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【ミナセの小部屋】Vol.46 “火花が散るぐらい”フォローで両手首が擦れれば合格です!

1年で50Yも飛距離を伸ばした『ゴルル』メンバーの小澤美奈瀬。彼女が飛ぶようになった秘訣をお伝えする本連載。今回はインパクト以降の理想的な動きについて教えてもらった。

PHOTO/Takanori Miki

小澤美奈瀬
おざわみなせ。1992年生まれ、愛知県名古屋市出身。小誌・美女ゴルフユニット『ゴルル』メンバー。現在、ミニツアーなどに参戦しながら、主に東京や名古屋などで飛距離アップのレッスンを行っているUSLPGAティーチングプロ。

脱力すると、ヘッドが走って両手首が擦れる

みなさんこんにちは! 小澤美奈瀬です。あっという間に2月。春のゴルフシーズンまでに、私と一緒に飛距離アップのトレーニングがんばりましょう‼

さっそくですが今回は、前回お伝えした『ハンドファースト』でインパクトした後どうするか、というお話をさせていただきます。

少しだけ前回のおさらいをすると、私がイメージするハンドファーストの形は、“左手甲とシャフトとフェース面が一直線になって地面と垂直に交わる”インパクトです。

前回のお話はこちら↑

では、上手くハンドファーストにインパクトできたら、フォローではどのような形になるのがいいのか。理想は、下の写真のように、手元が左腰の高さにきたとき、シャフトが水平になり、両手首が擦れるように重なること。この形ができれば、ヘッドがしっかりと走っている証拠です。

フォローでは、手元が左腰にきたところでシャフトが水平になればヘッドが走っている証拠。このとき、左右の手首が擦れるぐらい手首がしっかりと返っている必要がある。そのために重要なのが“脱力”。「グリップは強く握ってはダメ。ヘッドが飛んでいきそうなくらい脱力すると、フォローで両手首が重なるんです」(美奈瀬)

ここで注意しないといけないのが、この形だけを真似ようとすること。この形を作ろうとして、フォローで無理やり手首を返そうとすると、フェースが急激にターンして大きく曲がる原因になります。あくまでヘッドが走った結果としてこのような形になる、ということを忘れないようにしましょう。

ではヘッドを走らせるにはどうすればいいか。ここで大事になるのが“脱力”です。

ひじから先を柔らかく、脱力して使うことで、ヘッドに遠心力がかかり、勝手にヘッドが走り出します。フォローで両手首が擦れるのは、あくまでも結果であって故意にやってはいけません。みなさんも、両手首が擦れるくらい脱力してヘッドを走らせてみてくださいね!

週刊ゴルフダイジェスト2021年2月23日号より