Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • ギア
  • 注目のスパイダー×トラスの実力は? 人気5ブランドの最新マレットパターを徹底チェック!

注目のスパイダー×トラスの実力は? 人気5ブランドの最新マレットパターを徹底チェック!

ミスヒットに対する寛容性の高さで人気のマレットパター。プロアマ問わず使用するゴルファーは増えている。そこで、各メーカーの最新モデルを集めて試打を行った。

PHOTO/Norio Tsuburaoka、Blue Sky Photos THANKS/大宮ゴルフコース

解説/堀越良和

小誌試打企画でお馴染みの“キング・オブ・試打”。ドライバーからパターまで、あらゆるクラブを試打するスペシャリスト。小誌で「ギア選びのウソホント」を連載

最新マレットは
ただ「やさしい」だけじゃない

今回、5つのメーカーの10モデルを集めて試打を行ったが、なんといっても注目は、世界のトッププロも使用するスパイダーに、国内女子ツアーで圧倒的人気のトラスホーゼルを装着した「スパイダーGT TM1/TM2」。人気シリーズのいいとこ取りモデルだ。

「今回試打したのはホーゼルがヒール寄りのTM1(TM2はセンターシャフト)。そもそもベースのスパイダーGTもミスヒットに強くなっていますが、トラスになり、さらに安定感が増しました。またヘッドを面で支えることで、テークバックがふらつくことなくスムーズにストロークできます。トラスを装着した効果は大きいと思います」と、小誌試打企画でお馴染みの堀越良和プロは語る。

「オデッセイの新モデル、『イレブン』もいいですね。重心を浅めにすることで、マレットに操作性をプラスするというのは面白いコンセプトだと思います。マレットはオートマチックに打てるやさしさがウリでしたが、操作性を加えたり、さらに安定性を高めたりと、個性のあるモデルが登場し、ゴルファーの好みで選択できるようにバリエーションが増えてきたのは、とてもいいことだと思います」

先月の全米プロで2度目の優勝を飾ったJ・トーマスが使用していたのが、スコッティ・キャメロンの「ファントムX」のプロトタイプ。そのトーマスと最後まで優勝を争ったC・ヤングが使用していたのも「ファントムX」だった。

「今回試打したのは、トーマスのプロトタイプから生まれた『ファントムX 5.5』です。スラントネックのモデルで、トーマスも春先まではスラントネックを使用していました(全米プロではクランクネックを使用)。5.5はいわゆるツノ型タイプですが、左右のウィングによりミスヒットに強く、ターゲットにも合わせやすいです。ピンの『PLDミルド』はノンインサートですが、打感がいいのにびっくりしました。ベティナルディの『2022 INOVAI』は黒とシルバーの色使いが見た目に高級感があるだけでなく、とても構えやすかったです」

人気のスパイダーにトラスホーゼルを搭載

テーラーメイド
スパイダーGT TM1

●素材・構造/アルミニウムボディ+ステンレスダブルウィング&ホーゼル+タングステンウェイト+ピュアロール搭載3mm厚インサート(ウレタン+アルミニウムビーム) ●ロフト/3度 ●ライ角/70度 ●総重量/553g ●長さ/33、34インチ

Point1
「トラスホーゼルはストロークが波打たない」

「スパイダー」シリーズにトラスホーゼルを装着したモデルが登場(7月発売予定)。「トラスによって『点』ではなく『面』でヘッドを支えているので、ミスヒット時の打点のブレを抑えるのはもちろん、ストロークも波打たずに安定する感じがします」(堀越・以下同)

