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オーガスタは“好きな人”が制す!? 識者に聞いた2022マスターズ優勝予想【山を動かす】

ゴルフにまつわるさまざまな問題に関し、読者や識者に率直な意見をぶつけてもらう連載「山を動かす」。今回のテーマは今週開催の「マスターズ」。みんなの優勝予想を聞いてみた。

●本命はジョン・ラーム。オーガスタはスペイン人の熱い血を騒がせるのか、セベ・バレステロス、ホセ・マリア・オラサバルがそれぞれ2回、セルヒオ・ガルシアも勝っています。ラームは距離も出るし、オールラウンドプレーヤー、マスターズに勝てない負の要素はまったくありません。ちなみに、僕が個人的に勝ってほしいと思う選手はローリー・マキロイとブルックス・ケプカ。マスターズに勝たないとグランドスラマーにはなれません。マキロイは今年、改修されて距離も伸びた11番のことを「距離は伸びたが、右の松を何本か切ったので、ストレートに狙えるようになり難しくない」と言っていましたね。“言うだけ番長”にならないようにとは思っていますがね(笑)。松山英樹は故障していて、練習も始めたばかりと聞いています。万全なら連覇もあると思います。マスターズはオーガスタが“好き”な人しか勝たない。だから“好きな人”は複数回勝ちます。松山のこれまでの戦績を見ると、オーガスタ好きが一目瞭然。オーガスタ攻略には、私見では4つのパー3をどう攻めるか、前半の4、6番を「パーでそっと通り過ぎること」だと思っています。それで4つのパー5で4アンダー、4日間で16アンダーで優勝です。(タケ小山/テレビ解説者)

●私が本命に推すのは今、いちばんノッている男、スコッティ・シェフラーです。今季、フェニックスで初勝利を挙げたと思ったら、アーノルド・パーマー、WGCマッチプレーとたて続けに3勝、覚醒しました。世界ランクもラームを押しのけ1位に。名門テキサス大出身で、全米オープンローアマ、昨季は米ツアー新人王と実績はありますが、今季の爆発力は驚異的、ハンパじゃないですね。キャディがバッバ・ワトソンのバッグを担いでマスターズで2勝しているテッド・スコットというのも好材料です。対抗に松山英樹とローリー・マキロイ。ただ、松山にとってオーガスタでのチャンピオンズディナーはかなりのプレッシャーだと思いますね。通訳はつくと思いますが、前回チャンプとしてみんなを招待する儀式は心理的に重荷かもしれません。ダークホースにやはり同じ日本人として、金谷拓実と中島啓太。中島はアジアアマ勝利からマスターズのローアマになれば、松山と同じ航跡をたどることになります。世界のゴルフ界はZ世代を中心に回っていくのではないでしょうか。(佐渡充高/テレビ解説者)

●勢いのあるシェフラーだと思ってたけど、マッチプレーにも勝ったんで、いくらなんでもマスターズにまで勝たないのでは。(40代男性・神奈川県)

●オーガスタは好き嫌いがはっきりしているコース。おそらく好きだと思っているだろうと想像できる選手のなかでランキング上位の選手たち……ジョン・ラーム、ジャスティン・トーマス、ローリー・マキロイ、ザンダー・シャウフェレといったところが候補に挙がるでしょう。ダスティン・ジョンソンやジョーダン・スピースあたりも上に来るかもしれないけれど、いずれにせよ優勝争いは、名前のある常連だと思います。マスターズは毎年同じコースでやっており、みんなそこに照準を合わせて来るので、最後は常連による争いになる。日本のファンは松山(英樹)くんに期待するでしょうが、肩を痛める以前の試合で見たら、振り過ぎでバランスを崩しているようでした。今年はちょっと無理かもしれませんね。(水巻善典/プロゴルファー)

●F1の“モナコマイスター”のように、コースに愛される人が勝つような気がする。デシャンボーのように飛距離でねじ伏せようとするタイプは愛されないかも!?(40代男性・千葉県)

