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トーマス、ラームが有力視。米国各社のマスターズ優勝予想

マスターズの優勝予想をメディア各社、スポーツベッティング(スポーツ試合を対象とした賭け)各社が更新。もっともグリーンジャケットに近い選手は誰?

「米ゴルフダイジェスト誌」の優勝予想ランキング1位はJ・トーマスでオッズは12倍。過去12回出場でトップ10が10回の実績が評価されているが、不安材料は、上位争いに弱い点。12倍というC・モリカワにオッズでは劣るものの、18倍のV・ホブランを2位に挙げ、モリカワは3位。4位に昨季年間王者に輝いたP・カントレーとザ・プレーヤーズ選手権覇者のC・スミス。以下D・ジョンソン、W・ザラトリス、キャリアグランドスラムがかかるR・マキロイが続き、昨年覇者の松山英樹は11位。12位に絶好調のS・シェフラーが入っているが、1カ月半で3勝と勢いがあり、直前に予想ランキング大幅アップも考えられる。

過去の実績とデータで算出する“パワーランキング”を毎週更新している「イージーオフィスプールズ」では、J・ラームが1位。以下トーマス、マキロイ、J・スピース、スミス、松山が続いている。

スポーツベッティング大手「ベガスインサイダー」のオッズは以下の通り。ラーム(9.5倍)、モリカワ、スピース、トーマスが12倍で2位に並び、5位タイにスミス、マキロイ、ジョンソンで14倍。松山はB・デシャンボーと並び29倍で13番目にランクインしている。

マスターズ中継を行うCBSテレビの予想では、ラームが1位。2位にスピース、モリカワ、トーマス、5位にマキロイとジョンソン、7位にスミスとシェフラーが名を連ね、松山は14番目。

気になる松山に関しては、肩甲骨と首の痛みを訴えザ・プレーヤーズ選手権を棄権し、連覇がかかるマスターズに備え、WGCも欠場している。故障箇所が回復しているか不安は残るが、優勝候補上位であることには変わりない。

マスターズで連覇を達成したのはJ・ニクラス、N・ファルド、T・ウッズの3人。02年のタイガー以来となる松山の連覇に期待して、早朝テレビで応援したい。

PHOTO/Tadashi Anezaki

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月19日号より

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