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【らくトレ】Vol.118 壁を使った簡単ストレッチで深い捻転を手に入れる

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、壁を使って背中やわき腹の柔軟性を高めるメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Osamu Hoshikawa MODEL/Yukino Itakura(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.118

「壁ストレッチ」で深い捻転を手に入れる


今回は壁を使ったストレッチを2種類紹介します。壁にひじや手を固定すると、自重(自分の重さ)を負荷にして体を伸ばすことができるのでストレッチ効果が高まります。メインターゲットは両わきと背中です。この部分(体幹)を重点的に伸ばすことで、下半身でタメたパワーをクラブヘッドに効率よく伝えられるようになります。

エクササイズ1はひじを壁につけ、わきを伸ばします。(2)のポーズでも十分伸びますが、(3)のポーズのようにひねりを加えると立体的に伸ばせます。(2)のポーズを10秒、(2)と(3)のポーズを5秒ずつ、(3)のポーズを10秒のどれでもOK。そのときのコンディションに合わせて伸ばしましょう。


エクササイズ2は両手を壁につけ、背中と両わきを伸ばします。こちらは股関節から折り曲げてお尻を突き出すのが大事なポイント。いずれのメニューも肋骨が絡んでいるので、深呼吸をしながら行うと体がしっかり伸ばせます。

Exercise 1
壁にひじをつけわきを伸ばす

壁から少し離れて片ひじをつけ、ひじから下をリラックスさせます。最初は腕を壁に近づけながらわきを伸ばします。わきが伸びたら今度は胸を壁に近づけます。そうすると体が立体的に伸ばせます。10秒キープを2回が1セット。1日2セット行うと効果的です

Exercise 2
壁に両手をつけ背中と両わきを伸ばす

胸の正面で両手を壁につけた姿勢からスタート。両手をつけたまま背中と腰を反らせます。股関節から折り曲げる形にするとお尻が後ろに突き出ます。それによって背中とわきが伸ばされます。こちらも10秒キープを2回が1セット。1日2セット行います

ここに効く!
わきをしっかり伸ばすことで、背中の筋肉(広背筋)と腕の筋肉(上腕三頭筋)に刺激が与えられ、柔軟性が高まります

どんな効果が?
上半身の捻転力が強化されるのでトップが深くなります。スウィングアークが大きくなり、ヘッドスピードアップにもつながります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年7月12日号より