●ジャスティン・トーマスです。実力は十分だし常に上位で戦っている。去年、ハワイで問題発言がありスポンサーが離れたりして、ちょっと元気がないようなこともありました。ゴルフエリートとして育ってきたので、あまり叩かれることがなく初めての経験だったんじゃないでしょうか。でも1年以上経って精神的にも落ち着いてきたようですし、人間的に一回り大きくなった感じがしています。ザ・プレーヤーズ選手権では、ものすごい風のなか、トーマスだけが低い球を打ったり、スライス、フックを駆使して攻めていました。若いのに技もあるし、思い切りもいい。プロなら誰でも多彩な球が打てますけど、なかでもトーマスは精度が高いですね。(冨永浩/プロゴルファー、解説者)

●1人を選ぶのはなかなか難しいね。全選手オーガスタに照準を合わせてくるわけだから。でも、まず挙げるとしたらジョン・ラーム。世界ランク1位の座をシェフラーに明け渡したのだから、モチベーションという意味でも高い。そして、もう1人挙げるとしたらトニー・フィナウだ。彼はオーガスタが好きだし、過去の成績もいい。何よりオーガスタだと気持ちよさそうにプレーしているように見える。そういう選手は強いよ。(マイケル・コリンズ/ESPN記者)

●松山英樹の連覇が見たいね。肩の調子次第だとは思うけど……。あとは、シェフラーは最近びっくりするほどいいプレーをしているので注目だけど、彼はオーガスタでの経験値は高くないからどうだろう。そのほか、DJ(ダスティン・ジョンソン)やラームらも主役候補だね。(ケン・マリー/在米カメラマン)

●エイブラハム・アンサーです。ここ数試合すごく調子が良く、安定感がある。オーガスタは飛距離があれば有利というわけでもないと思うので、ショートゲームの上手いアンサーにチャンスありとにらんでいます。3回目のオーガスタで、コースも把握してきているように思いますし。(小誌特派記者)

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月19日号より

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  • 鋭い視点とマニアックな解説でお馴染みの目利きプロ・佐藤信人が、いま注目しているプレーヤーについて熱く語る連載「うの目、たかの目、さとうの目」。今回は、まもなく開幕するマスターズを徹底予想! PHOTO/Taku Miyamoto、Tadashi Anezaki 毎年恒例、頭を悩ませる時期がやってきました。すぐそこに迫るマスターズトーナメントのおかげです。この時期、いろいろなメディアから盛んに試合展開の予想を聞かれます。いろいろなケースを想定してはワクワクしつつも、結局、通り一遍な予想に落ち着いたりします。まず、試合に入る“流れ”が大事。今シーズンに入り優勝、もしくは優勝争いをした選手が候補に上がることは間違いありません。その点からいえば実は昨年の松山(英樹)くんは異例中の異例でした。秋開催となった20年は、同シーズンに優勝と2位を3回ずつ達成して臨んだダスティン・ジョンソンが完全優勝。19年のタイガー・ウッズの復活優勝は、直前のWGCマッチプレーのベスト16でマキロイという強敵に2&1で競り勝ったことが大きかったと思っています。パトリック・リード、セルヒオ・ガルシア、ダニー・ウィレット、ジョーダン・スピース……と、いずれもこの法則に則っています。そうした観点から見ると、フェニックスオープン、アーノルド・パーマー招待、WGCデルマッチプレーと3勝したスコッティ・シェフラーに勢いがある気がしますが、連戦の疲労、地元優勝や世界ランク1位になって注目度が一気にアップすることがマスターズ制覇を難しくするかもしれません。“流れ”という意味では、マッチプレーでグループステージを突破したダスティン・ジョンソンやブルックス・ケプカ、ウィル・ザラトリスなどがよい流れになったと感じています。