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驚異の勝率40%! 稲見萌寧が目標とする不動裕理はどれだけ凄い? 2人の記録を比較してみた

シーズン9勝という他を寄せ付けない強さで賞金女王に輝いた稲見萌寧だが、見据える先は不動裕理という女子プロ界のレジェンド。稲見と不動のこれまでの記録を比較してみた。

PHOTO/Hiroyuki Okazawa、KJR ILLUST/Hideki Kamekawa

不動裕理 ふどうゆうり。1996年のプロテスト合格後、6年連続の賞金女王など、数々の記録を残す

不動の記録にどこまで迫れるか

近年、海外志向が強い選手が増えるなか、初の賞金女王に輝いた稲見の考え方は少し違う。今後もスポットで海外の試合に出る可能性はあるが、稲見本人が「一番の目標は通算30勝で獲得できる永久シード。不動裕理さんのような選手になりたい」とコメントを残しているように、まずは永久シードの獲得。そしてその先にいる日本の“レジェンド”を目標としている。

現在は、永久シードまで3分の1、そして不動裕理の通算勝利50勝までは5分の1。まだまだ先の長い戦いとなるが、今後稲見がどこまで記録に迫ることができるのか注目していきたい。

【稲見萌寧の主な記録】
●シーズン獲得賞金歴代1位……2億2519万2049円
●日本人初のオリンピックメダル…東京五輪銀メダル
●シーズン優勝回数歴代2位……シーズン9勝
●1ラウンドのバーディ数歴代1位……13バーディ
●通算10勝目到達年齢歴代2位……22歳108日目(1位は宮里藍)


【不動裕理の主な記録】
●生涯獲得賞金1位……13億6862万6382円
●シーズン優勝回数歴代1位……シーズン10勝(2003年)
●連続賞金女王……6年連続
●史上最年少永久シード……27歳285日
●最多連続予選通過……91試合

