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【プロも実践! “力み”を取る10の方法】#1「力んでいいゾーン」と「力んではいけないゾーン」を知ろう

飛ばしたいと思うと、どうしても腕力など上体の力に頼ってしまいがち。するとムダな力みが生じ、ミスショットを連発してしまう。しかし「力むな」と言われても、いざボールを前にするとなかなか難しいもの。そこで今回は、プロも実践している「力み」を取る方法を早川佳智プロに教えてもらった。

PHOTO/ARAKISHIN THANKS/東名古屋カントリークラブ、日進ゴルフ エトワス

解説/早川佳智

はやかわよしさと。1975年生まれ。愛知県出身。日々スウィング研究やギアを探求し続けるプロ。いまやそのオタク度が話題を呼び、数カ月先までレッスンが埋まるほどの大人気コーチ

●CONTENTS●
#1 力みは必ずしも悪いことではない!?
#2 迷いが消える魔法のルーティン
#3 脳の錯覚を利用したアイデア素振り
#4 体の重心を意識して手打ちを防ぐ

力むのは悪いことではない!

今回、スウィング中の「力み」を取る方法について早川プロに話を聞いてみると、意外な反応が返ってきた――。

早川 力みって悪いことじゃないですし、逆に力まないと飛ばないです。だって、力を入れないとインパクトで当たり負けしちゃいますよね。

GD えっ! 力んでもいいんですか?

早川 “力んでもいいゾーン”があるんです。それは、ダウンスウィングで手元が右腰の高さまで下りてきたあと。そこからフォローで手元が左腰の高さにくるまでの半円くらいが力んでいいゾーンになります。

GD どうしてそのゾーンはいいでのすか?

早川 クラブに慣性が働いているのでこのゾーンでいくら力を入れようとスウィング軌道がブレることはありません。気をつけなければいけないのは、トップからの切り返しで力んでしまうこと。これが最大の悪です。それを防ぐために、プロも実践している脱力の方法をこれからご紹介します。

手元が右腰から左腰の間は力んでも問題ない

ダウンスウィングで手元が右腰から左腰までの間では目いっぱい力んでもスウィングバランスは崩れない。一番よくないのは、トップからダウンスウィングへ移行するときの力み。バランスが崩れミスショットの原因に直結してしまう。トップから切り返しで力むと、伸び上がりや振り遅れ、手打ちなどのミスが出てくる

>>#2 迷いが消える魔法のルーティン
>>#3 脳の錯覚を利用したアイデア素振り
>>#4 体の重心を意識して手打ちを防ぐ

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月1日号より

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