ザ・プレーヤーズ選手権を含んで2勝、オーガスタとも相性のいいキャメロン・スミス、ZOZOチャンピオンシップ、ソニーオープンで圧勝した松山くんも当然、候補に入ってきます。マスターズ連覇は過去にジャック・ニクラス、ニック・ファルド、そしてタイガーの3人しかやっていない偉業。昨年を超える歴史的偉業を期待したいですね。ほかには、世界ランク2位のジョン・ラーム。優勝こそありませんが、パターが入らないのにあの成績はやはり驚異でしょう。3位のコリン・モリカワは、欧州ツアー最終戦のドバイで優勝、米国勢初の欧州年間王者に輝きました。今シーズン、PGAでは未勝利ですが、限られた出場試合のなかで優勝争いを演じています。これでマスターズに勝てば、キャリアグランドスラムに早くも王手。虎視眈々と狙っているというより、シレッと涼しい顔でスゴいことをやってのけそうですよね。オーガスタは、小技が上手い選手が上位に入ることもコリンを後押しします。最後に、個人的に見たいのは、ローリー・マキロイのキャリアグランドスラム。その歴史的な瞬間には、ファンも含めたゴルフ界がどんな熱狂を見せるかも楽しみです。今シーズン1勝して、出場8試合で4試合のトップ10フィニッシュは優勝候補の条件を十分クリアしています。今年のマスターズではどんなドラマが起きるのか。楽しみに観戦したいと思います。 日本選手にも大注目! 「日本勢では世界アマチュアランク1位で臨む中島啓太くん、プロとして初出場の金谷拓実くんも出場。金谷くんはデルマッチプレーで善戦し調子を上げているようなので、楽しみですね」 佐藤信人 さとう・のぶひと。1970年生まれ、千葉出身。ツアー9勝。海外経験も豊富。現在はテレビなどで解説者としても活躍中 緊急アンケート!あなたの優勝予想は? ※回答締切:2022年4月7日(木)12:00 読み込んでいます… 週刊ゴルフダイジェスト2022年4月19日号より 「さとうの目」バックナンバー
  • マスターズの優勝予想をメディア各社、スポーツベッティング(スポーツ試合を対象とした賭け)各社が更新。もっともグリーンジャケットに近い選手は誰? 「米ゴルフダイジェスト誌」の優勝予想ランキング1位はJ・トーマスでオッズは12倍。過去12回出場でトップ10が10回の実績が評価されているが、不安材料は、上位争いに弱い点。12倍というC・モリカワにオッズでは劣るものの、18倍のV・ホブランを2位に挙げ、モリカワは3位。4位に昨季年間王者に輝いたP・カントレーとザ・プレーヤーズ選手権覇者のC・スミス。以下D・ジョンソン、W・ザラトリス、キャリアグランドスラムがかかるR・マキロイが続き、昨年覇者の松山英樹は11位。12位に絶好調のS・シェフラーが入っているが、1カ月半で3勝と勢いがあり、直前に予想ランキング大幅アップも考えられる。過去の実績とデータで算出する“パワーランキング”を毎週更新している「イージーオフィスプールズ」では、J・ラームが1位。以下トーマス、マキロイ、J・スピース、スミス、松山が続いている。スポーツベッティング大手「ベガスインサイダー」のオッズは以下の通り。ラーム(9.5倍)、モリカワ、スピース、トーマスが12倍で2位に並び、5位タイにスミス、マキロイ、ジョンソンで14倍。松山はB・デシャンボーと並び29倍で13番目にランクインしている。マスターズ中継を行うCBSテレビの予想では、ラームが1位。2位にスピース、モリカワ、トーマス、5位にマキロイとジョンソン、7位にスミスとシェフラーが名を連ね、松山は14番目。気になる松山に関しては、肩甲骨と首の痛みを訴えザ・プレーヤーズ選手権を棄権し、連覇がかかるマスターズに備え、WGCも欠場している。故障箇所が回復しているか不安は残るが、優勝候補上位であることには変わりない。マスターズで連覇を達成したのはJ・ニクラス、N・ファルド、T・ウッズの3人。02年のタイガー以来となる松山の連覇に期待して、早朝テレビで応援したい。 PHOTO/Tadashi Anezaki 週刊ゴルフダイジェスト2022年4月19日号より こちらもチェック!
