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2021年のゴルフシーンを振り返る【東京五輪・女子編】

2021年のゴルフシーンを語る上で欠かせないのが、東京五輪。女子は稲見萌寧が“女王”ネリー・コルダを最後まで追い詰め、銀メダルを獲得。日本ゴルフ界に初のメダルをもたらした。畑岡奈紗、笹生優花もともに9位タイと健闘。さらにニュージーランドのL・コー、インドのA・アショク、デンマークのE・ペデルセンなど、国際色豊かな顔ぶれが大会を盛り上げた。そんな白熱の戦いをプレイバック!

東京2020オリンピック ゴルフ女子

2021年8月4日~7日/霞ヶ関CC東C(埼玉)/6648Y・パー71

<最終成績>

順位選手名スコア
1位(金)N・コルダ(米国)-17
2位(銀)稲見萌寧-16
3位(銅)L・コー(ニュージーランド)-16
4位A・アショク(インド)-15
5位TH・グリーン(オーストラリア)-13
5位TE・ペデルセン(デンマーク)-13
7位S・メドウ(アイルランド)-12
8位フォン・シャンシャン(中国)-11
9位T笹生優花(フィリピン)-10
9位Tキム・セヨン(韓国)-10
9位Tコ・ジンヨン(韓国)-10
9位Tリン・シユ(中国)-10
9位T畑岡奈紗-10
9位TN・K・マドセン(デンマーク)-10

東京五輪ゴルフ女子の記事一覧

  • 閉幕から1カ月が経ち、いまだ興奮冷めやらぬ東京五輪。なかでも稲見萌寧の銀メダル獲得で大いに盛り上がった女子ゴルフでは、世界の猛者たちが300Yに迫る驚きの飛距離を連発。彼女たちはいったいなぜあれほど飛ばせるのか。世界を知る青木翔コーチにその秘密を解説してもらった! PHOTO/KJR、Tadashi Anezaki THANKS/パインレークGC 解説/青木翔 あおきしょう。1983年生まれ。全英女子オープンで渋野日向子をメジャー優勝へ導き、亀代順哉や三ヶ島かな、野澤真央などツアープロをはじめ、全国トップレベルのジュニアを育成するカリスマコーチ。2020レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞 飛ばせる女子の秘密1深いトップ USLPGAのドライビングディスタンスでトップ10(274ヤード以上)に入る選手が9名も出場していた東京五輪。米女子ツアーの現場で彼女たちのスウィングを見てきた青木翔コーチに話を聞くと、彼女たちの飛びの秘密は大きく分けて3つあるという。その1つ目が“トップでの捻転の深さ”だ。 「レキシー・トンプソンの肩甲骨周りを見てください。左肩の皮膚は伸びて、右肩甲骨が背骨側に寄ることでシワができていますよね。これは肩甲骨の可動域が広いことを意味していますが、体の捻転もないと作ることはできません。すなわち、パワーの溜まったトップが作れている証拠です。これを可能にしているのが、テークバックでの重心移動を右足かかとと右尻で受け止めること。これにより、体の捻転でクラブを振り上げられ、手打ちにならないので、溜まったパワーを効率よくボールに伝えられるのです」 続きを読む Point 1右尻と右かかとで体重を受け止める かつてはトップで右腰や右尻を動かさないように壁を作ってパワーを溜めるというレッスンがあったが、それでは上半身と下半身の捻転差が生まれないと青木コーチ。右足かかとに重心を乗せ、右尻を後方に突き出すイメージで体を回転する Point 2テークバックは右足首からネジり上げる 体をねじり上げるとき、右足首から上半身に向かって体を回転していくと、トップで肩甲骨がしっかり入った深くゆるみのないトップが作れる。肩から動くと下半身が止まり上下の捻転差が生まれない レキシー・トンプソンの1Wスウィング 飛ばせる女子の秘密2左股関節で体重を受け止め高速回転 マリア・ファッシ(メキシコ代表) 平均飛距離: 278Y1998年生まれの23歳。アーカンソー大学時代に数々のタイトルを獲得して2019年プロ転向。体幹の強さを生かした飛距離を武器にメジャーを狙える逸材として注目されている 青木コーチが飛びの秘密として挙げた2つ目は、切り返しからの回転力だ。その動きがとくに優れているのが、メキシコ代表のマリア・ファッシだという。「よく切り返しで左足を踏み込む、という言い方をしますが、彼女を見ていると、左股関節に重心を乗せることで、“左脚全体”を使って踏み込んでいるように見えるのです。左足よりも、左脚全体という太い幹のほうが、トップで溜めたパワーを逃がすことなく受け止められるので、強い回転力に変換され飛距離につながるのです」以前、彼女自身に飛距離の秘密について聞いたときも「腹筋や太ももに力を入れて回転スピードを上げている」と、青木コーチと同じことを話していた。 Point 1切り返しで左股関節に重心を乗せる 切り返しでの体重移動を左股関節で受け止める。これにより、左脚全体に重心を乗せる感覚が強く出やすくなるという Point 2左尻でクラブを引っぱり下ろす 左尻を背面側へ動かしクラブを引っぱり下ろす。これにより、前傾角度を保ったままインパクトでき、さらに手元も浮かないため、強いインパクトが可能になり飛距離につながるという マリア・ファッシの1Wスウィング 飛ばせる女子の秘密3ヘッドと右足が引っ張り合う ビアンカ・パグダンガナン(フィリピン代表) 平均飛距離: 285Y1997年生まれの23歳。