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「米ツアーの空気に早く慣れたい」2戦を終えた古江彩佳を直撃

昨年末の予選会・Qシリーズを突破して、今季から米女子ツアーに本格参戦している古江彩佳。デビュー戦は18位タイとまずまずの滑り出し。2試合を戦い終え今週いったん帰国するが、米女子ツアーの手ごたえについて聞いてみた。

PHOTO/Yasuhiro JJ Tanabe

――デビュー戦は18位でした。率直な感想は?

まあまあ、いい順位では終われたかなと思います。昨年末のQシリーズを終え、帰国してから隔離やスポンサー回りなどがあり、練習できていない状態で1月に入って、すぐに渡米。練習が足りていないというのがずっとあったので。

――Qシリーズ以来の久しぶりの試合でした。

体力的には大丈夫だったかなと思います。プレー的にも予選をクリアできたので、まあまあ、よしとしましょう。そこから、上手くいくかいかないかはまだ経験が足りていないので、徐々に上げていければ。まずは4日間戦えたことには自信を持ちたいですね。それを続けていければいいなと思います。

――日本との違いは?

まだ空気に慣れていないというのがあります。もっと経験して、早く慣れるように頑張りたいですね。もっと練習することももちろんですが、芝に慣れていないというのもあって。芝に慣れるのも大事なことだと思っています。

――何か芝対策を?

新しく入れた58度が役立っています。ティフトン芝のラフの感覚が、まだよくわかっていなくて。開幕前はバンカーも心配していたのですが、バンカーはすごく上手くできたと思います。

――次戦は3月3日開幕のシンガポールでのHSBC女子世界選手権です。

自分に自信を持ってプレーできたらいいなと思うので、楽しみながら、自信を持ちながら頑張りたいと思います。

日本よりも硬いグリーンとティフトン芝対策として、昨シーズンまで使っていたブリヂストン「ツアーB BRM」ウェッジの58度を変更。選んだのはよりスピンが利く「ツアーB XW-F」に「無限」の刻印が入ったプロトタイプ。初戦からバンカーなどで威力を発揮

浜崎あゆみの大ファンだという古江。ライブ会場で手に入れたというタオルをキャディバッグに忍ばせ米女子ツアーを戦っている

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月22日号より

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