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【らくトレ】Vol.112 「片手片足サイドベンド」で体幹を鍛える

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、体幹部を鍛えスウィングの再現性を高められるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Yurie Atsumi(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.112

「片手片足サイドベンド」で再現性アップ


今回は片手片足のサイドベンドでバランスを取るエクササイズを2種類紹介します。エクササイズ1はイスを補助に使ったバージョンで、誰でもできるように難度を下げています。イスを使わないバージョンは難度が上がりますから、体が硬い人は姿勢をキープするのが難しいかもしれません。その場合はエクササイズ1だけでOKです。


いずれのエクササイズも右足1本で立ち、右手をイスか床につき、左足を水平に伸ばし、左手を垂直に伸ばします。最も大事なのは左手を“上に”伸ばすことです。なぜなら、このエクササイズはへそが下を向いてしまうとあまり意味がないからです。へそと胸が同じ向きになるのが理想です。右手右足で10秒間キープしたら、左手左足でも同様に行います。

また、右手左足(左手右足)の対側だとツイストの動きが入って難度が上がりますから、余力のある人はチャレンジしてみてください。

Exercise 1
イスを使い片手をついてサイドベント

体の右側にイスを置き、その隣で片足立ちの姿勢からスタート。右手をイスにつき、左足を水平に伸ばします。左手は中指が天井に向くように伸ばします。目線も上に向けます。その姿勢で10秒間キープ。右手右足が終わったら左手左足も同様に行います

【応用編】
片足を替え上半身をツイストさせるのも効果的

右手右足の同側がラクに感じるようであれば、右手左足の対側だとツイストの動きが入るので難度が上がります。両方行うのもおすすめ

Exercise 2
床に片手をついてサイドベンド

エクササイズ1のイスの補助がなくなったバージョンです。右手は床にべったりつける必要はありません。指先だけでOK。左足も床と水平にならなくてもいいので、左手を上に伸ばすことを優先してください。こちらも10秒間キープで、左右両方とも行います

ここに効く!
メインターゲットはお尻の下のほうと側屈につながる腹筋や背筋などの体幹です。姿勢をキープするのでバランス力も鍛えられます

どんな効果が?
体幹に刺激が与えられるので前傾姿勢をインパクトまでキープできるようになります。必然的にショットの再現性がアップします

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年5月31日号より