「東北福祉」だけじゃない。2022男子ツアーで活躍間違いなし! 大型ルーキーの「出身大」に注目
2022年の出場権をかけた男子のファイナルQTが宮崎県のトム・ワトソンGCで行われた。注目だった米澤蓮や河本力らは期待通りの結果を残すことはできなかったため、AbemaTVツアーが主戦場となるが、2021年に大躍進を果たした久常涼の例もあるだけに、下部ツアーからジャンプアップしてくる可能性は大いにある。
現在、男子ツアーでは大学ゴルフ部出身者が大半を占める。古くは日大黄金時代に始まり、その後、星野英正や谷原秀人、そして松山英樹らを輩出した東北福祉大学が勢力図の中心に君臨している。来年も米澤蓮や杉原大河ら東北福祉勢の活躍は間違いないだろうが、そこに待ったをかける他大学出身選手の存在にも注目してもらいたい。
前述した河本力は日本体育大学出身で、さらに日本大学出身の清水大成、木村太一、桂川有人の3人は実力の高さはもちろんのこと、爽やかなルックスにも注目。また、3人の先輩にあたる岩崎亜久竜はファイナルQTランキング9位で22年の出場権を獲得している。飛距離はすでにツアートップクラスと言われるほどで、レギュラーツアーでの暴れっぷりに期待が高まる。
そのほかにも昨年活躍した木下稜介の出身校である大阪学院大学に在籍中の平田憲聖(3年)は、ファイナルQTで2位に入り、日本人最高位でフィニッシュ。22年は大学生プロゴルファーとしてレギュラーツアーを戦う期待の一人だ。
「大学生プロゴルファーという肩書きには実は魅力を感じていました。自分の持ち味をしっかり出せるように頑張りたいと思います」(平田)
次々に出てくる有力株に、2022年シーズンは注目必至。東北福祉大の牙城を崩す選手は現れるのだろうか。来年はツアー観戦の見方に出身大学を加えてみるとまた違った楽しみ方ができるかもしれない。
週刊ゴルフダイジェスト2022年1月11・18日合併号より
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