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【ゴルヨガ】Vol.6 肩こり解消にも効果的! 「針の糸通し」ポーズで捻転力アップ

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、骨盤を止めた状態で上半身をねじる動きで捻転力をアップできるポーズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)

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メニューNo.6

「針の糸通し」で
捻転力をアップ


ゴルフは骨盤を止めて胸や肩を回す動きがすごく大事なのですが、その動きができないアマチュアは多いです。なぜなら骨盤を止めたまま、上半身をねじるのが難しいからです。そこで、その動きが自然に身につくヨガのポーズを紹介します。

「針の糸通し」ポーズは一見、複雑そうに感じるかもしれませんが、それほど複雑ではなく、運動強度も高くありません。慣れると上半身の捻転力が格段にアップするのでおすすめです。


Pose 1
四つん這いから右手甲を這わせて「針の糸通し」

四つん這いの姿勢でスタート。左手を前に出し、左わきの下から右手の甲を這わせるように右手を通します。そして左手を上げます。左わきの下に右手を通すところまでが1呼吸。そこから左手を上げるところでもう1呼吸。合計2呼吸行います。左右交互に行うと上半身が均等に伸ばせます。(2呼吸キープ×2回)

Pose 2
四つん這いから左手甲を這わせて「針の糸通し」

四つん這いの姿勢でスタート。右手を前に出し、右わきの下に左手を通します。そして右手を上げます。呼吸を意識しながら行うことが大事です。上の手は床と垂直になるのが理想ですが、上がらない人は手の位置が下がっても構わないので肩を回す(体をねじる)ことを意識してください。(2呼吸キープ×2回)

●どんな効果が?
下半身を止めて上半身をねじることでみぞおちから上に満遍なく刺激が入ります。肩甲骨を寄せて胸を開くと背中が伸びて上半身の動きも活性化。肩こり解消効果もあります

●スウィングのココが改善!
ゴルフは骨盤を止めて胸や肩を回す動きがすごく大事です。針の糸通しポーズは骨盤が真下を向いた状態で肩を左右に回しますから、上半身と下半身の捻転差がある動きを体に染み込ませることができます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2024年6月11日号より