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【飛ばせるトップの作り方】#3「捻転不足」は体の硬さだけが原因じゃない!

スウィングは「トップ」で決まるという阿河徹コーチ。続いては、トップの捻転不足を解消する方法を教えてもらった。

ILLUST/Shinichi Hoshi PHOTO/Hiroaki Arihara、Blue Sky Photos THANKS/井山ゴルフ練習場
※アマチュアのみなさんにはボランティアとしてご協力いただきました

阿河徹 あが・とおる。谷原秀人や大江香織、藤本佳則などのコーチを経て、現在はアマチュア向けのプライベートレッスンを中心に活動。解析機器を使用した理論的なレッスンに定評があり、半数以上がリピーターだそう

●CONTENTS●
1. 誰もが「トップ」に問題を抱えている
2. 「リバースピボット」の修正法
3. 「捻転不足」の修正方
4. 「棒立ちトップ」の修正方

5. すべてのタイプに効く! 万能ドリル

トップで右腰を引いて
思い切って球から離れてみよう

教わる人●佐藤充利さん(47歳・HC4)
ここ数年で競技ゴルフに目覚めたが、もともと体が硬いことに加え、“ミスしたくない”という気持ちから捻転が浅くなりがち。「特に疲れてきた後半に起こります」

肩が回り切らない状態からダウンスウィングが始まるのでクラブが外から下りやすい。「飛距離を犠牲にした形なので、できれば避けたいです」(阿河)

ここ一番でミスが出るという佐藤さん。体が硬いせいで回らないというが……。

阿河 確かに体の硬さもあります。首周りの筋肉が柔らかいと、胸の中心が動かなくても大きく回転することはできる。しかしここが硬いと、胸を回すと体も動くので、目線や胸の中心がボールから遠ざかってしまう。これが不安だから、自然と遠ざからない範囲で回るようになるんです。


佐藤 ではどうすれば?

阿河 思い切って胸の中心を右へ動かすことです。もちろん程度はありますが、ある程度離れることを許容しないとトップは深くなりません。ポイントは、右腰をしっかり引くこと。これができれば胸も回り、中心が右に動きます。

Point
右ポケットを後ろに引かれるイメージ

胸や肩だけを回そうとしても、柔軟性が低ければ無理がある。「右ポケットを背中側に引っ張られるイメージでテークバックすると骨盤が回り、胸や肩の回転も深まります」

<レッスン後>
無理に腕を振らずとも回転速度が上がった!

「骨盤を意識すると驚くほど深く回り、クラブもインから下りますね。これまで無理に腕を振っていましたが、腰を回すと勝手に速度も上がりました」

全タイプに効く万能練習法とは?

  • スウィングは「トップ」で決まるという阿河徹コーチ。最後は、よくある3つのエラー動作、すべての修正に効果のあるとっておきの練習法を教えてもらった。 阿河徹 あが・とおる。谷原秀人や大江香織、藤本義則などのコーチを経て、現在はアマチュアに向けたプライベートレッスンを中心に活動。解析機器を使用した理論的なレッスンに定評があり、半数以上がリピーターだそう ●CONTENTS●……

週刊ゴルフダイジェスト2024年2月6日号より