アリゾナ州立大学を卒業後、2020年にプロ転向。まだ目立った成績はないが、米女子ツアーのドライビングディスタンス2位と、最も注目を集めている選手のひとり 飛ぶ秘密の3つ目は、フォローでの「ヘッドと右足の引っぱり合い」だという。「飛ぶ選手は、インパクトまでに溜めたパワーをすべてボールにぶつけ、フォローでさらにヘッドを加速させることができています。それを可能にしているのが、グリップエンド側をしっかり握ることで運動エネルギーの支点を作ること。もうひとつは、左脚全体で踏み込んだあとにジャンプするのではなく、左足首からねじり上げる点。これにより上体が起き上がらず、右足が地面を踏ん張る動きが出てくるので、フォローでヘッドと右足の引っぱり合いが起こり、ヘッドを加速させることができるのです」 Point 1グリップエンド側をしっかり握る フォローでヘッドを走らせるには、グリップエンド側の左手の3本の指をしっかり握っておくことが重要。これにより力点(ヘッド)に対する支点ができるため、ヘッドを走らせやすくなる Point 2左足は伸ばさず足首からねじり上げる ダウンで左脚全体に踏み込んだあと、インパクトで上方へ飛ぶのではなく、左足首からねじり上げるように回転すると、フォローまで前傾角度が保たれ、ヘッドと右足が引き合いフォローでさらに加速する ビアンカ・パグダンガナンの1Wスウィング 飛距離アップの練習法素振りに勝るものはなし! スウィングの構造を知ることで、飛距離アップにつながるとはいうが、本当に飛ばしたいなら絶対にやらないといけないことがあると青木コーチは言う。それが“素振り”だ。「飛ばすには、結局のところクラブをどれだけ速く振れるかが重要です。だから振る練習、つまり“素振り”は地味ですが最強の飛ばしの練習法なんです。特に連続素振りは効果的です。かなり疲れますが、ヘッドを走らせる脱力のタイミングとヘッドの加速感を習得するには最適です。飛距離アップのためにぜひ試してください」 Drill 1連続素振り //{"googleAnalytics":{"userId":"[GAUSERID]"}} 休みなく連続して20回ほど振り続けると、無駄な力が抜け、ヘッドを走らせる感覚がつかめてくる Drill 2切り返しドリル //{"googleAnalytics":{"userId":"[GAUSERID]"}} トップの姿勢からハーフウェイダウンまでを2度繰り返し、最後にスウィング。左股関節に体重を乗せながら踏み込んでいく感覚をつかむ 週刊ゴルフダイジェスト2021年9月28日号より こちらもチェック!
  • TEXT/SHOTANOW メジャーチャンプ・渋野日向子を育てた青木翔が“コーチング”のこだわりを語る連載「笑顔のレシピ」。ゴルフだけでなく、仕事や育児などでも役立つヒントが満載! https://my-golfdigest.jp/column/p33746/ 前回のお話はこちら スポーツは感動を生む。五輪を見ていて、改めてそう感じた人も多いのではないでしょうか。僕もそのうちの1人ですが、加えて感動には“たくさんの種類”があって、その種類が増えているんじゃないかなとも感じました。競技である以上、勝利したことにスポットが当たりがちです。一方で、惜敗した選手にも心を揺さぶられるシーンがたくさんありました。そして、国やその競技という大きなものを背負って戦う選手もいれば、小さいころからの夢を叶えるためにがんばっていたり、世界の舞台でプレーできること自体を楽しんでいる選手もいる。みんな五輪での活躍という同じ山を登ってはいますが、そのルートはさまざまです。僕はプロゴルファーになりたいというジュニアたちに、日ごろから「どんなルートでその山を登るのかイメージをしてほしい」と伝えています。つまりそれは、どんなプロになりたいのかということ。たとえば、10代のうちに優勝する、メジャーを制覇して世界で戦うプロになる、などなど。賞金をたくさんもらって両親に大きな家をプレゼントする、なんていうことでもいいと思います。正解はないのですが、見ている人、応援している人にどんな感動や勇気を与えられるのかを、明確にイメージしてほしいのです。若くしてプロで活躍すれば、同世代の選手は「あの子ができるなら」と奮起するし、メジャーに勝てば、日本だけでなく世界中のゴルファーに感動を与えられるでしょう。そういった具体的なビジョンを思い描くことで、今、何をがんばるべきなのかが見えてきます。今後は、子どもを産んでママになっても活躍するプロになりたいとか、他の競技と二刀流をこなすアスリートになりたいなんていう選手が出てくるかもしれません。五輪を見ていて感じたのと同じように、ゴルフでも感動の種類が増え、いろんな目標を掲げる選手が出てくることを楽しみにしています。 ただ「プロになりたい」だけでなく「どんなプロになりたいか」が重要だと思います(PHOTO/Hiroaki Arihara) 青木翔 あおきしょう。1983年生まれ。福岡県出身。渋野日向子をメジャーチャンプに導き、三ヶ島かななどツアープロや、全国トップレベルのジュニアゴルファーの育成に努めている 週刊ゴルフダイジェスト2021年9月7日号より 「笑顔のレシピ」バックナンバー 青木翔の著書『打ち方は教えない。』好評発売中!
