スウィングは「トップ」で決まるという阿河徹コーチ。最後は、よくある3つのエラー動作、すべての修正に効果のあるとっておきの練習法を教えてもらった。

●CONTENTS●
1. 誰もが「トップ」に問題を抱えている
2. 「リバースピボット」の修正法
3. 「捻転不足」の修正方
4. 「棒立ちトップ」の修正方
5. すべてのタイプに効く!　万能ドリル

スウィング全部が
良くなるドリル

トップの形は人それぞれだが、自分の課題を見つけ、理想の“青写真”を描けたら、大切なのはそれをショットにつなげる作業。トップを直したら、阿河が必ずやらせるのが「良い形を作っておき、そこから球を打つ」ドリルだ。

「間違えたトップから球を打ってもそれは“調整力”を上げる練習にしかなりません。それでは調子に波があるし、飛距離だって上がらない。個々のスウィングエラーを修正しようとせず、正しいトップの形から球を打つだけで自然とエラーはなくなるのです」

まずは軽く当てるだけで十分。慣れたらだんだん出力を上げて、最終的にフルショットへつなげよう。そうすれば数ある悩みも消えるはずだ!

Drill
トップで静止した状態から球を打つ

まずは綺麗なトップを作っておいて
最初は軽く、慣れたらフルショット!

阿河のレッスン以外、ほぼゴルフをしないという山村さんはこのドリルを重ね、ラウンドデビュー前とは思えないほどのスウィングに

当初、三者三様だったトップを修正して30分ほどで、3人とも体重の乗った綺麗なインパクトに。まだまだ慣れは必要だが、短時間でこれだけ大きく変わったことに驚きだ

週刊ゴルフダイジェスト2024年2月6日号より