【ゴルファーの“痛み”部位別対処法】#2「肩の痛み」を解消する3つのメニュー
ゴルフを長く続けている人ほど、そして年齢を重ねるほど、ついて回るのが体の痛み。そこで、渋野日向子の専属トレーナーとして活躍する斎藤大介氏に、痛みの部位別の対処法を教えてもらった。今回は「肩」の痛みを解消するメニューをご紹介。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Nanoka Hagiwara(Golulu)
●CONTENTS●
導入編 痛みは「動かしながら」治す
#1 「腰」の痛み
#2 「肩」の痛み
#3 「背中」の痛み
#4 「股関節」の痛み
#5 「ひじ・手首」の痛み
#6 「ひざ・足首」の痛み
「肩の痛み」への対処法:
肩の上下の筋肉をゆるめる
肩の痛みは腱板内の石灰物質の沈着が原因で発生することが多く(いわゆる五十肩)、時間が経てば治るというのが治療家の間では定説。ただ、肩周りの動きをよくすることで痛みをやわらげることは可能だ。
MENU 1 後ろで手を組み胸開き
つま先とひざを床につけて座り、両手を後ろに組んで下げる。そうすると胸が自然と開いて肩甲骨が内側に寄るので、肩周りに心地よい刺激が入る
MENU 2 二の腕伸ばし
二の腕を伸ばすストレッチも肩の痛みをやわらげる効果がある。右ひじを左手で持ち、引き寄せるように左に傾けて伸ばす。肩の痛みが激しい場合は要注意
MENU 3 背面クラブ上げ
ゴルフクラブを使ったストレッチも効果的。アイアンを背面で持ち、上体を前に倒しながら両腕を真上に上げる。ひじを伸ばしたまま姿勢をキープする
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2022年3月8日号より