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【らくトレ】Vol.142「壁押しドリル」で捻転力をアップ!

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、上半身の捻転力を高められるメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Rinako Kurokawa(GOLULU)

前回のメニューはこちら


メニューNo.142

「壁押しドリル」で捻転力UP


今回は壁を使って上半身の捻転力を鍛えるエクササイズを紹介します。

両足を肩幅に開き、胸の前で両手を合わせ、軽く前傾した姿勢からスタート。少し前傾することで骨盤が回りにくくなり、股関節を入れて上半身だけを捻転させられます。壁と壁側の足の距離は、靴一足分くらい空けます。腕を真っすぐ伸ばしたときに上半身が傾かない距離感が目安です。

そしてエクササイズ1は左側の壁を右手で強く押します。エクササイズ2は右側の壁を左手で強く押します。その際、息を吐きながら5秒、壁を押し続けるのがポイントです。そうすると腹筋にかなり強い刺激が与えられます。

それを5回繰り返すのが1セット。1日2セット行うのが理想的です。


Exercise 1
フォローの意識で“右手壁押しドリル”

壁の横に立ち、胸の前で両手を合わせ、軽く前傾した姿勢からスタート。そこから右手で左側の壁を強く押します。右手を押しながら左肩を後ろに引くとより上半身を伸ばせます。息を吐きながら5秒押し続けると、腹筋に強い刺激が入ります。それを2回繰り返します。スウィングのフォローのイメージで行いましょう

Exercise 2
テークバックの意識で“左手壁押しドリル”

エクササイズ1は右手で左側の壁を押しましたが、今度は左手で右側の壁を押す姿勢を作ります。そこから左手で右側の壁を強く押します。息を吐きながら5秒押し続けるのも同じです。骨盤を回しすぎず、上半身の捻転だけでひじを伸ばすように意識してください。スウィングのテークバックのイメージで行いましょう

ここに効く!
上半身を捻転させる筋肉を全体的に伸ばすストレッチになります。息を吐きながら行うことで腹筋にも強い刺激が与えられます

どんな効果が?
テークバックで体がしっかり捻転するので深いトップが作れます。スウィングアークが大きくなり、フォローで腕がしっかり伸びます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年1月3日号より