  • TEXT&PHOTO/Shizuka Minami 東京五輪の女子ゴルフでひときわ異彩を放っていたのがインドのアディティ・アショク。世界のトッププレーヤーに交じって堂々たるゴルフを展開したが、彼女のコメントの端々からも、その魅力が伝わってきた。 世界ランク200位の選手がメダル争いの中心にいた。その伏兵が、米ツアーと欧州ツアーを主戦場とする23歳のアショク。予想外の大活躍に、母国インドのSNSでは、アショク関連のキーワードが1位に。4位入賞と見事な成績だったが、人々を引きつけたのは、技術だけではない。霞ヶ関CCでの練習日、「この暑さなら大丈夫です。45度前後のなか、プレーしたこともあるんで」とケロリ。インドでは40度超えでも大会が開催されるため、暑さに慣れているという。日本の猛暑日を平然と受け入れる頼もしいお言葉。初日終了後は「前回のリオでは、エースキャディの父と共に五輪の素晴らしい体験をしたので、今回は母と一緒にと決めていたんです」。母親はゴルフに詳しくないため、クラブ選択などをアショクが一人で決断。2位という好スタートを切った。2日目終了後は「前回、日傘を使ったのはいつ?」という報道陣の問いに「一度も使ったことはありません。ラウンド中にずっと日傘を持つほうが疲れると思うので……」。連日の最高気温36度より、日傘を持つほうが疲れるというパワーワードで度肝を抜いた。3日目終了後は「5月と6月にコロナにかかっていました」。その影響で飛距離が約15ヤード落ちたという。五輪でのドライバーの平均飛距離は60選手中59位。だが、本来の調子からほど遠くても、首位と3打差の12アンダー2位。最終日はインド人初のゴルフのメダルに期待がかかるも、1打及ばず、2位決定戦のプレーオフを逃した。試合後に「100%自分の力を出し切りました」と締めくくった。メダルには届かなかったが、大舞台に臆することのない素晴らしいプレー。アショクの頑張りをツイッター上でインドの大統領もねぎらった。 母とともに五輪の舞台へ。最高の親孝行だ 週刊ゴルフダイジェスト2021年9月7日号より
  • <東京五輪ゴルフ女子 最終日/霞ヶ関CC東C/6648Y・パー71/8月4日~8月7日> 埼玉県の霞ヶ関CCで行われた東京五輪ゴルフ女子最終日、首位と5打差の3位タイからスタートした稲見萌寧が怒濤の追い上げを見せ、トータル16アンダー、堂々2位タイでフィニッシュ。リディア・コーとのプレーオフを制し、見事銀メダルを獲得した。 3日目までのフェアウェイキープ率83.3%は、出場選手中1位。世界のトップが集結したオリンピックの舞台で、持ち味の正確無比なショットを武器に、稲見萌寧が躍動した。ティーショットを少しでも曲げるとボギーを覚悟しなければならない厄介なラフ。フェアウェイキープが鍵と選手たちが口を揃えるなか、稲見は最終日も最後まで気持ちよくドライバーを振り抜いた。前半は一進一退の我慢のゴルフが続いたが、圧巻は12番からの4連続バーディ。スコアを2つ伸ばして迎えた12番パー4、残り188Yのフェアウェイから放ったボールはピン右3mにピタリ。これを気持ちでねじ込んでバーディを奪うと、上位選手が軒並みスコアを落とし、2位タイに浮上。13番パー4では残り116Yをピン左1.2mに。これを沈め14アンダーとし、ついに単独2位に。さらに距離の短い14番パー5では、残り188Yから2オンに成功し、3連続バーディ。トップのネリー・コルダと2打差に迫る。各ホールにリーダーボードが設置された今大会。首位と2打差、単独2位という情報を得て、浮足立ってもおかしくない状況のなか、稲見は15番ホールでも気持ちいくらいしっかりとドライバーを振り切り、フェアウェイど真ん中へ。昨日のインタビューで、最終日の優勝争いでも「私、緊張しないので」とサラッと言いのけた22歳は、このホールもバーディとし、トータル16アンダー。3日目まで他を寄せ付けない圧倒的なゴルフを展開していた世界ランク1位、ネリー・コルダを追い詰める。16番パー3ではティーショットをグリーン左手前に外すも、そこからあわやチップインかというスーパーアプローチでパーセーブ。続く17番は1オンが狙える短いパー4。ここは大きく右に曲げるも、右ラフからのアプローチを4mにつけ、バーディチャンス。ところがここで雷雲接近。水を差された形になったが、再開明けのバーディパットをど真ん中からズドン。17アンダーに伸ばし、女王ネリーの首根っこをつかまえた。