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100万円超! 小祝さくらのパターは「値段以上の価値」愛用プロが語る納得の製法とは?

五輪期間のオープンウィーク明けに2戦連勝と絶好調の小祝さくら。その手に握られていたパターが話題になっている。

小祝の地元でもある北海道の企業(株式会社ワールド山内)が手がけたオリジナルパターで、100万円以上というその価格も注目を集めた。

そのパターを小祝よりも早くから使っている小山内護に話を聞くと、「素材の良さや構造の良さはもちろん、社長のパターへのこだわりと想いを知ったら、もう値段じゃないよね。実際に工場に行かせてもらって、イチからパターを作る過程を見せてもらったんだけど、工程数もハンパじゃなかった」。

ワールド山内はもともと、あらゆる金属製品を扱う企業であることに加え、代表を務める山内雄矢氏はHC3.2の腕前。小山内いわく、だからこそゴルファーの機微もわかっているし、パターに求められる打感や顔、重さといった使用感が、現場の声が生かされた形で高水準に仕上げられているということだ。

「値段ばかり注目されていますが、実は材料費と人件費がほとんどなんですよ。私たちは航空や宇宙分野、産業機械などの金属加工が主業なので、ステンレスの配合比率や加工に関し、長年の経験と技術を持っています。そのうえでパッティングにベストだと考える配合比率で調整したステンレスブロックを削り出し、形状から重心位置まで、すべて使い手のパッティングを見ながら作らせていただいています」と山内氏。

ちなみに、小祝のパターヘッド1つを削り出すのに、1週間以上かかっているそう。さらにヘッドだけでなくネックも削り出しで、ステンレスブロックの3分の2が“削りカス”になるという。山内氏によれば、小祝の優勝以降、多くのプロから問い合わせが来ているという。

たしかに超高額ではあるが、投資利益率も高そうだ。

水も滴るいいパター(?)で後半戦もまだまだ勝利を量産するか(PHOTO/Tadashi Anezaki)

週刊ゴルフダイジェスト2021年9月7日号より