Point2
「短めのラインは神経質にならない」

「ヘッドのエイミングラインが通常のスパイダーGTよりも短い。神経質になりすぎずに打てるのがいい」

Point3
「球がゆっくり進む感じで転がりがいい」

インサートはウレタンとアルミニウムの複合素材。「適度なしっかり感があり、球がゆっくり進みながら伸びる感じです」

【このモデルもテスト】
スパイダーGT スモールスラント

「スモールスラントは低くテークバックして真っすぐ打ち抜くイメージが自然に出る。でも、フェースの開閉にも対応できるモデル」

“浅重心設計”で操作性のよいマレット

キャロウェイ
オデッセイ イレブンS TOUR LINED

●素材・構造/ステンレス+アルミニウム+TPU+ホワイトホットインサート ●ロフト/3度 ●ライ角/70度 ●総重量/541g ●長さ/32、33、34インチ

Point1
「イン・トゥ・インにブレード感覚で振れる」

ヘッド重量の約78%をフェース側に配分した浅重心設計モデル。「イン・トゥ・インに振りやすく、ブレード感覚で打てますね。アドレスの立ち方の自由度も高い。マレットの安定感に上手く操作性がプラスされている」

Point2
「ホワイトホットの打感は格別」

「ホワイトホットらしい打感です。軟らかいだけだと音が小さくなりますが、これはしっかり“軟らかい音”がするんです」

【このモデルもテスト】
トゥーロン LE MANS

オデッセイ唯一のノンインサートシリーズ。「ダブルベントはフェースバランスに近くなる。真っすぐ引いて真っすぐ出す人に合う。打感はソリッドで球の転がりもいい」

J・トーマス使用のプロトタイプから生まれた

タイトリスト
スコッティ・キャメロン ファントムX 5.5

●素材・構造/303ステンレス精密削り出し+アルミニウム&ステンレス(ソールプレート) ●ロフト/3.5度 ●ライ角/70度 ●総重量/549g ●長さ/33、34インチ

Point1
「ヘッドに安定感があり打点がブレにくい」

「重量をウィング部に配分することでミスヒット時のヘッドのブレが抑えられている。打点の上下のブレにも強い」

Point2
「スラントモデルは打ち方の許容性が高い」

「適度な重心角があることで打ち方の自由度が高く、ヘッドの開閉を使っても打てる。打感は適度にソリッドです」

【このモデルもテスト】
スコッティ・キャメロン ファントムX 9.5

「トウとヒール部にウェイトを搭載、中心部には穴が繰り抜かれており、慣性モーメントの大きさを感じる。マレットらしい安定感があるモデル」

ヘッドからネックまで一体成型の精密鍛造

ピンゴルフ
PLDミルド ディーエス72

●素材・構造/303ステンレス精密削り出しサテン仕上げ ●ロフト/3度 ●ライ角/70度 ●総重量/563g ●長さ/34インチ

Point1
「ネックがヒール寄りでL字形の感覚で打てる」

「ネックがかなりヒール寄りにあり、L字形タイプの感覚で打てる。ヘッドの開閉を使って打ちたい人に合うモデル」

Point2
「ノンイサートだけど打感が軟らかい」

「ノンインサートながら、マッスルバックのアイアンのような独特の軟らかい打感が心地よく感じられる」

【このモデルもテスト】
PLDミルド プライム タイン4

「こちらは同じPLDミルドシリーズでもマットブラック仕上げのモデル。ヘッドに合わせてシャフトも黒で統一されているのがいいですね」

MOIパターシリーズの新しい形状のモデル

ベティナルディ
2022 INOVAI 8.0 SLANT

●素材・構造/303ステンレス(フェース・ダイアモンドブラスト仕上げ)+6061アルミナム(フランジ・ステルスブラックアナダイズ仕上げ) ●ロフト/2度 ●ライ角/70度 ●総重量/547g ●長さ/34インチ

Point1
「フェースとフランジの色の違いが構えやすい」

畑岡奈紗も使用するベティナルディの最新モデル。「フェース部はシルバー、フランジ部が黒で色分けされ、見た目の高級感だけでなくとても構えやすい。スラントネックは他のモデル同様、打ち方の自由度が高い」

Point2
「ロフト少なめで出球が速め」

「ロフトが2度と立ち気味なので出球は強めに感じる。パットを打ち切れない人や左寄りにセットする人に合うでしょう」

このモデルもテスト
2022 INOVAI 6.0 SLANT

「トウとヒール部にウェイトを搭載、中心部には穴が繰り抜かれており、慣性モーメントの大きさを感じる。マレットらしい安定感があるモデル」

週刊ゴルフダイジェスト2022年6月21日号より

こちらもチェック!