今のペースでいくと、永久シードまで150試合かかる計算

7.5試合に1回のペースで優勝を挙げる稲見萌寧。永久シードを獲得できる通算30勝を達成するには、単純計算で最低150試合が必要

不動裕理はここが凄い!
2003年は2.5試合に1回のペースで優勝


唯一のシーズン2桁勝利を挙げた2003年。出場した試合はわずか25試合。勝率にすると実に40%。2020-21年に勝ちまくった印象のある稲見の倍の勝率だ

稲見萌寧も負けていない!
1試合平均438万6528円稼ぐ

以前と比べて賞金額が増えていることもあるが、1試合の獲得賞金を計算すると、不動よりも稲見が勝っている。このペースなら生涯獲得賞金1位の座を奪うのは時間の問題か

月刊ゴルフダイジェスト2022年2月号より

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  • 賞金女王にして銀メダリスト、稲見萌寧のスタート前の練習はちょっと変わっている。他の選手がどんどん球を打つなかで、ゆっくりとシャドースウィングしたり、トップの手をじっと見たり。1球、ちょこんと球を打ったと思ったら、またゆっくりシャドースウィング……。この謎めいた練習ルーティンの意義について、奥嶋誠昭コーチに聞いた。 PHOTO/Shinji Osawa、Yasuo Masuda、Tadashi Anezaki THANKS/北谷津ゴルフガーデン、CAT Ladies2021、スタンレーレディス、日本女子オープン 解説/奥嶋誠昭 おくしまともあき。1980年生まれ。神奈川県出身。ツアープロコーチとして、稲見萌寧、木下稜介、高橋彩華を指導。横浜のノビテック(ヒルトップ横浜クラブ内)でGEARSを使ったアマチュアレッスンも行う ●Contents●>>稲見萌寧の練習メニュー>>重要なのはトップ位置!>>「球を打つ」練習の目的は? スタート前の練習でヘッド軌道を整える GD 稲見プロは、朝の練習であまり球を打ちませんよね。奥嶋 球を打つのは、その日の調子がどうなのか、球筋を調整しながらコース戦略を立てるために行うのが普通ですが、稲見プロはそこが違うんです。GD というと?奥嶋 インパクトゾーンのヘッド軌道を整えています。GD 球筋を見るのではなく、ヘッド軌道を見ている!奥嶋 だから、SWの小さな素振りから練習を始めます。GD しかも左手1本ですね。奥嶋 稲見プロは左手で振るタイプですから、まずは左手でヘッドの動きを確認するわけです。GD なるほど。奥嶋 稲見プロの練習は、すべてインパクトゾーンのヘッド軌道をスクエアにすることにつながっています。そのため、SWの小さな素振りから振り幅と番手を徐々に大きくして、それぞれの練習メニューの締めに、確認のために球を打つという感じです。GD だから、ほとんど球を打たないんですね。 普通に打つのは4~5球だけ稲見萌寧の練習メニュー すべての練習メニューは、インパクトゾーンでヘッドを正確に動かすためのもの。SWの小さな素振りから始め、振り幅と番手を徐々に大きくしながら、ヘッド軌道を確認するためにボールを打っていることがわかる。普通にボールを打つのは最後の4~5球だけだ。 【Menu1】軟らか棒●手首で右回し●スピードを変えて素振り 【Menu2】SW●左手持ち……腰から腰まで連続素振り ●左手持ち……トップ確認 > ゆっくり素振り●両手持ち……トップ確認 > ハーフウェイダウンを繰り返す ●左手アプローチ●右手アプローチ ●両手アプローチ 【Menu3】8番アイアン●両手持ち……トップ確認 > ハーフウェイダウンを繰り返す●右手持ち……トップ確認 > ゆっくり素振り●両手クロス……体を回して両手を伸ばし、トップ確認 ●両手持ち……トップ確認 > ハーフウェイダウンを繰り返す > 打つ 【Menu4】5番UT、3番ウッド●「3」とほぼ同じメニュー 【Menu5】バット●トップ確認 > ゆっくり素振り 【Menu6】ドライバー●「8番アイアンとほぼ同じメニュー 【Menu7】8番アイアン●ゲートを作って打つ●普通に打つ 4~5球 >>では実際、どんなふうに練習しているの?具体的な中身をチェック! 週刊ゴルフダイジェスト2021年12月28日号より こちらもチェック!
