【教えて! なっち先生】Vol.79 パッティングはどっしり下半身と体幹ストロークがカギを握る
大谷奈千代のイラストレッスン
パッティング中の体の動きは、ショットのそれとは大きく異なる。ストロークの質を高める体の使い方のポイントを、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代に、イラストを交えて詳しく解説してもらおう!

>>前回のお話はこちら
- ビシッと決まるか、ぐらぐらしてしまうか、フィニッシュは股関節がカギを握ります。プロのようなカッコいいフィニッシュを決めるための「股関節の使い方」を、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代に、イラストを交えて詳しく解説してもらおう! キレイなフィニッシュを作るためのキーポイントは「股関節の使い方」 >>前回のお話はこちら ……
Lesson 79
パッティングにおける
ショットとは異なる下半身の使い方
ドライバーショットやアイアンショットと比較すると、パッティングは体の動かし方が大きく異なります。特にパッティングでは、どっしりした下半身がとても大切です。今回は、パッティングでの体の使い方について、ゴルフイラストレッスンで解説していきましょう!
パッティングでは、ストロークの土台となる下半身の安定が必須になります。
ショットの場合は、体重移動を使ってスウィングするので、ヘッドが動く方向に体も一緒に動いていきます。ショットを詳しく解説すると、フォロースルーのときだけ、クラブと体が引っ張り合う形になりますが、それ以外は、クラブと体が動く方向は同じです。
ところがパッティングでは、体重移動を使わないので、握り方に個性はあっても、常にパターと体が引っ張り合う形になります。
パッティングストロークで、アドレスの姿勢を崩さず、それでいて手首を使わずにヘッドを動かすには、土台である下半身を動かしてはいけません。可能な限り、どっしりした下半身を心掛けましょう!

ヘッドとわき腹の筋肉が
引っ張り合うストローク
安定したストロークを行うには、背骨の胸の部分の胸椎だけを動かすイメージが大切です。
肩を縦方向に動かすことを目安に、体幹のねじりを使うように胸椎を回旋させると、正確なストロークを習得することができます。
参考までに、テークバックでは左肩が下がり、右肩が上がるように見えるので、縦回転と表現していますが、実際には、胸椎では背骨の軸を中心としたわずかな回旋が起こっています。しかし、体重移動が起こらない分だけ、肩のラインが縦方向に動くように見えるのです。
どっしりとした下半身の構えを作り、体幹を使ったストロークができれば、結果的にテークバックでは左わき腹の筋肉(腹斜筋)が伸び、フォロースルーでは右わき腹の筋肉が伸びます。ほんの小さな動きでも、ヘッドとわき腹の筋肉が引っ張り合う感覚を感じることができますよ。
このように体幹のねじりを使ってストロークすることができれば、フェースを常に目標方向に正対させることができるようになります。
体幹を使わずに、肩の動きだけでストロークをしてしまうと、必ずしも打てないわけではありませんが、ストロークが不安定になり、距離感や方向性が定まらなくなります。また、グリップエンドが体の正面から外れやすくなるため、打点までズレてしまい、ストロークの再現性が損なわれてしまいます。
こういったことから、胸の三角形(両肩と両腕でできる形)を保ったまま、体幹を使ってボールを打つ感覚を身に付けることが上達の近道になります。
ストローク全体が大きな筋肉で動くと、ストロークの振り幅やフェース向きが安定しやすくなるので、ストロークの質がグッと高まりますよ。ぜひ、参考にしてみてください!



大谷奈千代
1984年、神戸市出身。JLPGAトーナメントプロ&ティーチングA級。関西を中心にレッスン活動を行う
週刊ゴルフダイジェスト2026年11月10日号より


レッスン
ギア
プロ・トーナメント
コース・プレー
書籍・コミック






