  • かつてはダイナミックゴールドとメーカー純正カーボンが主流だったアイアンのシャフト。現在ではスチールとカーボン、どちらのシャフトも種類が増え、カーボンとスチールのハイブリッドシャフトまで登場。果たしてどんなシャフトなのか? PHOTO/Tomoya Nomura、Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Hiroaki Arihara、Blue Sky Photos、KJR THANKS/PINGフィッティングスタジオ武蔵浦和 試打・解説/後藤悠斗 雑巾王子こと武市悦宏の一番弟子で広尾ゴルフインパクトにてレッスンを実施中。自身のアイアンシャフトはオリムピック『DERAMAX』で、いち早くカーボンを採用するなど、一家言を持つ スチールとカーボンのいいとこ取り 国内のみならず、米女子ツアーでも上位選手のアイアンシャフトに変化が起きている。彼女たちが使うのは、スチールでもカーボンでもない、カーボン+スチールの“コンポジットシャフト”。一体どんなシャフトなのか?「あのB・デシャンボーもアイアンシャフトはカーボンを使う時代。カーボンは『非力な人が使う』『頼りない』なんて考えはもう昔の話で、重くてしなるカーボンシャフトもあるんです」とシャフトに詳しい後藤悠斗プロ。「とはいえ、スウィングによってはスピン量が増え過ぎたり、球筋が安定しない場合もあるため、カーボンの振りやすさにスチールのしっかり感をプラスしたのがコンポジットシャフト。実際に打ってみると、スチールの操作性とカーボンの走り感がバランスよく、プロがこぞって使う理由がわかります」 トゥルーテンパー『スチールファイバー』 西郷真央『スチールファイバー i80』 西郷真央は同じミズノのアイアンを使う高橋彩華のアイアンを試打した際に、「イメージ通りの球筋が出る」と気に入り、変更。替えた週の試合で今季5勝目を挙げた 畑岡奈紗は『スチールファイバー i95』、ネリー・コルダと高橋彩華は『スチールファイバー i80cw』を使用 フジクラ『MCI』 渋野日向子『MCI 80』 プロテスト合格後の19年から使用しているフジクラ製『MCI』。全英女子オープンで優勝したピン『i210』×『MCI 80(R)』の組み合わせはいまも変わらずで、信頼に揺るぎはない 『MCI 80』はほかにも堀琴音、古江彩佳、西村優菜らが使用している 世界No.1アマ中島啓太のアイアンシャフトは『ツアーAD プロト』 「池村寛世プロが使用するアイアンシャフトを試したら、振り心地がマッチした」とテーラーメイドのツアー担当者。21年に制した日本アマの練習ラウンドから採用したという >>果たしてコンポジットシャフトの実力は? 週刊ゴルフダイジェスト2022年6月14日号より こちらもチェック!
  • 新しいテクノロジーがどんどん投入され「さらに飛ぶ」と謳う新商品が続々と登場するドライバー。チタン製のヘッドが普及して四半世紀が経ったいま“殿堂入り”として歴史に名を刻むドライバーの条件とは。5人の識者による徹底討論でその実像を探る! TEXT/Kosuke Suzaki PHOTO/Hiroaki Arihara クラブデザイナー・松吉宗之(左)大手クラブメーカーを退社後、自らクラブメーカー「JUCIE」を立ち上げ、設計を行うプロゴルファー・関浩太郎(中)クラフトマンでありコーチとしても活躍。「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰ギアライター・高梨祥明(右)ゴルフ専門誌の副編集長を経てギアライターに転身。多くの「名器」を取材してきた クラブデザイナー・松尾好員 住友ゴム(現ダンロップ)でクラブ設計開発に携わり、現在は「ジャイロスポーツ」を主宰 クラブアナリスト・マーク金井 ゴルフ誌編集者、フリーライターを経てゴルフスタジオ「アナライズ」を立ち上げる 過去の名器も明日のゴルフでは…… ドライバーの“殿堂入り”を決めるのは、アイアンやウェッジとは違った難しさがある。