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【プロスペック】全52試合出場の小祝さくら。シーズン5勝の活躍を支えた信頼の14本とは?

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、昨シーズン全試合に出場し賞金ランク3位と活躍した小祝さくらのセッティングに注目。

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

小祝さくら

こいわいさくら。1998年4月生まれ。北海道出身。飛鳥未来高校を経て、2017年7月にプロ入り。2019年のサマンサタバサで初優勝、2020-21年は5勝と躍進。22年は賞金女王を目指す

昨シーズン5勝、賞金ランク3位と、一躍、黄金世代の中心選手となった小祝さくら。全52試合に出場した小祝のプレーを支えたクラブについて、ダンロップのツアー担当・松栄さんに聞いた。

「小祝選手のクラブ選びはまずヘッドの顔からスタートします。好みはシャープに見えて小ぶりすぎないもの。ヘッドを選んだら、実際に打ってみて弾道と打音が自分のイメージに一致するかどうか。高い打音よりもボールを押せる感じの低い音が好みです。もちろん、飛距離と方向安定性が良いことは絶対条件です」

ドライバーはスリクソンの『ZX5』。「2021年の開幕から使用しています。45インチ、ロフトは9度、ヘッドは大きすぎず、小さすぎずシャープに見える好みどおりのフォルムです」

ユーティリティは『Z H85』の3番と4番を入れている。「2本のユーティリティのシャフトに貼ってある10月9日付のシールは、距離を合わせるためにほんの少しロフトを調整したときの印。『距離がしっかり出て、かつボールがグリーンで止まってくれます』と気に入って、このモデルは2018年から長く使っています」

アイアンは5番~8番が『Z585』で、9番とPWが『ZX7』のコンボセッティング。

「ZX7の2本は10月の三菱電機レディスから。その経緯は『ショートアイアンでもっとボールを止めたい』と要望があって、スピン増を狙ってスピン性能の高いZX7をテスト。結果、距離が変わらずスピン量が増え、ボールがより止まるようになったため、そのまま使い出したわけです」

昨シーズンの平均ストロークは70.76で3位。ツアーレップによるサポートとともに挙げた数字と言えるだろう。

ドライバーはスリクソン『ZX5』。9.5度のヘッドをネック調節機能で9度にしている。「小さすぎず大きすぎずシャープに見える顔が好み」という小祝。加えて、いかにもドローをイメージしやすい形状も後押し

2018年から4年使っている2本のユーティリティは打痕もくっきり。19度の3番は200ヤード、22度の4番は180ヤード先のグリーンを狙う。シャフトのスペックシールは10月9日付でスタンレーレディス時に調整

3本のウェッジはクリーブランド『RTX-3』。表示ロフト48度は47度に、50度は51度に調整。58度はそのまま使用。写真は58度

小祝さくらの14本

週刊ゴルフダイジェスト2022年1月25日号より

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