一方最終組のネリーは同じ17番、グリーン周りからの2打目を2mに寄せるものの、バーディパットを決めきれず。なんと17アンダーで稲見が首位に並び、最終ホールを迎える。18番パー4でも難なくフェアウェイをとらえた稲見だったが、ここで最大のピンチが訪れる。グリーンを狙ったセカンドは手前のバンカーへ。しかも、まさかの目玉。見事一発で脱出はしたものの、8mの長いパーパットを残す。このパットは惜しくも決まらずボギー。トータル16アンダーで最終組の結果を待つ。 ネリーのセカンドは左のファーストカットから。危なげなくグリーンセンターに乗せ金メダルを確実なものにした。 稲見メダル確定!銀メダルを懸けプレーオフへ そして最終組のリディア・コーが稲見と並ぶ16アンダーでホールアウト。銀メダルを懸け、2人のプレーオフへ突入した。18番で行われたプレーオフ1ホール目、最初に打った稲見のティーショットはやはりフェアウェイど真ん中。この極限の場面でも、自分のできることをやり通すだけ、という気概を感じる一打だった。フェアウェイをとらえた稲見のドライバーが元世界ランク1位、リディア・コーの心を揺さぶったのか、コーのティーショットは右のバンカーへ。セカンドはグリーン手前の花道に運ぶのがやっと。一方の稲見はセカンドを確実にグリーン左サイドにオン。10メートルのバーディパットを残す。そして落ち着いてパットを寄せ、タップインパー。リディアがパーパットを外したため、稲見の銀メダルが確定した。日本ゴルフ界初のメダルは、なんと銀メダル。22歳の稲見萌寧が歴史を塗り替えた。 取材&撮影●服部謙二郎(週刊ゴルフダイジェスト) <東京五輪ゴルフ女子 最終結果>優勝 N・コルダ(アメリカ) -17 (金)2位 稲見萌寧(日本) -16 (銀)-------プレーオフ-------3位 L・コー(ニュージーランド)  -16 (銅)4位 A・アショク(インド) -155位T H・グリーン(オーストラリア) -135位T E・ペデルセン(デンマーク) -137位 S・メドウ(アイルランド) -128位 フォン・シャンシャン(中国) -119位T 畑岡奈紗(日本) -109位T 笹生優花(フィリピン) -109位T キム・セヨン(韓国) -109位T コ・ジンヨン(韓国) -109位T リン・シユ(中国) -109位T N・マドセン(デンマーク) -10 関連記事 https://my-golfdigest.jp/lesson/p21825/ https://my-golfdigest.jp/tournament/p13355/
  • <東京五輪ゴルフ女子 3日目/霞ヶ関CC東C/6648Y・パー71/8月4日~8月7日> 2日目にスコアを6つ伸ばし、7アンダー6位タイに浮上した稲見萌音が、3日目も3つスコアを伸ばし、トータル10アンダー。順位を3位タイに上げ、首位のネリー・コルダと5打差で明日の最終日を迎える。 「この3日間、けっこう楽しく回れている」と語る稲見。最終日はどこまでスコアを伸ばせるか(PHOTO/Kenjiro Hattori) 「この3日間、ティーショットが曲がっていない。ラフから打つ回数が少ないのがスコアにつながっている」と語る稲見。男子のときよりもラフが短く刈られたとはいえ、世界のトッププロでもラフに入れるとボギーを覚悟しなければいけない難セッティング。稲見は安定したドライバーでいとも簡単にフェアウェイをキープしていく。「いい状態ではないけど、めちゃめちゃ悪いわけではない。自分が意識していることに気をつけながら、メンタルと戦って打っているという感じ」と独特の表現でショットの調子を分析した。そして大会中、再三口にしているのが「楽しい」という言葉。「なかなか出られる大会じゃないので、あまり後悔しないように。あまり気負っていても、悪い方向に行ってしまいそうなので、いやなことがあっても楽しく回れることが一番大事だと思っている」とはいえ、やはり“夢の舞台”と語っていたオリンピック。国内ツアーでの優勝争いとはわけが違うと思われるのだが「(そもそも)あんまり優勝争いしているという感覚がない」最終日でも緊張感はない?「はい。私、緊張しないので」メダルは?「メダルというよりも、順位とか自分のスコアをよくしたいという気持ちのほうが大きい。自分ができる限りのことしてスコアを伸ばして順位を上げられたらいい」記者たちが期待する「金メダル目指して頑張ります」「トップレベルの選手ばかりなので緊張する」といった言葉は一切出てこない。「見ているみなさんがいちばん楽しめるのって、スコアが伸びて、順位がどんどん上がっていくことだと思う。そのほうがやっているほうも楽しいですし。そうなるように、楽しんで、うまくスコアを伸ばしていきたいです」どうやら価値観そのものが我々とは違うようだ。優勝争いの場面は、ただ見ているだけでも、つい力が入ったり、緊張したりしてしまうもの。でも、当の本人はどこ吹く風。こうなったらこちらも“楽しんで”、最終日のプレーを堪能させてもらおうではないか。