  • ゴルフにまつわるさまざまな問題に関し、読者や識者に率直な意見をぶつけてもらう連載「山を動かす」。今回のテーマはラウンド時の「帽子」の着用について。あなたはキャップ派? バイザー派? それともかぶらない派? ●キャップ派です。若い頃はバイザー派だったんですが、だんだんと頭頂部が寂しくなってきたのでキャップ派に転向しました。当時からキャップは蒸れるからとかバイザーは紫外線に当たるからとか、いろいろと悩みましたが、髪のためにはどっちが良かったんでしょうか?(70代男性・神奈川県)●バイザーをかぶることが多いですけど、真夏はキャップです。日差しの強い日にバイザーだと頭がジリジリしちゃいますからね。普通の日はバイザーのほうが爽快です。九州のほうに行くと規則でキャップ着用が義務づけられていますけど、プロの試合のときは、その規則は適用されないみたいで、かぶっていないプロもいます。バイザーにしても、キャップにしても、僕はかぶらないでプレーすることはまずないですね。ひさしがあるので、直射日光が目に入るのを防いでくれますから。(海老原清治/プロゴルファー)●女性でも加齢で髪のボリュームはなくなってきます。30代半ばの頃、真夏にキャップでプレーして、ハーフターンで鏡を見て「これがワタシ!?」とびっくり。髪はキャップでぺっしゃんこ、汗で顔周りに張り付き、まるでお産の直後みたいでした。以来、髪をつぶさない感じのハットを愛用。(40代女性・神奈川県)●キャップ派ですね。バイザーじゃあ頭の禿げが目立ってしまうじゃないですか(笑)。昔はキャップもバイザーもかぶりませんでした。レギュラーツアー時代の優勝シーンの写真を見ても帽子をかぶっていません。でも、雨の日はキャップをかぶっていました。あと、一時期、メーカーとの契約にキャップも含まれていた際は、もちろんかぶりました。キャップもバイザーも、ひさしで日光が遮られるのが嫌だったんです。九州とか関西では連盟の決まりでキャップが義務づけられているところもありましたけど、若い頃は無視してかぶらないでプレーしていました。慣れなんでしょうか、今はキャップがプレーの必需品になっています。(髙橋勝成/プロゴルファー)●ショットを曲げて隣のホールに“おじゃま”することもたまにありますが、その際、声をかけたり、頭を下げたりするのはもちろん、キャップをとると、その組の人にも気持ちが伝わりやすいよと先輩に教えられたことがあり、キャップ派です。(30代男性・兵庫県)●コースで「帽子着用のこと」というお達しがなければ、秋から冬は無帽でプレーすることも。理由は似合わないから。打球事故から頭部を守るといっても、バイザーならあまり意味がなさそうだし、プロツアーで帽子をかぶっていない人もいる。東京五輪ではローリー・マキロイがかぶっていなかったのが記憶に新しいです。(60代男性・静岡県) 昔は“無帽”派が多かった ●1970年代のプロたちは日本、外国勢含めて帽子類はかぶらないのが普通でした。あえてかぶるなら雨用という考え。ジャンボ尾崎はハットが多かったですね。私が勤務していたブリヂストンスポーツも多くの契約プロがいましたが、帽子を現在のように宣伝媒体とは考えておらず、別に勧めもしなかったですね。帽子が好きという選手もいなかったし。平板な日本人の顔に帽子は似合わないというのが常識としてあったのかもしれません。プロではありませんがブリヂストンの用品用具を愛用してくれた中部銀次郎さんが、九州の有名コースで「帽子をかぶらないとプレーできない。持ってきていないなら貸します」と言われ、フロントからそのまま帰ったこともありました。中部さんは雨でもかぶりませんでした。髪型が崩れるのがイヤだったんですね。“スタイリスト”らしいエピソードです。個人的にカッコいいと思ったのが、80~90年代に活躍したグレッグ・ノーマンのテンガロンハット。背が高く、顔が小さく、顔も正面が細く、側面が長いという欧米人の造作によく似合っていました。テンガロンハットはサム・スニードの甥、エド・スニードもカッコよかった。帽子をかぶるのが普通になったのは90年代からではないでしょうか。(田中徳市/元ブリヂストンスポーツプロ担当)●ウェアによって変えます。トラッドスタイルのウェアにはシックなハットを合わせることが多いです。(40代女性・東京都)●僕が所属していた九州の城島高原GCでは、帽子をかぶってプレーするのが決まりでした。打球事故などの危険防止のためで、これは九州ゴルフ連盟で決めていたことだと思います。僕自身はツアーではほとんどかぶりませんでしたね。かぶるとしても日除けのためのバイザーがせいぜい。契約していた「美津濃」のマークつけて。かぶらなかったのはプロとしての“素”をギャラリーやテレビの視聴者に見てもらいたかったから。遠くからではプレーの際の顔の表情が、帽子の陰に隠れて見えづらくなるじゃないですか。髪型も含めてプロとしてのプレースタイルを見てほしかったからです。(鈴木規夫/プロゴルファー)●つばがフラットなキャップをかぶってみたら、絶望するほど似合わなかったので、つばがカーブしたタイプのキャップに戻しました。(40代男性・千葉県)●中嶋常幸の“帽子観”を聞いたことがあります。中嶋は当時必ずキャップをかぶっていました。その頃は帽子をかぶるのは珍しく、聞けば「プレー中に自分の世界をつくることができるから」と言う。ショットもそうですが、特にパットの際「帽子のつばの内側に自分だけの静寂な世界をつくることができ、集中できる」と。プロは見られるのが商売ですが、集中するときはギャラリーの目を遮り、自分の世界に入りたいというのです。プロフッショナルとはこういうことかと感心しました。(某ゴルフ記者) 週刊ゴルフダイジェスト2022年4月5日号より みなさまからのご意見、お待ちしています! 投稿フォームはこちらから こちらもチェック!
