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【らくトレ】Vol.201「シザーズジャンプ」で下半身の瞬発力を強化

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、下半身の瞬発力を強化して、力強いスウィングを手に入れるためのトレーニングを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.201

「シザーズジャンプ」で
下半身の瞬発力を強化


ゴルフは下半身の大きな筋肉を使ってクラブを振るスポーツですが、その感覚が身についていないアマチュアが多いです。今回は下半身の瞬発力を強化するエクササイズを紹介します。

「シザーズジャンプ」は真上にジャンプしながら空中で左右の足を入れ替える動きを繰り返すものです。陸上の短距離選手のトレーニングに取り入れられることが多いですが、スウィング強化にも効果があります。足幅が広ければ広いほど負荷が大きくなり、沈み込みが深ければ深いほど内転筋に刺激が入ります。ただ、注意点がひとつあります。つま先から着地するとひざに負担がかかるので、足裏全体で着地するように心がけてください。最初は小さなジャンプでスタートし、慣れてきたら飛ぶ高さと足幅を広げていきます。このエクササイズは強度がかなり高いので、1日3セット行ったら2日休み、3日に1回くらいのペースで取り組んでください。


Exercise 1
空中で左右の足を入れ替える

直立して両手を腰の横に置いた姿勢でスタート。真上にジャンプしながら足を前後に広げて着地します。足幅は歩くときの歩幅と同じくらいが目安です。歩くときと同じように右足を前に出したら左手を前に出します。これを左右交互に10回繰り返します。(10回×3セット)

Exercise 2
大きくジャンプして大きく足を広げる

エクササイズ1と同じ姿勢でスタート。こちらは真上にジャンプしながらできるだけ広い足幅で、なるべく深く沈み込むように両足を前後に広げて着地します。着地するときは前足の足裏全体を床につけるように意識します。こちらも左右交互に10回繰り返します。(10回×3セット)

ここに効く!
下半身の瞬発力を鍛えるエクササイズになります。お尻、太もも、ふくらはぎなど下半身の主要な筋肉に満遍なく刺激が入ります。股関節の動きもスムーズになります

どんな効果が?
下半身の瞬発力と安定感が身につくので、下半身の筋肉を使った力強いスウィングを習得することができます。バランスよくリズミカルにクラブが振れるようになります

斎藤大介

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2024年3月26日号より