  • <東京五輪ゴルフ女子 3日目/霞ヶ関CC東C/6648Y・パー71/8月4日~8月7日> ムービングデーの3日目、4アンダー11位タイからスタートした畑岡奈紗が、スコアを4つ伸ばし、トータル8アンダーとして最終日に望みをつないだ。 笑顔、そしてガッツポーズ。畑岡らしさが戻ってきた。ボギー発進となった3日目だが、5番、6番、8番、9番と4つのバーディを奪い、前半で2つ伸ばして折り返すと、後半も13番でバーディを奪い、7アンダーまでスコアを伸ばす。17番ではセカンドを右手前3mにつけ、バーディパットをど真ん中から沈める。するとボランティアから大きな声援が。これには思わず笑みがこぼれる。そして難関18番パー4は5mのパーパットを沈め、ガッツポーズ。8アンダーを死守し、7位タイで明日の最終日に望みをつないだ。「この3日間、自分の思うようなゴルフができていないけど、そのなかでも今のところはトップ10をキープできている」と、本調子でないなかで上位争いができていることに手ごたえを感じている様子。首位をひた走るネリー・コルダとの差は2打縮まったものの、まだ7打差ある。それでも決して金メダルを諦めているわけではない。「上を見てやるしかない。(明日は何アンダー出すと)スコアを決めずに、1個でも多く(バーディを)取っていきたい」 連日の酷暑も、ショットの合間に「アイスベスト」を羽織りクールダウン 取材&撮影●服部謙二郎(週刊ゴルフダイジェスト)
  • <東京五輪ゴルフ女子 2日目/霞ヶ関CC東C/6648Y・パー71/8月4日~8月7日> 稲見萌寧と並び1アンダー16位タイからスタートした畑岡奈紗は、2日目を「68」でラウンド。トータル4アンダー、11位タイに浮上した。 4バーディ1ボギーの「68」。決して悪いスコアではないはずだが、同伴者が凄すぎた。「ネリーのプレーに引っ張ってもらって、自分もバーディを取りたかったんですけど、自分の分のバーディもネリーに持ってかれた感じはありますね」ネリー・コルダは全米女子プロを制するなど今季3勝。世界ランク堂々1位のアメリカのエース。先月28日に日本で誕生日を迎えたばかりの23歳は、畑岡奈紗らいわゆる「黄金世代」と同世代。身長177cmから繰り出されるティーショットは平均273.8Yを誇るが、この日はそのティーショットがフェアウェイを外したのは1度だけ。加えてパットが面白いように入り、1イーグル・9バーディの「62」。トータル13アンダーとし、4打差の首位に立った。 https://my-golfdigest.jp/tournament/p32547/ ネリー・コルダのスウィングはこちらから そんなゴルフを目のあたりにすると、3アンダーでも到底満足はできない。「素振りの感覚はよくなっているんですけど、いざボールを打つときに力みが出てるのか、自分の思っているところに始動で上げることができていない。そこがいまいち気持ちよく振り切れていない原因かな」と昨日からのロングショットへの不安がぬぐい切れない。「日に日にグリーンの硬さも増してきている気がするので、フェアウェイから打たないとチャンスについてこないと思う。ティーショットがカギになる」と語るとおり、ラフからではなかなかチャンスにつけることが難しい今回のセッティング。チャンスにつけられたホールでも「難しいラインが残って決めきれなかった」と、悔しさが滲み出る。それでも、随所にいいパーパットを沈め、粘り強く自分のゴルフに徹する姿勢には心を打たれる。「(短縮競技で)3日間になるかもしれないと聞いていたので、今日は伸ばさなくちゃいけないと思ってたのですが、ちょっとストップがかかってしまった。まだ2日あると信じて、うまく伸ばしていきたい」 トップのネリーとは9打差をつけられてしまったが、先日のマラソンクラシックでは「61」「69」「64」のゴルフで圧勝した畑岡。ちょっとしたきっかけで一気にリーダーボードを駆け上がる可能性は十分にある。 ニッポンのエースの爆発力に期待! 取材&撮影●服部謙二郎(週刊ゴルフダイジェスト)
