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【なんでもランキング】Vol.8 歴代1位は通称“鬼”「国内男子ツアー 外国人選手の年間獲得賞金トップ10」

ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング化する本連載。第8回は、日本の男子ツアーにおける外国人選手の年間獲得賞金額をランキング!

2010年、日本オープンなど年間3勝を挙げ賞金王に輝いたキム・キョンテ。出場21試合中15試合でトップ10入り。その強さから「鬼」の異名をとった(PHOTO/Tadashi Anezaki)
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今シーズンの国内男子ツアーも全日程を終了し、米国のチャン・キムが国内20試合と海外メジャー5試合で1億3000万円近くを稼ぎ初の賞金王に輝いた。国内男子ツアーで獲得賞金が1億円の大台を越えた外国人選手は1991年のロジャー・マッカイが初。88年から日本ツアーに本格参戦したオーストラリア出身のマッカイは、この年、太平洋マスターズを含む3勝を挙げ、トップ10入りが10度と絶好調。尾崎直道と最後まで賞金王争いを演じたが、約600万円差で賞金ランク2位となった。92年には台湾の陳志明が、翌年は弟の陳志忠が1億円を突破している。

73年のツアー制度施行後、外国人選手が賞金王に輝いたのは87年のデービッド・イシイが初めてだったが獲得賞金は8600万円あまり。1億円を突破して賞金王に輝いたのは2010年のキム・キョンテが初。日本オープンをコースレコードで逆転優勝し、この年3勝目を挙げると、賞金王争いは最終戦まで持ち越される。そして外国人として23年ぶりとなる賞金王に輝いた。それだけでなく平均ストローク、パーオン率、パーキープ率などでもトップをマーク。2015年には2度目の賞金王を戴冠している。

<国内男子ツアー 外国人選手の年間獲得賞金トップ10>

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月16日号より