【ゴルフはつづくよどこまでも】Vol.272「教え方が合わないと思ったらすぐにやめる勇気も必要です」
奥田靖己「ゴルフはつづくよどこまでも」
高松志門の一番弟子として、感性を重んじるゴルフで長く活躍を続ける奥田靖己。今回もゴルフの奥深い世界へと足を踏み入れていく。
PHOTO/Tadashi Anezaki
>>前回のお話はこちら
- 高松志門の一番弟子として、感性を重んじるゴルフで長く活躍を続ける奥田靖己。今回もゴルフの奥深い世界へと足を踏み入れていく。 PHOTO/Tadashi Anezaki >>前回のお話はこちら コロナの時期から都会を中心にインドア型の練習場が増えていましたが、実は僕もその手の練習場の経営をしようかと考えたことがあったんです。打席を3つく……
コロナ以降、都会では室内練習場が増えていて、初心者は一人でできるという気楽さから、最初からそこで練習する人が多いという話を先週はしました。
まあ、それもいいと思います。悪いことではないです。ただ、そういう無人のところでは、球を打つことはできても、それ以外のことは身につかんです。
コースの回り方とかマナーとか、極端な話、初めてコンペに出てティーの刺し方もわからんなんてこともあるわけで、「でべそ」でペナルティ食らういうことだって出てきます。「そんなわけないやろ」と思うかもわからんけど、でも最近の若い子らは、会社の上司と回る機会も少なく、友達同士の楽しいラウンドが多くて「教わる」いう機会が少ないから、そういうことが起こり得るいうことです。
今はYouTubeなどでただで簡単にレッスンを見られるので対人で教わるいうことが少ないようやけど、でも初心者はやっぱり最初はスクールやプロのレッスンを受けていろんなことを基本から教わったほうがええんと違いますかね。
もちろん、それも教えてくれる人によります。とにかく 最初が肝心とはよく言ったもので、最初に教わるのはグリップですからこれはめっちゃ重要です。だから、そこは本人の見極めが大事になってきます。
ゴルフのレッスンを受けるときに、自分と合う先生とか合わん理論みたいなものが必ず出てきます。そこで大事なことは、合わんと思ったら早くやめることです。
8回のレッスンの3回目で「これは合わんな」と思ったら、「もったいないからあと5回分通ったろ」なんて考えんことです。
5回ならいいけど、これが3カ月とか半年コースだったら交通費も馬鹿にならんし、何より人生の大事な時間の無駄遣いです。直感でこの人は合わんとか、教え方が合わんと思いながらやってもゴルフはうまなりませんからね。
初心者がゴルフを覚えるのにYouTubeにするか、個室練習場にするか、コーチに習うのか、自分に合うやり方を選ぶこともその人の裁量で、その後のゴルフ人生が決まると言ってもいいと思います。そこでグリップが決まるわけですから。

「合わんと思ったら、すぐやめる勇気も必要ですよ」

奥田靖己
おくだせいき。1960年、大阪生まれ。93年日本オープンなど6勝。シニアで2勝。ゴルフの侘び寂び、温故知新を追求する
週刊ゴルフダイジェスト2026年5月5日号より


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