  • <東京五輪ゴルフ女子 2日目/霞ヶ関CC東C/6648Y・パー71/8月4日~8月7日> 1アンダーの16位タイからスタートした稲見萌寧が、6アンダーの「65」をマークし、トータル7アンダー、6位タイにジャンプアップ。メダルが狙える位置で3日目を迎える。 「今日は悪いショットも少なく、昨日よりパットが入ってくれたり、ティーイングエリアも昨日より前のホールがあったので、狙える場所が増えたのが一番大きかった」と語った稲見。前半2番パー4、5番パー5でバーディを奪うと、ティーイングエリアが前に出た6番パー4で1オンを狙ったボールはグリーン奥へ。そこからウェッジで転がしたボールがなんとそのままカップイン。8番パー5でもバーディを奪った稲見は、前半「31」と5つスコアを伸ばし、一気に金メダルが狙える位置に浮上。しかし稲見は「あんまりメダルとかは気にしていなくて、自分のスコアをちょっとでも伸ばせたらいいなと思っている」と気負う様子はない。後半は14番で今日初めてのボギーを打つも、最終18番パー4でピンをデッドに刺すセカンドショットを放ち、バーディフィニッシュ。並み居る世界の強豪に交じり、2日目を終えトータル7アンダー、6位タイにつけた。連日の酷暑の中でのラウンドだが、暑さは大丈夫かという質問には「今日のほうが暑いと聞いてたし、スタートも(昨日より)2時間遅かったので、暑いだろうなと。あえて長ズボンにして、直射日光が当たらないようにしました。ただ紫外線が強いせいか目がやられちゃいました。照り返しとかで、目がしょぼしょぼです」と稲見節。世界ランク1位のネリー・コルダが今日「61」の大爆発で、トータル13アンダーまで伸ばしたが「順位というより、自分のスコアがどうか、という問題。最終的な順位は結果論なので、気にしてないです」 日本代表として臨むオリンピックという大舞台。通常なら、日本のため、メダルのため、と気負ってしまいそうなものだが、周りは周り、自分は自分。このメンタリティが稲見の強さの最大の秘密かもしれない。 調子自体はあまり変わらないが、ショットとパットが「噛み合ってきた」という稲見。明日もバーディラッシュを見せてくれそうだ 取材&撮影●服部謙二郎(週刊ゴルフダイジェスト)
  • <東京五輪ゴルフ女子 初日/霞ヶ関CC東C/6648Y・パー71/8月4日~8月7日> 東京五輪ゴルフ女子、トップスタートの稲見萌寧は、3バーディ2ボギーの1アンダー「70」でラウンド。畑岡奈紗と並び16位タイで初日を終えた。 1番ホールを「すごく緊張した」と語った畑岡に対し、「ぜんぜん緊張しなかった」という稲見。むしろ「自分のティーショットで女子ゴルフが開幕したのが嬉しい」と、まるでコンペの始球式のような感覚で記念すべき五輪の第一打を楽しんだ様子。「特別な試合だけど、やってることは変わらない。ギャラリーも入ってないのが大きいのかも。試合感もないし、最近日本のツアーで有観客の試合も多かったので、練習ラウンドっぽく感じてしまいました」ただ、グリーンの速さについては驚いたようで「昨日(練習ラウンド)とぜんぜん違って、びっくりするくらいグリーンが硬く、速くなっていた。朝の練習グリーンとも違っていたので、最初のほうはスピードを合わせるのが難しく、3番ホールで3パットしてしまった」それでも、そこで「学習した」という稲見は、17番で3m近いパーパットを沈め、ガッツポーズ。「ここが一番大きかった。ここでボギーにしてしまうと18番もボギーが出そうな雰囲気があるので、17番で耐えられたことが18番のバーディにつながったのかなと」その18番は、セカンドをベタピンにつけるスーパーショット。明日につながるバーディフィニッシュで1アンダー、16位タイにつけた。「オリンピックより日本ツアーのほうが緊張します。緊張というより不安ですかね。予選落ちがあるので。オリンピックは予選落ちがないから、気楽にできます」と大物感たっぷりのコメント。果たして72ホール目の金メダルのかかったパットであっても平然と打ち切ってしまうのか。期待は高まる。 取材&撮影●服部謙二郎(週刊ゴルフダイジェスト)
