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「新東名」未開通区間の一部が3月開通。秦野市近辺のコースへのアクセスが便利に

本来なら昨年完成するはずだった新東名高速道路の伊勢原大山IC-新秦野IC間が、3月下旬に開通予定。ゴルファーにも恩恵がありそうだ。

都心から東名高速道路を西に進み、海老名JCTを過ぎてしばらく行くと、「新東名」の入り口、伊勢原JCTがある。2年前に、伊勢原JCTから伊勢原大山ICまでの約2kmが開通したが、今年3月下旬、新たにその先の秦野丹沢スマートIC、新秦野ICまでの区間が開通する。

2年前に開通した伊勢原大山ICで恩恵を受けたのは伊勢原CC。今回は地理的に見ると、大秦野CC、秦野CC、東京CC、太平洋C相模Cなどが便利になりそうだ。

大秦野CCに話を聞いてみると──。

「至便になります。(秦野丹沢スマートICからは)距離にして1km、1~2分といったところ。(東名高速の)秦野中井ICからだと約5km、混雑する国道246号線も走らなければいけないので」

また大平洋C相模Cは、「これまでは国道246号線の混み具合によって、秦野中井ICと大井松田ICを使い分けなければなりませんでしたが、新たにICができるとそれが無用になります。ただ、春先は秦野中井からコースへ続く約10kmの桜並木が見事ですので、遠回りしてもらったほうがいいですが(笑)」

一方東京CCは「当コースは新スマートICと秦野中井の中間にありまして、同じ距離。どちらが便利かは実際開通してからですかね」。

スマートICとは、既存の高速道の有効活用や、地域生活の充実、地域経済の活性化をはかるため建設されたもの。土木工事や料金収受機械の設備などを国土交通省が負担する。料金徴収員など省力化のため、ETC搭載の車両に限定されている。ただ高速道路区域から市町村までの区間の道路整備は、自治体に任されている。これから先も新東名は御殿場JCTまで延びていくことになるそう。神奈川県南西部のゴルフ場へのアクセスが、さらによくなりそうだ。

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月1日号より

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