今回集まった賢人たちは、時代性という点で大いに頭を痛めた。「ドライバーはルール規制の影響も大きいですし、他のクラブと違って“飛び”という大きな一本の軸がある。そしてその“飛び”自体が一応は進化し続けているものですから、過去を振り返って『アレ飛んだよね!』というだけでそのクラブをすんなり殿堂入りさせられない難しさがありますよね」(高梨)そう話す高梨氏は、“殿堂入り”の条件として「いまでも使いたいと思えること」は重要なのではないかと考える。その点は関プロも同意見だ。「たとえばチタンヘッドの流れを作ったキャロウェイの『グレートビッグバーサ』は、本当に名器だったと思います。僕がアメリカのミニツアーに出ていた当時、使用率は確実に90%を超えていました。でもいま、明日のゴルフに持って行こうとは思えませんからね」(関)松尾氏や松吉氏は、クラブデザイナーの立場から「他メーカーの後発モデルに影響を与えた革新性」の重要性を説くが、“殿堂入り”という観点ではそこにとらわれすぎるのは危険だ。事実、過去のアイアンやウェッジの“殿堂入り” モデルに関しては「いまでも使いたい」と思えることは重要な要因となった。その点から賢人たちは、“殿堂入り”に値するのは最低でも10年以内くらいに発売された比較的新しいモデルに限定されるだろうと話す。 【5人の識者が挙げた殿堂入り候補】高梨祥明●キャロウェイ・C4 ●ミズノ・300S ●テーラーメイド・SLDR ●テーラーメイド・グローレ(初代) ●タイトリスト・TSi3関浩太郎●キャロウェイ・グレートビッグバーサ ●テーラーメイド・M2(2代目) ●ピン・G410 ●テーラーメイド・ステルス松吉宗之●テーラーメイド・エアロバーナー ●テーラーメイド・M2(2代目) ●コブラ・ZLアンコール ●ピン・G410松尾好員●キャロウェイ・グレートビッグバーサ ●キャロウェイ・ERCⅡ ●プロギア・TR Duo ●テーラーメイド・r7 quad ●ダンロップ・ザ・ゼクシオマーク金井●テーラーメイド・R510TP ●キャロウェイ・FT-Tour ●テーラーメイド・グローレ(初代) ●ピン・G410 賢人たちは意外にも「バランス」を重要視 実はこれは08年の反発規制施行後、ヘッドサイズや慣性モーメントなどについても技術的に「上限」に達することが可能になったタイミングとほぼ一致する。これまで「最大値」を目指して開発されてきたドライバーが、ルール制限のなかでどうやってクラブを作るかにシフトしたのがこのころなのだ。「『グレートビッグバーサ』以降、ドライバーの開発はとにかくヘッドの大型化と、そのための肉薄化で精いっぱいで、それが460㏄に達したら今度は慣性モーメント最大を目指すというように、ルール内の最大値を目指すことがほぼすべてだった。それが上限に達したことで、10年ほど前からやっと本当の飛びを追求するフェーズに入ったんだと思います」(松吉)このころ爆発的な人気を誇ったモデルとして金井氏や高梨氏が“殿堂入り”の候補に挙げたのが『グローレ(初代)』だ。「アマチュア向けのやさしいモデルなのに、シニアや女子を中心にプロでも使用者が多かった。本当にバランスがよくて『もうこれでいいでしょ』っていう感じで本当によくまとまったクラブでしたね」(高梨)初代『グローレ』のバランスのよさは、ほかの賢人たちもそろって称賛する。2012年発売のモデルだが、いまでも使っているアマチュアは多い。「バランスという点では、マイナーですがコブラの『ZLアンコール』がほぼ完ぺきでした。メチャクチャ飛ぶというわけではないんですが、とにかく真っすぐ行く。これを少しアマチュア向けにやさしい方向に振ったのがピンの『G410』、少しアスリート向けに振ったのが『M2(2代目)』。