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【らくトレ】Vol.185 軸ブレを防ぎ回転力をアップさせる“斜め下パンチ”エクササイズ

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、軸をブラさず鋭く回転できるようになるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Rinako Kurokawa(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.185

回転力がアップする
パンチエクササイズ


男性アマチュアより小柄な女子プロがドライバーで240~250ヤード飛ばすことができるのは、スウィング効率がいいからです。アマチュアは練習量が少ないので、プロと同じレベルのスウィング効率を手に入れるのは難しいかもしれませんが、動きのコツさえつかめれば、間違いなく今より効率は上がります。今回は軸をブラさずに、上半身を回すエクササイズを紹介します。

エクササイズ1と2は左右対称の動きです。1は左手を右下にパンチします。2は右手を左下にパンチします。パンチする手と逆の手を引くように動かすと、上半身がクルンと回転します。その動きを10回ずつ繰り返します。パンチを素早く振り下ろすことが大事ですが、軸が左右にブレると効果が半減します。軸をキープしたまま、上半身を回転させることを意識してください。それほどキツい動きではないので1日2~3セットやっても大丈夫です。


Exercise 1
体を右に回しながら8時の方向にパンチ

左足に体重を乗せ、左手を右下に振り下ろしやすい姿勢でスタート。そこから上半身を回して左手を時計の針の8時方向にパンチします。右手を引くように動かすと左手が加速します。パンチしたらゆっくりとスタートの姿勢に戻り、同じ動きを10回繰り返します。(10回×2~3セット)

Exercise 2
体を左に回しながら4時の方向にパンチ

右足に体重を乗せ、右手を左下に振り下ろしやすい姿勢でスタート。そこから上半身を回して右手を時計の針の4時方向にパンチします。エクササイズ1と左右対称の動きになります。できるだけ素早いパンチを行いますが、体がフラフラしないように軸をキープすることが大事です。(10回×2~3セット)

ここに効く!
骨盤を固定して上半身を回しますから、スウィングの要になる軸回転に関わる部位を満遍なく鍛えることができます。また、下半身で踏ん張る力も身につきます

どんな効果が?
下半身の土台を安定させて上半身を軸回転させる動きが身につくので、スウィングの再現性が高まります。インパクト効率がよくなり、飛距離も方向性も格段に向上します

斎藤大介

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年11月21日号より