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【らくトレ】Vol.103 美しいアドレス姿勢が手に入る! 2つのストレッチメニュー

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、体を反らせたり丸めたりする動きにより、美しいアドレスの姿勢が作れるようになるメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Yurie Atsumi(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.103

体を「反らす&丸める」で前後のバランスを整える


自分ではカッコよくアドレスしているつもりなのに、周りにはイマイチに見えてしまう人は、体の前後(腹筋側と背筋側)のバランスが悪くなっている可能性があります。リモートワークが増え、長間座っていることが影響しているのかもしれません。今回は上半身を反らせる動きと丸める動きを両方行い、体の前後のバランスを整えるエクササイズを紹介します。


多くの方は無意識のうちに背中が丸まった猫背の姿勢になっていますので、上半身を反らせる動きから始めます。床に仰向けに寝た姿勢から両ひじをついて上半身を起こし、首を後ろに反らせます。そうすると胸が開いて肩甲骨を寄せる形になりますから、丸まった胸や肩がしっかり伸びます。この姿勢を10秒間キープしたら、今度は腰に手を当てて下半身を持ち上げ、後転のようなポーズで10秒間キープ。これで体の前後のバランスが整い、アドレスの立ち姿がスマートになります。

Exercise 1
ひじをついた仰向け姿勢から胸を上げる

床の上に寝て両ひざを立てた姿勢から、両ひじを支えにして上半身を起こします。そこから首を後ろに反らせると、胸が開いて肩甲骨を寄せることができます。猫背矯正のエクササイズには最適です。胸や肩周りを伸ばした姿勢を10秒間キープします。1日2セット行うのが理想的です

Exercise 2
仰向け姿勢からひじで支えお尻を上げる

床の上に寝た姿勢から、今度は両手で両足を持ち上げます。そこからひじを床について腰に手を当ててお尻を持ち上げ、脚を伸ばします。そうすると首から腰にかけて体の背面全体が伸びます。つま先を伸ばした姿勢で10秒間キープします。こちらはややハードな動きなので、体をほぐしてから行いましょう

つま先を引きつけるとさらに効果がアップ

足首を伸ばして行うと首から腰が伸びますが、足首を曲げて行うと、もも裏からふくらはぎが伸びます。余裕が出てきたら両方10秒ずつ行うと効果的です

ここに効く!
エクササイズ1は上半身を反らせる動き、エクササイズ2は上半身を丸める動きで、対のポーズになっています。どちらもバランスよく伸ばすことが大事で、体の前面と背面の両方に刺激が与えられます

どんな効果が?
体の前後のバランスがよくなりますから、アドレスの姿勢が改善されます。アドレスがよくなるとスウィング軸が安定し、動きがスムーズになります。スウィングの再現性が向上し、インパクトの精度も高まります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年3月22日号より