  • ゴルフにまつわるさまざまな問題に関し、読者や識者に率直な意見をぶつけてもらう連載「山を動かす」。今回は、百花繚乱の女子プロたちの中で、あなたが“推す”のはどのプロか聞いてみた ●僕のイチ推しは1人じゃありません(笑)。昨年のマネーランク1~3位の稲見萌寧、古江彩佳、小祝さくらです。3人に共通すると思うのですが、飛距離は出ないが、アイアンの確かさ、ソリッド感は抜群。タイガー・ウッズのような“今風”のスウィングでなく、昔の杉原輝雄を彷彿とさせる職人ワザが渋い。喜怒哀楽を表に出さないが、稲見は眼光鋭く、小祝はニヤリと笑って人を斬る、古江はいたって平常心で簡単に勝ってしまう……。玄人好みがしますね。稲見のひじの抜き方、小祝のレベルターン・スウィングは必見です。そのほか、見ていて面白いのは飛ばし屋である原英莉花、西郷真央、渡邉彩香ですが、1年コンスタントに成績を残すのは稲見ら3人娘だと思います。古江はアメリカですがね。“穴”を挙げるなら植竹希望。ダウンでのクラブの“溜まり”はすごい。ヘッドスピードが速いのは正確性と裏表、諸刃の剣ですが、あそこまでクラブを引きつけられるのは稀有ですね。“トイチ”こと戸田藤一郎のクラブの溜まりを思い出させます。昨年は2位が最高でしたが、初勝利すると大化けする可能性があると感じます。(タケ小山/プロゴルファー、テレビ解説者)●青木瀬令奈は、女子ツアーのリーダー。コメントもしっかりしているし、SNSでの発信もうまい。友人の結婚式で本気の余興をやっている様子も良かった。部下にしたいタイプだけど、すぐ追い抜かれそう(笑)。(40代男性・東京都)●岩井姉妹! 明愛プロと千怜プロの見分けも余裕です。イケメンの弟さんもジュニアゴルファーとして有名で、もう岩井家推し!(50代男性・埼玉県)●ジャンボさんのところにいる西郷真央です。このところの報道などを見ていると、気持ちが入ったオフを過ごしていたようです。いいほうに転がると、ひょっとして稲見萌寧みたいになるかもしれません。日本ではちょっと上位に行くと海外に行かなきゃいけないような風潮がありますけど、稲見などは「日本でやる」と“芯”のようなものがある気がします。西郷にもそういう芯のようなものを感じます。芯がある、気持ちが入っている、これが大事です。あとは、横峯さくらにも注目しています。出産した女子プロが活躍できる時代になってほしいという期待を込めて注目します。(水巻善典/プロゴルファー)●今年も勝(みなみ)VS せごどん(西郷真央)の対決に期待。鹿児島出身なので、その名前が連呼されていると、つい注目してしまう。鹿児島県民は西郷隆盛が大好きだけど、実際に鹿児島出身なのは勝みなみなんだよなあ。(50代男性・神奈川県) PHOTO/Hiroaki Arihara ●佐藤心結ですね。昨年のスタンレーレディスのプレーオフでの会心のショットがピンを直撃して、劇的な負け方をしたのが印象に残って気になっています。あれからプロテストに合格しQTも上位に入っていますから、コンスタントに試合にも出られるはずです。飛距離もあるし、スキルも高い選手ですが、三觜(喜一/プロコーチ)一門というところにも注目しています。(永井延宏/ゴルフコーチ)●小祝さくらがうちの息子の妻になってくれたらいいのにと想像してしまう。稼ぎは息子の数倍……いや、もっとか(笑)。現代っ子なのに昭和の雰囲気があるのもよし。(50代男性・埼玉県)●いつでもどこでも、しぶこに夢中! うるさい外野は放っておいてアメリカでのびのびプレーしてほしい。大舞台に強いのも魅力。全英女子も楽しみです。(40代男性・岡山県)●やっぱり稲見萌寧。だって圧倒的に強いから。技術はもちろんメンタルの強さが顔に出ている。試合中継で音声が入ると、優勝争いをしていても同組のプロと平気で話したりしていて、ほーっと思う。時代は変わったなあと思わせてくれる選手。