Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • コロナ禍で世界のゴルフ人口が過去最高の6660万人に! R&Aが発表

コロナ禍で世界のゴルフ人口が過去最高の6660万人に! R&Aが発表

世界のゴルフ人口は過去最大の6660万人。R&Aが年末にこんな調査結果を発表した。

「この新しい数字に私たちはとても勇気づけられた。しかし、私たちはゴルフを初めてプレーした人々やゴルフに戻ってきた人々に、引き続きゴルフを楽しんでもらうよう、力を合わせて努力していく必要がある」と語るのは、R&Aのゴルフ開発・発展局のトップ、フィル・アンダートン氏だ。

つまり2022年の目標は、コロナが契機となって各国で増えたゴルフ人口をいかに引き留め、さらなる発展に繋げるかということのようだ。

2016年からの5年間で、世界のゴルフ人口は6100万人から560万人増え、過去最高を記録した2012年の6160万人を上回ったという。

この数字は、基本的には18ホール以上のゴルフコースでプレーしたゴルフ人口を指すが、地域によってはゴルフコースの数が限られることから、練習場人口も含まれているという。地域別に分類すると、特に増加幅の大きかったのは、ヨーロッパが790万人から1060万人(最大はイギリスの360万人から570万人)に、アジアが2090万人から2330万人、アメリカが2990万人から3060万人に増加した。

ゴルフ人口の増加はコロナ前からその兆候を見せており、コロナ禍がきっかけとなり加速したという。イギリスの調査機関によれば、コロナ禍でゴルフを始めたプレーヤーの98%が「楽しんでプレーしている」と答え、95%が「ゴルフを続けていきたい」と答えているそう。6660万人というのはちょっと縁起が悪いが(聖書の黙示録で666は“獣の数字”と呼ばれ、恐れられている)、アメリカのゴルフ人口の数字は2020年のものを採用しているため、すでに7000万人に達している可能性も高い。2022年、世界のゴルフ界は幸先よくスタートできそうだ。

ゴルフの未来は明るい!?(PHOTO/Hiroaki Arihara)

週刊ゴルフダイジェスト2022年1月11・18日合併号より

こちらもチェック!

  • マスターズ優勝後、7月にコロナ感染、病み上がりで出場した東京五輪でメダル争い。そして10月のZOZOチャンピオンシップでツアー7勝目を挙げるなど、激動の1年間を走り抜けた松山英樹。まもなく30歳になる彼は、いま何を考え、そしてどこに向かっているのか? 心の内をじっくりと語ってもらった。 PHOTO/Takanori Miki、Taku Miyamoto 松山英樹1992年2月……
  • ドラコンで女子の日本最長飛距離365Yという記録を持つ女子プロ、高島早百合。飛ばすためには、インパクトでボールを「押す」ことが大事というが、どうすれば「押せる」インパクトが手に入るのか。詳しく聞いてみた。 PHOTO/Hiroaki Arihara TEXT/Kosuke Suzuki THANKS/高根CC 解説/高島早百合1992年京都府出身。ゴルフの名門・東北高校を卒業……
  • ゴルフ場の多角化経営はコロナ禍を機に増加したが、今度は「釣り堀」ときた。 群馬県太田市にある太田双葉CCでは、コース近くにある溜め池をルアー専門の釣り堀「太田フィッシングクラブ」として11月にオープンした。この溜め池は、芝に撒く水を確保するため造られたが、40年の間、1度も利用されず放置されていた。同CCは2012年に経営会社の交代があり、新オーナーの発案により始まったというが、「予想以上……
  • 群馬県で初となる「バナナ栽培」がゴルフ場で行われたというから驚きだ。 そのゴルフ場とは太田市にある鳳凰GC。敷地内で栽培したバナナを「ほうおうバナナ」としてブランド化し売り出す計画で、来年からの出荷を目指している。ゴルフ場での販売のみならず、JAや道の駅まで販路を広げていくというから本格的だ。同GCは2018年、民事再生申請から経営再建し、新事業としてバナナ栽培を含む農産事業部を立ちあげた……
  • コロナ禍で、以前よりも若い世代がゴルフ場へ足を運ぶようになってきている。この流れを加速させようと舵を切ったゴルフ場がある。 東京から120キロ、伊豆大島にある“伊豆大島リゾートGC”がそれだ。同GCの前身は1956年にオープンした大島GC。藤田観光(株)がホテルとともに経営・運営してきたが、01年にケータリングや給食事業を手がける東京ケータリング(株)に事業譲渡。さらに今年、清掃・設備管理……