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【らくトレ】Vol.122 クラブを使った簡易版「T字バランス」で股関節と体幹をまんべんなく強化

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、ドライバーを杖がわりにして行うストレッチメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Osamu Hoshikawa MODEL/Yukino Itakura(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.122

1Wを支えに簡易版「T字バランス」


今回はドライバーを杖代わりに使ったT字バランスの簡易バージョンを紹介します。正式なT字バランスはドライバーなしで行いますが、それだと難度が高くてバランスをキープできない人が多いので、ドライバーを使って体を支えながら行います。そうするとバランスが取りやすくなり、体を斜め前方にしっかり伸ばすことができます。

ポイントは股関節からしっかり曲げることと、お尻の力で後ろ脚を持ち上げることです。右腕と左脚が床と平行になるのが望ましいですが、無理なら脚の角度は45度くらいでもOKです。片脚立ちしているほうのひざは軽く曲げるとバランスを取りやすいはずです。右脚1本立ちで2秒キープしたらスタートの姿勢に戻り、今度は左脚1本立ちで2秒キープします。左右交互に10回ずつ行います。1日2セット行うことができると理想的です。鏡などで体がT字になっているかどうかチェックしてみましょう。


Exercise 1
右腕&右脚でT字バランス

ドライバーを杖のように持った姿勢からスタート。そこから左手を腰に当て、右腕と左脚を床と平行になるまで伸ばします。体がT字になるのが理想ですが、無理なら脚の角度は45度くらいでも構いません。股関節からしっかり曲げることを意識し、2秒キープします

Exercise 2
右腕&左脚でT字バランス

今回のメニューはエクササイズ1とエクササイズ2を交互に行います。エクササイズ1で2秒キープしたらスタートの姿勢に戻り、今度は右腕と右脚を床と平行になるまで伸ばします。こちらも2秒キープで交互に10回繰り返します。1日2セット行うと理想的です

ここに効く!
股関節周りの柔軟性が高まり、腹筋や背筋など体幹にも刺激が与えられます。動きの連動性を鍛えられ、バランス感覚が磨かれます

どんな効果が?
バランス力がアップし、傾斜地でも軸がブレなくなります。体の回転がスムーズになり、フィニッシュまで振り切れるようになります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年8月9日号より