(50代男性・東京都)●アメリカに行っちゃいましたが、それでも古江彩佳推し。浜崎あゆみ好きと聞きましたが、私と同じ。年は親子ほど違うけど(笑)。(40代女性・兵庫県)●森田遥はアディダスのビジュアルを見て、ビビッときた。スタイルが良くて外国人モデルみたい。インスタもチェックしていますが、ときどき出てくる愛犬・ゼロ君もかっこよくて、インスタ登場を楽しみにしています。(40代女性・神奈川県)●たくさんいすぎて挙げるのが難しいんですが……。まず、ずーっと応援している山村彩恵プロ。彼女がもがき苦しんでいて、それでもあきらめない様子を見ているので、絶対応援します。そして、同じ熊本出身の上田桃子プロももちろんです。今の女子ツアーではベテランですが「やれるっしょ」みたいにサラーッと、若い選手と同じ舞台でバチバチするところ、最高です。あと、おしゃれ番長っぷりもいい。結婚されたので“ミセス初V”も見たいですね。そして、ツアーを引っ張る存在になるのではないかと思うのが西村優菜プロ。以前「褒めてくれるキャディは苦手」というふうに言っていたのを聞いて「おおっ」と思いました。褒められたいと思う人が多いはずなのに。昨季4勝ですから、今年はそれ以上……となると女王争いに絡んでくるのでは。彼女が飛距離をほかの技術でどう補うか、見ものですよ。西郷真央プロも開幕戦で勝ったことで、とんとんと複数回優勝することも大いにあり得ると思います。高橋彩華プロは、最終日最終組からのV逸を何度も見ているので、彼女がその壁をどう乗り越えるかを見てみたいですね。(黒田カントリークラブ/ゴルフタレント) 週刊ゴルフダイジェスト2022年3月22日号より みなさまからのご意見、お待ちしています! 投稿フォームはこちらから こちらもチェック!
  • ゴルフにまつわるさまざまな問題に関し、読者や識者に率直な意見をぶつけてもらう連載「山を動かす」。寅年、すなわち“タイガーイヤー”の2022年、タイガー・ウッズはいつ復帰し、どんな活躍を見せるのか(※ちなみに本人は卯年)。識者・ファンに期待・願望を込めてタイガーの2022年を予想してもらった。 ●あれだけのケガをしたと聞いたときは、もう復帰は無理ではないかと思いましたが、昨年末に息子のチャーリー君と出場した試合(PNC選手権)を見てびっくりしました。医学の進歩もあるでしょうけど、相当厳しいリハビリをしたのだと思いました。以前の左ひざの手術とリハビリのときも「息子に優勝する姿を見せたい」と相当頑張ったそうですが、今回はそれ以上だったのではないでしょうか。治療は最高のものが受けられたと思いますが、リハビリはタイガー自身が頑張らなければできません。タイガーの意志の強さがあったからこそ、短い期間で、あれだけのショットが打てるように回復したのだと思います。マスターズでの復帰、優勝を期待している人も多いようですけど、さすがにそれは無理だろうなと思っています。タイガー本人も言っているように、4日間、問題なく歩けるようにならないとダメですから。オーガスタナショナルはアップダウンがきついコースなので、足への負担が大きすぎます。僕の希望的観測で言えば、復帰は全英オープンではないかと思っています。今年はセントアンドリュースの開催なので、ほとんどアップダウンがないし、距離も短いし、何よりもタイガーが熟知しているコース。ここでのタイガー優勝が僕の期待です。(内藤雄士/プロコーチ)●何度もわれわれが「無理だ」と思うことを可能にしてきた希代のスーパースター。46歳? まだやれると思います。(50代男性・千葉県)●ぼくに届いたタイガーの回復度の情報は「球は打てるが、長距離を歩くのはまだ無理」というものです。筋力不足のほかに痛みもあるといいます。これまでもケガを繰り返してきたので、復帰を急いでの見切り発車はしないと思います。念には念を入れるでしょう。なので、今年のマスターズには顔を出すでしょうが、出場は無理だと思いますね。