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「ゴルフ史で最もクールなフィニッシュ」松山英樹の劇的Vに海外メディアからも賞賛の嵐

「ソニーオープン・イン・ハワイ」での松山英樹の優勝は、海外で“マツヤママジック”と称され大々的に報道された。

ゴルフチャンネルのライナー・ラビナー氏は、「最終日の前半で5打差だったときは、R・ヘンリーの優勝は確定だと思った。でもそのあとの展開が凄かった。ヒデキは1つ上のステージに立った」と大逆転劇に驚きを隠せない。

同じくゴルフチャンネルのレックス・ホガード氏は、プレーオフの2打目残り277ヤードをピンそば1メートルに寄せた1打を「まるでレーザービーム。あのイーグル締めはゴルフ史でも最もクールなフィニッシュ」と絶賛。

米ゴルフダイジェスト誌も3番ウッドで放ったプレーオフ2打目を取り上げ、「逆光でヒデキは球の行方をキャディに確認していた。あのショットを本人が見逃したのは気の毒。まさにマジックだったから」と劇的な勝利を称賛。「これまでパットだけが弱点といわれてきたが、この調子ならライバルにとって非常に危険な存在になるだろう」と解説している。

プレーオフの相手ヘンリーは、「勝つ自信はあった。でもヒデキは手強かった。プレーオフのショットは惚れぼれするほど素晴らしかった」。

“レーザービーム”と称された18番のスーパーショットをグリーンサイドで見ていた中島啓太はこんな感想を漏らす。「打った瞬間は本人の反応があまり良くなかったので、どこにいったのかなと思ったら、目の前にボールが降ってきました。鳥肌が立ちました。ゾーンに入っていましたね。僕も早く松山さんが戦っている舞台に立ちたい」と憧れのまなざしでチャンピオンを見つめた。

マスターズ、ZOZO、そして青木功が日本人で初めてPGAツアー優勝を挙げたソニーオープン。意義ある大会での勝利は松山の今後に大きな影響を与えそうだ。

277Yからベタピンはまさにマジック!(PHOTO/Blue Sky Photos)

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月8日号より

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