『エアロバーナー』というちょっと独特なやり方で絶妙なバランスを生んだクラブもありました」(松吉)『G410』や『M2(2代目)』は、関プロも抜群のバランスだったと絶賛。とくに『G410』は、どんなに振っても曲がらないからどんどん振れて、その結果飛んだと関プロ。「一発の劇的な飛びがあるクラブって、やっぱりどこかバランスが崩れていてクラブとしての完成度に疑問が残るんです。だから僕は『ERC2』なんかは絶賛できない。その点『G410』や『M2(2代目)』は、曲がらないから振れるし、その結果スウィングまでよくしてくれるようなクラブです」(関)こういった点はほかの賢人たちも賛同し、一発の爆発的な飛びを求めたものよりも、トータルバランスのよさを備えたクラブこそが“殿堂入り”の条件ではないかと考える。 プロ・アマ双方から支持されたことも重要 ここで高梨氏が投げかけた「ゼクシオって、どうでしょうね?」という声に、賢人たちはとまどいを示した。「シリーズとしては確実に“殿堂入り”級なんですけど1本って言われると困る。個人的には5代目の『ザ・ゼクシオ』は白眉だと思いますが、この1本が“殿堂入り”かと言われたら、入れられない気がします」(高梨)マーク金井氏も『ザ・ゼクシオ』を高く評価する一方で、前出のクラブのような絶妙なバランスであったり革新的なテクノロジーがあったわけではない点の割り引きは否めないと話す。「ただし“殿堂入り”の条件に、“売れた”ということは外せないと僕は思いますね。やはり商品として多くのゴルファーに支持されてこそのゴルフクラブですから、ここは大事」(金井)ここは全会一致のポイント。松尾氏も、革新的なだけではダメで「プロ・アマ問わず多くのゴルファーに支持されたこと」の重要性を説く。プロにしか扱えないクラブ、アマチュア向けの特殊性が突出したクラブは“殿堂入り”にはふさわしくない。一方で『M2』や『グローレ』などはプロ・アマ双方に支持され、タイトリストにもそういったクラブは多数あった。「そう考えると『TSi3』は、USツアーでの使用率がものすごく高かった。アマチュアでも使えましたし、すごくバランスのいいクラブだったんだなと思います」(高梨氏)テクノロジーに目が行くかと思われたこの議論で意外にも「現代性」、「プロ・アマからの支持」、そして「バランスのよさ」という点が重要な選考基準としてあぶり出されてきた。 5人が導いた殿堂入りの基準【1】“いま”使える現代性かつて革新的であっただけではダメ。いまでも使おうと思える「現代性」を備えていることが重要【2】飛んで扱いやすいバランスのよさ一発の飛びだけを求めた特殊なものではなく、扱いやすく、安定して飛ばせるバランスが大事【3】多くのゴルファーに支持されたこと話題性・先進性だけでなく、プロ・アマ問わず多くのゴルファーから支持されたクラブであること いよいよ2022年の殿堂入りモデルが決定! 月刊ゴルフダイジェスト2022年7月号より こちらもチェック!
  • アニカ・ソレンスタムや宮里藍が使用して一躍人気に火が付いた「2ボール」をはじめ、プロが使用して話題になったあの名作パターは今、いくらで買えるのか。2000年以降に発売されたパターの中古相場を調べてみた。 こちらもチェック! オデッセイ(ホワイト・ホットとその派生モデル) 2000年「ホワイト・ホット #5」中古価格/7370円~ 賞金王獲得にも貢献した名器小型のマレットで人気が高かった。中古市場では多くのモデルが流通しているが、状態がいいものは少なく、良品は買いだ! 2002年「ホワイト・ホット 2ボール」中古価格/3289円~ アニカが愛用して一大ブームに2つのボールの残像効果でストロークをガイドしてくれる。「ネオマレット」の先駆けで、新モデルになっても基本構造は長く変わらなかった。ツアーでもいまだにこのモデルを使い続けている選手もいるほどだが、価格はかなりお手頃に 2004年「ホワイト・スチール 2ボール」中古価格/4378円~ 宮里藍の活躍で一時は入手困難に年間5勝を挙げた04年のデビューイヤーから宮里藍が使用していたモデル。