【教えて! なっち先生】Vol.67 トム・モリスの時代から重視されてきた「スウィングリズム」
大谷奈千代のイラストレッスン
スウィングの安定感を上げるために大切なことのひとつが「リズム」だ。上半身と下半身の捻転差が生まれるというオススメのスウィングリズムの取り方を、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代に、イラストを交えて詳しく解説してもらおう!

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- ユーティリティで薄い当たりやダフリ、右に打ち出すミスが起こるゴルファーは「ドライバーと同じように振ってしまっているかもしれません」と言うのは、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代。ドライバーとユーティリティの違い、ミスらずに打つためのセットアップを、イラストを交えて詳しく解説してもらおう! ユーティリティをドライバーのように振るのはNG! &g……
Lesson 67
『間』があるスウィングのリズムとは?
皆さんはスウィング中のリズムについて、心掛けていることはありますか? クラブの振り方も大切ですが、スウィングのリズム感もショットのキーポイントです。
リズム感が狂いだすと、ショットが不安定になってしまうので、ご自身のスウィングリズムを一定に保つことも重要なファクターなのです。今回は、スウィングリズムについてゴルフイラストレッスンで解説していきましょう!
スウィングリズムは昔から王道のレッスンドリルでもあります。伝説のゴルファー、オールド・トム・モリスの『クロックワーク・スウィング(時計スウィング)』です。動画でスウィングが確認できない時代にチック・タックという正確なリズムに沿うようにスウィングを行っていたことから、このように呼ばれていたそうです。
また、実際のスウィングに関して、オールド・トム・モリスは『ファー&シュア(遠くに、そして正確に)』と唱えてスウィングを行っていたそうです。
タイミングとしては『ファー』でバックスウィング、『&(アンド)』で切り返し、『シュア』でダウンスウィングからフィニッシュにかけてクラブを振り抜きボールを打ちます。これは、私がジュニアの頃、よく聞いた3拍子的な『チャー・シュー・メン』のリズムと同じです。

トップでの『問』が
下半身リードを作る
ゴルフスウィングは、バックスウィングで上半身を捻転させ、切り返し以降は下半身リードで動き出し、上体がつられるようにひねり戻されて腕が体に巻き付くように動いていきます。
このことから、下半身リードとスウィングリズムは直結しているといえるのですが、上半身と下半身の連動性については、習得するのがとても難しく、切り返し以降、上半身優位でスウィングしてしまい、アウトサイドイン軌道になってしまうのが多くのアベレージゴルファーさんです。
そんな方にオススメしたいのがリズムの取り方です。切り返しで上半身優位になってしまう人は、『ワン、ツー』のリズムでスウィングする傾向があります。ワンでバックスウィング、ツーでダウンスウィングのリズムでスウィングしているため、上体が突っ込んでしまうのです。
ワン・ツーのリズムで問題なのは、切り返しに必要な『間』がないことです。切り返しで『間』がないと、上半身と下半身の捻転差が生まれる瞬間がなくなってしまいます。
上記にお心当たりのある方は、ワン『&』ツーのリズムがオススメです。『&』のリズムを加えて、『間』のタイミングを作りましょう!
ワンでクラブを上げて、バックスウィングを行います。&でトップを迎えた切り返しのポジションです。上半身を右に残したまま、左足に踏み込みます。このとき、一瞬『間』が生まれて、クラブが止まったように見えます。そして、ツーでクラブをフィニッシュまで一気に振り抜きます。
お心当たりのある方は、ワン・『&』・ツーのリズムを参考に、下半身リードに必要なトップでの『間』を手に入れましょう!



大谷奈千代
1984年、神戸市出身。JLPGAトーナメントプロ&ティーチングA級。関西を中心にレッスン活動を行う
週刊ゴルフダイジェスト2026年8月4日号より


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