  • 一昔前は“異端”というイメージがあった「クロスハンド」のグリップだが、最近では稲見萌寧や畑岡奈紗をはじめ、女子プロの間でも採用する選手が増えている。果たしてクロスハンドでパッティングをするメリットは? そもそも正しい握り方は? パットに強い南秀樹コーチに話を聞いた。 PHOTO/Takanori Miki、Hiroaki Arihara 解説/南秀樹 木村彩子や岡山絵里などのトッププロを教えるプロコーチ。香川県で「3.7.3 GOLF ACADEMY」を主宰 “ロボット化”すれば余計な動きができない! 昔はパットの苦手克服のための握りという印象だった「クロスハンド」。しかし、今ではクロスハンドを採用する選手が増えている。その理由を南秀樹コーチに聞いた。「1番の理由は、グリーンが高速化したことで、機械のように毎回同じストローク、そして同じ出球を打つことが求められるようになったことです。一般的にクロスハンドは、右手の動きが抑制できると言われています。それもありますが、僕は『左手の動きが抑制できる』メリットもあると思っています。つまり、クロスハンドで握ることで両手を“ロボット化”し、体だけを使ったストロークになるため、常に安定した出球が打てるんです。一方、距離感が出しにくくなるため、ロングパットの練習は必須です」 続きを読む クロスハンド4つのメリット (1)手首が固定され余計な動きがなくなる 手首がロックされるため、ストローク中に手首が返る動きが抑えられる。結果、パンチやゆるみがなくなり、一定の力加減でストロークできる (2)左右の肩の高さがそろいやすい クロスハンドだと左手が下になるため、両肩のラインがそろいやすい。過度なアッパーやダウンブローを防げる (3)左腕の側面とフェース面がリンク 左腕の側面がフェース面とリンクするため、フェース面の管理がしやすい。左手の面が真っすぐ動けば、出球もズレにくい (4)ストロークの軌道が安定しミート率が上がる 体を使ったストロークになるため、再現性が高く最下点がブレにくい。すると、ミート率が上がり転がりもよくなる 基本のアドレス 【右手の握り方】“五木ひろし”の要領で右わきを絞る 手のひらを正面に向けたまま後方から腕を動かしわきを締める。最後にグリップに手のひらをつければ完成 【左手の握り方】両手のひらが向かい合うように横から添える 左手は横から添わせるように握り、両手のひらが合わさるのが正解 両手のひらが互いに向き合う形が基本形。手のひらの向きがズレると、力の入り方が変わり、安定しにくくなる クロスハンドと言っても左手の握り次第で千差万別 基本の握り方はあるが、左手の握り方によって様々なクロスハンドの形がある。女子プロのグリップをもとに仕分けしてもらった 同じクロスハンドでも、プロの握り方を見るとさまざまなタイプがある。南コーチによると、左手の握り方によってタイプ分けできるという。「前述したように、クロスハンドの目的のひとつは、左手を固定すること。基本の握り方でも左手を固定をしていますが、左手の握りを変えることでさらに固定度が強くなります。大きく分けると、基本の握り方に加え、左人差し指を伸ばすタイプ、左手を上から絞るように握るタイプ、左腕にグリップを添わせるタイプがあり、後者ほど左手の個程度が強くなります。みなさんも実際に試して自分に合うクロスハンドを見つけてください」 基本型 左手の固定度:弱主な採用プロ:稲見萌寧、菊地絵理香、若林舞衣子 右手は下から、左手は横から握る基本に忠実な握り方。クロスハンドのメリットを平均的に幅広く生かせる 【メリット】ストロークの再現性が高くなる 腕に窮屈感がないため、力みがなくなり、体の回転がしやすい。スウィングリズムが一定になり、再現性も高くなる 【注意Point】上半身がゆるみやすい グリップ圧が弱いため上半身がゆるみやすい。下半身はどっしり構えるようにしよう 左人差し指伸ばし型 左手の固定度:中主な採用プロ:青木瀬令奈 両手の握る間隔を広げ、人差し指を伸ばして握ることで左手首の動きを抑えることができる 【メリット】フェース面の管理がしやすい 左手首の動きをより強く固定することで、フェース面の管理がしやすく、パンチやゆるみも入りにくい 【注意Point】ダウンブローになりやすい 左手がグリップの下のほうを握ることで、左肩が下がりやすい。すると入射角が鋭角になりやすいため、肩を水平に保つように注意 左手かぶせ型 左手の固定度:強主な採用プロ:植竹希望、新垣比菜、宮田成華 左手を上からかぶせるように握ることで、手首の固定はもちろん、わきが締まるため、腕がより固定される 【メリット】両腕がロックされ体主体のストロークに 両手首はもちろん、右腕、左腕がしっかりとロックされる握り方なので、体主体のストロークがしやすくなる 【注意】左肩が前に出やすい 左手を上から握ると左肩が前に出やすい。