一時は人気のため中古市場でも価格が高騰し、ほとんど流通しなかったが、現在は落ち着いた値段で数も多い 2006年「ホワイト・ホット XG #7」中古価格/6578円~ ルーク・ドナルド使用で人気に火が付いた!ツノ型の「♯7」が初めてラインナップされた。使用プロのルーク・ドナルドは小柄だが活躍し、体型の似た日本人の間でも話題に 2008年「ホワイト・ホット XG セイバートゥース」中古価格/4378円~ 古閑美保のエース、国内で大人気「セイバートゥース」とは氷河期に生息した牙の長いトラのこと。大きな慣性モーメントで少々芯を外してもブレが出にくく、牙に似た形状はアライメント効果があり、とくにショートパットで威力を発揮。11年全米プロではキーガン・ブラッドリーがこれを使って優勝 2009年「ホワイト・ホット XG テロン」中古価格/4378円~ 宮里藍、米ツアー開幕2連勝の相棒翼のような画期的な形状は、ヘッドをターゲットに対して構えやすくするためのもの。「真っすぐ引きやすい」とアメリカ時代の宮里藍のエースパター 2009年「ホワイト・ホット ツアー iX #5 CS」中古価格/3289円~ キム・キョンテと2度の国内賞金王日本のツアープロの意見から開発されたオデッセイ初の日本専用モデル。「ホワイト・アイス」の元になった「ツアープロトタイプインサート」を採用 2009年「ブラック シリーズ iX #9」中古価格/7678円~ L字マレットブームの火付け役石川遼が長らく愛用したモデルで、L字マレットがブームに。このモデルも「ツアープロトタイプインサート」を使用。比重の重いタングステンをフランジ部に装着することで低・深重心設計にされていた 2012年「ホワイト・ライズ iX #1SH」中古価格/1万970円~ イ・ボミ、上田桃子の活躍で新品は欠品に発売からイ・ボミや上田桃子が愛用するモデル。上田はシャフトを替えながら現在もエースパターとして使用中。その人気から2016年には復刻版が発売されたが、一時ネットオークションで7万円以上の高額だった。いまは値段が落ち着き1万円台で購入可能 2018年「EXO セブン」中古価格/1万2980円~ ソフトな打感と球の転がりのよさ「ホワイト・ホット マイクロヒンジ」が搭載され、ボディには異なる2つの素材を採用。高慣性モーメントで安定して転がる。秋吉翔太がこのパターで2勝 2019年「ストロークラボ ブラック TEN」中古価格/1万6480円~ 19年に今平周吾が賞金王獲得「ホワイト・ホット マイクロヒンジ★」インサートが採用され、カーボンとスチールの複合シャフトを入れたモデル。スパイダータイプの見た目で話題に 2020年「ホワイト・ホット OG #7」中古価格/1万8678円~ 西村優菜の後半戦を支えた西村優菜が使用して21年に3勝した角型ヘッド。ソールにはアジャスタブル・ウェイトを装着しており、重さやバランスを調整可能。中古でもまだ値落ちが少ない 2021年「ホワイト・ホット OG ロッシーS」中古価格/1万9778円~ J・ラームとともに21年全米OPを制覇20年まではスパイダーを使用していたラームが全米オープンで使用してメジャー初優勝。ショートスラントネックを採用し、インパクト付近でフェースの開閉が入りやすいモデル スコッティ・キャメロン 2000年「ニューポート PRO PLATINUM」中古価格/1万4080円~ どの時代にも人気上位の定番人気モデルのニューポート。中古市場になかなか出回らないため20年以上前のモデルでも1万円以上と相場は依然として高い 2003年「フューチュラ」中古価格/9878円~ キャメロン初のネオマレット5年以上かけて開発された、ネオマレットのオリジナルモデル。ヘッド重量の75%をバックフェース側に配し、シャフトをヘッドの重心位置に装着。