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【ゴルファーのためのボディメイク】#1 きれいなスウィングを身につけるには“股関節”の柔軟性が不可欠です

ツアーでは空前の筋トレブームが巻き起こっている。飛距離アップにつながるのであれば、我々も取り組んでみたいところだが、ただ闇雲に鍛えてしまうと逆効果になることも。ゴルフで重要な筋肉を効率よく鍛えるにはどうすればいいのか。若手の注目株、桂川有人が取り組んでいるボディメイクの方法と、我々アマチュアにも実践できるストレッチ&トレーニングについて、トレーナーの稲葉氏に聞いてみた。

PHOTO/ARAKISHIN THANKS/BC PROJECT

桂川有人
かつらがわゆうと。1998年生まれ。愛知県出身。日大ゴルフ部を経て2020年プロ転向。今季は東建ホームメイトカップで2位に入ると、『ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!』でツアー初優勝。全英OPにも出場予定

解説/稲葉弘泰

桂川有人や池上憲士郎などのシード選手をはじめ、プロ野球選手の専属トレーナーなども務め、自身もゴルフでHC8の腕前を持つ凄腕トレーナー

●CONTENTS●
#1 「股関節」の柔軟性を高める

#2 「胸椎」の柔軟性を高める
#3 「大殿筋」を強化する

股関節が動けば地面を蹴れる

トップアスリートなら柔軟性が高く、筋力も高いのが当たり前だと思っていないだろうか。意外とそんなことはなく、旬な男・桂川有人もボディメイクを取り入れる前までは、体のバランスが悪かったと稲葉弘泰トレーナーは言う。

「桂川プロは体の前側の筋肉ばかり使う傾向がありました。ですからラウンド後は太ももがパンパンで疲労が蓄積しやすかった。前側だけでなく後ろ側もバランス良く使わないとダメなんです」

そこで桂川に特に重視させているのが股関節だ。

「股関節の柔軟性を高めることで歩き方が変わり、地面を蹴れるようになる。これはスウィングにおいてもパワーを出すために必要な動きです」

稲葉氏は、まずは体を正しく動かせる状態にすることが大切で、そのためにストレッチは必須だと言う。桂川いわく「体が硬いボクにとってはストレッチそのものが筋トレと同じくらいきついんです」。

桂川が実践する股関節ストレッチ

片足立ちをして、もう片方の足を後ろに上げる。注意点は骨盤を水平にすること。この体勢から、上げている足を開いて閉じるを繰り返すことで支えている足の股関節の柔軟性が高まり、動かしやすくなる

【まずはここから!】
自宅でできる股関節ストレッチ

片ひざをついた状態で、後ろの足を手で引っぱり上げることで、股関節の周辺の筋肉が伸ばされ股関節が動かしやすくなる
※モデルは稲葉氏のスタジオの横江トレーナー

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週刊ゴルフダイジェスト2022年5月24日号より

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