかり呼吸をしながら10秒キープします

ここに効く!
メインターゲットはお腹です。腹斜筋というわき腹の筋肉に効きます。胸筋も伸びるので、上半身前側の筋肉を鍛えることができます

どんな効果が?
上半身の捻転力が高まりますから、トップからフィニッシュまで胸が回ります。スウィングアークが大きくなり、飛距離が伸びます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年6月14日号より