正確でスムーズなテークバックが可能 2005年「フューチュラ ファントム マレット2」中古価格/9878円~ ヘッド重心位置にシャフトを装着ヘッドの重量をバックサイドとフェースサイドに最適なバランスで配分。マレット型にすることでメカニカルなイメージを軽減。5本のサイトラインでストロークしやすい テーラーメイド 2008年「ロッサ モンザ スパイダー AGSI+」中古価格/3300円~ 超大型ヘッドの初代スパイダー型スパイダーの初代。大型ヘッドでミスに強く、ヘッド後方の可変ウェートを自分好みに調整可能 2008年「ロッサ モンザ イッツィビッツィ スパイダーAGSI+」中古価格/4378円~ 小ぶりになって追加発売「ロッサ モンザ スパイダーAGSI+」のヘッドを約20%縮小し、小ぶりなヘッドを好むゴルファーのために開発された 2013年「ゴースト スパイダーS」中古価格/1万978円~ 初のスーパーストローク標準装備モデル大型ヘッドの大慣性モーメントはそのままに、太いスーパーストロークグリップが装着されている。いまだに中古市場でも高額 2014年「アークワン」中古価格/5478円~ カップと同サイズの丸形リング搭載奇抜な形状が印象的だが、構えたときにカップインのイメージが沸くと人気に。ミニサイズも販売され、そちらをJ・ローズが使用した 2017年「スパイダー ツアー レッド」中古価格/1万978円~ ガルシアが使いマスターズを制覇「アイオノマー」素材を使った軟らかな打感で、パットに難のあるS・ガルシアを支えた。黒色の「ツアーブラック」はD・ジョンソンが愛用 2019年「スパイダーX チョークホワイト シングルベント」中古価格/2万4178円~ 昨年の古江の活躍で再ブームの兆し重いスチールフレームと軽量カーボンソールの組み合わせで安定性アップ。21年秋から古江彩佳が使用し、ツアーで快進撃を見せた 2020年「トラス TB2 センターシャフト」中古価格/3万9589円~ 人気で品薄状、TB1は在庫なしトラス構造の三角形ホーゼルを装着したモデルで、堀琴音が使用して初優勝に貢献。稲見萌寧が使用する「TB1 トラストヒール」は人気のため中古市場でも品薄状態 ピンゴルフ 2013年「スコッツデールTR SHEA H」中古価格/6039円~ 画期的なシャフト調整機能付きトウ側が重いL字タイプのセミマレット。シャフト調整機能付。永井花奈なども使用した 2016年「ヴォルト アンサー2」中古価格/1万8678円~ 鈴木愛の賞金女王獲得を支えたフェースの中央を深く、周辺を浅く溝の深さを調整することでボール初速を安定。鈴木愛の活躍を支えた まだまだある! 話題を呼んだ名器 2004年マグレガー「ボビーグレース」中古価格/5478円~ 90年代の人気モデルをブラッシュアップ90年代にニック・プライスらが使用して人気を博した「ボビーグレース」の名を冠し、当時の最新技術を取り入れて作られたモデル。大型のマレット型でストロークがしやすく、球の転がりがいい 2007年YES!「ナタリーパター」中古価格/4389円~ 国内女子ツアーでとにかく流行った軟らかすぎず、弾き過ぎない打感で、とくに女子ツアーで人気の高かった「YES!」のパター。市原弘大は発売から15年経った現在でも長尺の同モデルを使用している 2008年プロギア「シルバーブレード 03」中古価格/4389円~ 男子ツアーでセンターシャフトが人気に2008年のツアーで3勝を挙げて、数量限定で発売されたが完売。翌年に追加発売もされた 2013年ヨネックス「トライプリンシプル TP-01」中古価格/8789円~ 「1mのパットが90%入る」で話題に福岡大学の清永明名誉教授が提唱した理論から生まれた。片山晋呉が使用した ※価格はゴルフパートナーオンラインショップで調査した2022年2月9日時点の参考価格です 週刊ゴルフダイジェスト2022年3月1日号より >>こちらもチェック!