アドレスで肩のラインがスクエアになっているかチェックしよう 左手かぶせ型 左手の固定度:最強主な採用プロ:脇元華、福山恵理 短く握り、グリップ部分を左腕につけるタイプ。左手はやや上から握るのが理想 【メリット】シャフトと腕が一体化 シャフトが左腕にくっついていることで、左腕とクラブが一体化して動きやすい。安定感が最も高いタイプ 【注意】腕だけで振るとフェースが開きやすい 左腕だけで振ろうとすると、手元が浮き、フェースが開きやすくなる。体でストロークしよう 月刊ゴルフダイジェスト2022年1月号より こちらもチェック!
  • 週刊ゴルフダイジェストの年末恒例企画「ベストスウィンガー」。読者からの投票によって選ばれた女子部門の1位は? TEXT/Kenji Oba PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Hiroshi Yatabe 女子は日本選手が上位を独占 戦国時代の様相を呈しつつある国内女子ツアー。そのなかでベストスウィンガーの座を射止めたのは、賞金女王に輝いた稲見萌寧だ。東京五輪では日本ゴルフ界初の銀メダルを獲得。今季ツアー9勝という圧倒的な強さに、「ピンを狙っていける精度の高さと距離感は米ツアー選手並みのレベル」(60歳男性)といった、最大級の賛辞が数多く寄せられた。正確無比なフェードボールが持ち味だ。 3票差の2位は米で活躍するあの選手 2位は全米女子オープンで畑岡奈紗との日本人対決を制した笹生優花。豪快なスウィングが生む爆発的な飛距離に、「とにかくカッコいい」(27歳男性)、「ダイナミックでパワフルなスウィングに憧れる」(31歳男性)と、とくに若い男性からの支持が集まった。ちなみに全米女子オープンのプレーオフで敗れた畑岡は、今回の投票では9位(24票)に入っているが、今季の米女子ツアーで賞金女王まであと一歩に迫り、世界ランクは日本人トップの6位(12月2日現在)にいる。その活躍を忘れてはならない。笹生に続き3位に入ったのが、賞金女王争いで稲見を最終戦まで追い詰めた古江彩佳だ。153センチと小柄だが、「強振しないゆっくりスウィング」(63歳男性)、「シンプル・イズ・ベストのムダのないスウィング」(63歳男性)など、こちらはシニア世代からの評価が高かった。シニアや非力な女性には、目指すべき理想のスウィングに見えるのかもしれない。4位は国内メジャー2勝を挙げた原英莉花。「ダイナミックでエレガントな才色兼備」(31歳男性)、「飛距離だけでなく小技も上手い」(56歳男性)と、天は二物を与えたかのような評価も。5位には今季ツアー5勝の小祝さくら。涙の復活優勝を果たした渋野日向子が6位に入った。 1位 稲見萌寧60票 「フェードヒッターのお手本」(58歳男性)「圧倒的な強さ」(33歳男性)「腕と体の回転が完璧に同調」(71歳男性)「ピンを刺すアイアンショット」(59歳男性)「スウィングがシンプル」(62歳男性)「今年の活躍が証明している」(62歳女性) >>稲見萌寧の1Wスウィングはこちら 2位 笹生優花57票 「男子プロ並みの力強さ」(52歳男性)「豪快なスウィングと飛距離」(74歳男性)「パワフルで正確なショット」(34歳男性)「とにかくカッコいい」(27歳男性)「全米女子OPを制した強さ」(45歳男性) >>笹生優花の1Wスウィングはこちら 3位 古江彩佳54票 「強振しないゆっくりスウィング」(63歳男性)「安定感抜群のショット力」(49歳男性)「常に同じスウィングで曲がらない」(50歳男性)「ボールコントロールのすごさ」(66歳男性) >>古江彩佳の1Wスウィングはこちら 4位 原英莉花48票 「ダイナミックでエレガント」(31歳男性)「大きなスウィングアーク」(65歳男性)「アドレスが美しい」(51歳男性) >>原英莉花の1Wスウィングはこちら 5位 小祝さくら36票 「キレのあるショット」(51歳男性)「しなやかでムダがない」(55歳男性) >>小祝さくらの1Wスウィングはこちら 6位 渋野日向子30票 「思い切りのいいスウィング」(62歳男性)「コンパクトなトップ」(57歳男性) >>渋野日向子の1Wスウィングはこちら ベストスウィンガー2021<男子部門>の結果は? 週刊ゴルフダイジェスト2021年12月21日号より こちらもチェック!