よくベン・ホーガンの奇跡の復活がタイガーに重ねられますが、ホーガンは当時、まだ30代の半ばだったですから。タイガーは今年47歳でしょう。単純には比較できないですよ。しかし、戻ってきてほしいし、またそれが可能だと信じています。(佐渡充高/テレビ解説者)●タイガーが活躍するシーンを見たいのはもちろんだけど、いろんな人のさまざまな期待を彼の肩に背負わせすぎた気もする。プレッシャーにさらされない生活を送らせてあげたいという気も一方である。(60代男性・茨城県) 2021年12月、息子のチャーリーとともに「PNC選手権」に出場。プレーヤーとしての顔、父としての顔。充実感たっぷり(PHOTO/Yasuhiro JJ Tanabe) ●一番いいシナリオは復帰して優勝してくれることです。それもタイガーですから、やっぱりメジャーがいい。しかし、彼のコメントを聞くと、ショットは何とかなるとしても、歩行に問題ありそうですね。年齢的なことも気になります。でもタイガーですから、最後の最後まで頑張ってくれると思います。あれだけの人ですから、引き際というのも考えているはず。飛距離だけではなく、技で勝てるコースを選んで出場するのではないでしょうか。レギュラーツアーはガチンコ勝負の世界だから厳しいかもしれませんけど、もうちょっとで50歳です。シニアになれば和気あいあい、見せるゴルフで楽しませてくれることもあると思います。でも、やっぱりタイガーですから、メジャーで勝つところを見せてほしいですね。(冨永浩/プロゴルファー、解説者)●事故を起こした時は復帰どころか日常生活も危ぶまれましたが、手術の成功と自身の回復力で親子の試合に出場し、ボールを打つシーンまで披露しました。ツアーに復帰できるかはさておき、自身のゴルフ界における影響力と責任感からのアピールだと思うのですが、裏読みすれば、PGAツアー側の“願望”も見え隠れしています。というのも、サウジアラビアのオイルマネーを資金源とした「スーパーゴルフリーグ」構想が進んでいます。コミッショナーのグレッグ・ノーマンは多くのトッププロのスカウトに動き、これにはPGAツアーも対抗手段をとっていて、その切り札はタイガーを“取られない”ことだと思うのです。タイガーはたとえ試合に出なくても、PGAツアーの象徴であることには変わりありませんから。一方“アジア”を強調するノーマンは母親がタイ人であるタイガーにはぜひとも参加してもらいたいところ。PGAツアーは、そうはさせじとタイガーに報奨金を送り「復活物語」をアピールしたいのだと思います。(ハル常住/マルチゴルフプロデューサー)●息子と出場したPNC選手権の写真をたくさん見ましたが、タイガーが“パパの顔”というよりは眼力鋭い“プレーヤーとしての顔”をしている気がしました。これは狙っていますね。(40代男性・奈川県)●ケガの状態がよくわかりませんけど、一部報道では、一時は足を切断しなきゃならないほどひどかったそうですね。それにしては回復が早かったという印象です。彼のことだから、試合に出るからには、優勝できる状態にしてからだと思います。子どもたちの応援が彼の元気になるし、彼らが成長するなかで、タイガーが結果を出してみせる必要もあるでしょう。だから、子どもと一緒に頑張るんじゃないですか。ファンとしては、試合に顔を出してくれるだけで喜ぶかもしれませんけど、本人はただ出るだけなんて考えていないはず。ゴルフを始めたときから、人に勝ちたいという気持ちが特に強い人ですからね。後進の指導とか、チャリティとか、何をやってもいいですけど、それはタイガーの仕事じゃない気がします。やっぱり僕としては、あの笑顔をまた見せてほしい。優勝したときの会心の笑顔です。白い歯を見せて笑う彼の表情は、ほかの誰も真似できない魅力があります。(水巻善典/プロゴルファー) 週刊ゴルフダイジェスト2022年2月8日号より こちらもチェック!