  • <東京五輪ゴルフ女子 初日/霞ヶ関CC東C/6648Y・パー71/8月4日~8月7日> 東京五輪ゴルフ女子、畑岡奈紗は5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーのトータル70、1アンダー16位タイで初日を終えた。 「1番は凄く緊張しました」スタートホールのティーショットは左に大きく曲がり、出すだけ。ボギー発進となってしまった畑岡。「今日はティーショットに関しては、気持ちよく打てたホールがひとつもなくて。もともとラフが長いので、フェアウェイに置かなければいけないと思っていたんですが、それがなかなかできず、自分の調子もあまり良くなかったので、よりコースが難しく狭く感じました」12番ではダブルボギーを打ってしまい2オーバーとするも、そこでずるずると落ちてしまわないのが世界ランク9位の底力。14番から3連続バーディを奪い、アンダーパーグループに。「直す自分のポイントはわかっていたので、そこだけ意識して、それが結果的にピンに絡んでくれたのでよかった」スウィングのタイミングが早いと振り遅れて右に、それを防ごうとして左に、という具合にショットが安定しなかったというが、それをラウンド中に修正できてしまうのが畑岡の凄いところ。「メダルを獲りたい気持ちは強いですが、そこばかり考えてしまうと自分のプレーがおろそかになるので、いつも通り自分が伸ばすことに集中していきたい」首位とは4打差。本来のショットの精度が戻ってくれば、十分にチャンスがある位置だ。 取材&撮影●服部謙二郎(週刊ゴルフダイジェスト)
  • PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki、Blue Sky Photos、Takahiro Masuda 6648Y・パー71で行われる東京五輪女子ゴルフ。海外メジャー並みのタフなセッティングだが、そんな長い距離をものともしない、世界の飛ばし屋5人のスウィングをクローズアップ。米女子ツアーに詳しいレックス倉本に解説してもらった https://my-golfdigest.jp/tournament/p32443/ ビアンカ・パグダンガナン(23) 平均飛距離 285.0Y世界ランク178位 162cm フィリピン 昨年プロデビューし、シーズン飛距離1位を獲得。プロデビュー戦となった20年全米女子プロでは9位タイに入り、潜在能力の高さを証明している ドラコン選手並みの深い捻転「超ストロンググリップでバックスウィング時に頭を低くして『これでもか!』というくらい体を捻転させています。飛距離に特化したスウィングといえます」(レックス倉本・以下同) >>パグダンガナンの1Wスウィング ブルック・ヘンダーソン(23) 平均飛距離 275.2Y世界ランク8位 162cm カナダ 14年に軽井沢で行われた世界女子アマで個人優勝。米ツアー通算10勝は男女通じてカナダ勢最多。ルールギリギリの48インチの長尺ドライバーを使いこなす オーバースウィングも軸ブレゼロ「超オーバースウィングですが、トップで沈み込みながら、切り返しで強烈なタメを作ることでシャットフェースになり、飛んで、かつ曲がらない」 >>ブルック・ヘンダーソンの1Wスウィング パティ・タバタナキット(21) 平均飛距離 274.7Y世界ランク13位 162cm タイ 大学2年時にプロ転向し、今季ブレーク。ANAインスピレーションでは初日から首位を守る完全優勝で、初勝利。米女子ツアーで現在賞金ランク4位 高い位置から振り下ろす「ボールの真上に頭を置き、バックスウィングで肩を縦に回転させることで、手を高い位置に振り上げている。大きなスウィングアークが特徴」 >>タバタナキットの1Wスウィング ネリー・コルダ(23) 平均飛距離 273.8Y世界ランク1位 177cm アメリカ 今年の全米女子プロに勝ち、世界ランク1位に。今年は13試合出場中トップ10入り8回、うち優勝3回と圧倒的な強さを誇っている 飛ぶだけでなく再現性も高い「長身と長い手足を生かしたオーソドックスなスウィング。再現性が高く大崩れしない。(五輪に出場する)姉ジェシカも妹とそっくりなスウィング」 >>ネリー・コルダの1Wスウィング 笹生優花(20) 平均飛距離 262Y世界ランク9位 166cm フィリピン 日本女子ツアーでは平均飛距離トップ。日本国籍も持つが、今回は母親の母国であるフィリピン代表として出場。2カ国の期待を背負って金メダルを目指す 理想的な高弾道・低スピンで飛ばす「シャットフェースでロフトを立てながら、インパクト直前までグリップが股関節より低い位置をキープして、ロースピンと高打ち出しを実現している」 >>笹生優花の1Wスウィング 週刊ゴルフダイジェスト2021年8月17日号より こちらもチェック!
  • PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki、Blue Sky Photos、Takahiro Masuda 36の国と地域から60名の選手が参加する東京五輪女子ゴルフが、いよいよ8月4日(水)に開幕する。日本代表の畑岡奈紗、稲見萌寧とメダルを争う注目選手をご紹介! ショット力のアメリカとオールラウンダーの韓国 世界中から選手が集まる五輪だが、やはり米女子ツアーの上位を占めるアメリカと韓国の選手がメダル争いの中心になるだろう。テレビ解説でもおなじみのレックス倉本は、とくにアメリカ人選手に分があると分析する。「先週の男子に続き、2週続けて同じコースでの開催になります。連日の猛暑もあり、いくら細心の注意を払っても、やはり芝に負担がかかるため、グリーンはそれほど硬くできないし、芝も短く刈り込めない。ボールが止まりやすいうえに、荒れたコンディションになると思います。前回のリオ五輪は海岸沿いのリンクスで、総合力が問われましたが、今回はピンを刺してくるショット力が勝負を分けるはずです。すべてをそつなくこなし盤石の強さを見せる韓国勢ですが、今回はショット力に秀でたアメリカ人選手のほうが有利だと思います。もちろん地の利を生かしメダル獲得を目指す日本人選手ふたりには、並み居る強敵を破って、他の競技の金メダルラッシュに続いてほしいです」 日本 直前に米女子4勝目でメダルに弾み! 畑岡奈紗(22) 世界ランク 9位 158cm 霞ヶ関CCで行われた14年日本ジュニアで2位とコースとの相性もいい。事前の練習ラウンドでは松山英樹と回り、丸山茂樹からアドバイスをもらうなど準備万端 今年すでに5勝! 抜群の安定感 稲見萌寧(22) 世界ランク 28位 166cm 「めちゃくちゃ出たかった」という五輪の舞台。前々週の試合を欠場して練習ラウンドを行うほどの入念ぶり。国内女子ツアーの代表として世界の強豪を迎え撃つ アメリカ 今季メジャー初制覇! 最強姉妹の妹 ネリー・コルダ(23) 世界ランク 1位 177cm 今年の全米女子プロに勝ち、世界ランク1位に。今年は13試合出場中トップ10入り8回、うち優勝3回と圧倒的な強さを誇っている 平均273.8Y! ネリー・コルダのスウィングはこちらから https://my-golfdigest.jp/tournament/p32547/ 米6勝。最強姉妹の姉 ジェシカ・コルダ(28) 世界ランク 14位 180cm 飛距離とショット力を武器に今年1月に米女子ツアー6勝目を挙げた。姉妹の父はテニスの全豪覇者、母もテニスで88年のソウル五輪に出場 テコンドーの黒帯保持者 ダニエル・カン(28) 世界ランク 5位 168cm 生まれも育ちも米国の韓国系アメリカ人。17年全米女子プロでメジャー制覇するなど通算5勝。米女子ツアーで現在、平均パット数1位のパッティングの名手。身体能力抜群でテコンドーの黒帯保持者 リオ7位の雪辱を誓う レキシー・トンプソン(26) 世界ランク 12位 180cm 飛距離を武器に米女子ツアー11勝。16年サロンパスカップで日本ツアー初出場初優勝。今年の全米女子オープンでは最終日首位でスタートしたが笹生優花、畑岡奈紗に1打及ばず。その雪辱を果たす 韓国 米女子ツアー2年連続賞金女王 コ・ジンヨン(26) 世界ランク 2位 170cm 17年に米女子ツアー初優勝。以来、わずか4年でメジャー2勝、通算8勝。19年から2年連続賞金女王を獲得。そつがないオールラウンダー リオ五輪金メダリスト パク・インビ(33) 世界ランク 3位 168cm 日本女子ツアー4勝、メジャー7勝を含む米女子ツアー21勝の元世界ランク1位の女王。リオ五輪金メダリストで史上初となる連覇を目指す 20年全米女子プロ覇者 キム・セヨン(28) 世界ランク 4位 163cm 昨年の全米女子プロでメジャー初優勝。通算12勝。ミズノのアイアンを愛用し、高いパーオン率を誇る。スポーツ万能でテコンドー3段 契約はヨネックス キム・ヒョージュ(26) 世界ランク 6位 166cm 12年サントリーレディスを16歳でアマ優勝。14年エビアン選手権初日にメジャー最少スコア「61」を記録して優勝するなど爆発力が持ち味 フィリピン 21年全米女子オープン覇者 笹生優花(20) 世界ランク 10位 166cm  日本女子ツアーでは平均飛距離トップ。日本国籍も持つが、今回は母親の母国であるフィリピン代表として出場。2カ国の期待を背負って金メダルを目指す オーストラリア 21年エビアン選手権優勝 ミンジー・リー(25) 世界ランク 8位 165cm  アマチュア時代から活躍し、先日のエビアン選手権で最終日に7打差を逆転。メジャー初優勝を果たした勢いで金を目指す。米女子ツアー通算6勝 19年全米女子プロ優勝 ハナ・グリーン(24) 世界ランク 17位 167cm  米女子ツアー通算2勝。21年は優勝こそないがたびたび優勝争いに絡み、出場試合で予選落ちは1回、トップ10入り4度。抜群の安定感を見せる ニュージーランド 21年ロッテ選手権で復活優勝 リディア・コー(24) 世界ランク 11位 165cm リオ五輪では銀メダル獲得。21年はロッテ選手権で復活優勝、2位が2度などトップ10入り8度と好調を維持。賞金ランクは3位につけている タイ 米女子ツアー12勝 アリヤ・ジュタヌガーン(25) 世界ランク 21位 170cm 米女子ツアー通算12勝。リオ五輪では初日首位も怪我の影響で途中棄権。21年は7月に優勝するなど2勝を挙げ、五輪に向けて調子を上げてきた 21年ANAインスピレーション優勝 パティ・タバタナキット(21) 世界ランク 13位 162cm  大学2年時にプロ転向し、今季ブレーク。ANAインスピレーションでは初日から首位を守る完全優勝で、初勝利。米女子ツアーで現在賞金ランク4位 中国 リオ五輪銅メダリスト フォン・シャンシャン(31) 世界ランク 20位 172cm  日本5勝、米10勝。前回の五輪で銅メダルを獲得したことで、中国でゴルフがブームに。17年には地元・広州市にゴルフアカデミーを開設 週刊ゴルフダイジェスト2021年8月17日号より