Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • 【らくトレ】Vol.126 腰痛にも効果あり! 四つ這いからの「バックキック」で体幹&股関節を刺激

【らくトレ】Vol.126 腰痛にも効果あり! 四つ這いからの「バックキック」で体幹&股関節を刺激

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、股関節の柔軟性と体幹の強化に役立つエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Mai Inaji(GOLULU)

前回のメニューはこちら


メニューNo.126

「バックキック」で体幹&股関節を刺激


今回は背中と腰を丸める動きと反らせる動きを交互に行うエクササイズを紹介します。エクササイズ1が右脚バックキックで、エクササイズ2が左脚バックキックです。両方行うことで左右のバランスが整います。トレーニングとして行いますので2日に1回のペースで構いません。その代わり1日2セット行うことができると理想的です。

動き自体はシンプルです。四つ這いの姿勢から片ひざをみぞおちに近づけるように背中と腰を丸めます。片ひざをしっかり引きつけると骨盤まで丸まります。その姿勢で2秒キープします。その後、その脚を伸ばしながら背中、腰、骨盤を反らせます。こちらも2秒キープします。これを交互に5回繰り返します。背骨を積極的に動かすとトレーニング効果が高まります。腰痛予防にもなりますから、痛みが出ない範囲でしっかり動かしてあげると、腰周りの柔軟性がアップしてスウィング時の不安も解消できます。


Exercise 1
四つ這いから右ひざを引きつけバックキック

四つ這いの姿勢からスタート。まず右ひざをみぞおちに近づけるように背中と腰を丸めます。その姿勢で2秒キープしたら、今度は右脚を後方に伸ばしながら背中と腰を反ります。こちらも2秒キープしたら、背中を丸める四つ這いに戻ります。これを5回繰り返します

Exercise 2
四つ這いから左ひざを引きつけバックキック

エクササイズ2は1の左脚バージョンです。左右均等に行うことができれば理想的ですが、左右差がある場合は動きがぎこちないほうを重点的に行うことでバランスが整います。背骨を丸める動きと背骨を反らせる動きを積極的に行うほど効果が高まります

ここに効く!
背骨と腰を丸める動きと反らせる動きを交互に行いますから、体幹から股関節まで刺激が与えられ、反らせる動きはお尻も使います

どんな効果が?
体幹が強くなりますから、傾斜地でのミスが減ります。バランス力がアップし、スウィング軸が定まるので、インパクトも安定します

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月13日号より