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【ゴルフせんとや生まれけむ】原口あきまさ<前編>「一緒に回ると楽しい」が何よりの褒め言葉

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、お笑い芸人の原口あきまさ氏。

これまでこのコーナーには関根勤さんやココリコの遠藤(章造)さんや神奈月さんなど、お笑い界でもゴルフの上手な人がたくさん登場しているじゃないですか。でも、僕は、はっきりいって上手くないですよ。何しろベストスコアが106なんですから。このコーナー、僕が出ちゃって大丈夫ですか(笑)。

若い頃、平尾昌晃チャリティゴルフとか叙々苑カップとかの表彰式の司会など、ゴルフ関係の仕事が結構多かった時期もあるんですよ。でも、握らせてもらえるのはいつもマイクばっかりで、クラブは触らせてもらえなかった。遊びでボールを打ってみたことは何度かありましたけど、なかなかチャンスがなくって、本格的にやり始めたのは5年くらい前ですね。

初めてのラウンドは130くらいでした。関根(勤)さんに「ポテンシャルが高いなあ」と言われて「もしかしたら俺って才能あるのかも!?」とその気になったのも束の間、ゴルファーなら誰しもがぶち当たる100の壁でいまだにもがき苦しんでいるんですから、どうやら大きな勘違いだったみたいですね。それに、いま振り返ってみると、その頃の僕は「オッケー」の意味がわからなくて、プラス1打をせずにスコアを申告していました。「オッケー」だから「ああ、オッケーなんだ」って(笑)。だから、本当はもっとスコアは悪かったはず。

そもそもゴルフってルールが難しい……。OBとか池ポチャとか、最初のうちはそういうのを何打足すのかも曖昧だし、大叩きするうちに分からなくなっちゃうこともありました。あれ、今のホール「8打かな、9打かな」と迷っちゃったり。そんなときは、必ず悪いほうを採用(笑)。大きな声で「9打で~す」って言っていましたね。本当は8だったかもしれないけど、やっぱり少なくは言えない。最近では、さすがになくなりましたが。

スコアが分からなくなることはなくなったんですが、今度はゴルフ理論が分からなくなりました。なかなか上達しない僕を何とかしようとしてか、いろいろな人が教えてくれるんですが、みんな言うことが違うんですよー。迷った挙句、教えてくれる人との人間関係で決めちゃったりして(笑)。そんなところで忖度したってしょうがないですけどね。

たしかに上手くなりたい、1日も早く100を切りたいという気持ちもありますよ。でも、それ以上に僕自身も含めて一緒に回っている人たちが1日楽しくプレーできれば、僕はそれで満足なんですよ。僕にとっては「ナイスショット!」と言われるのも嬉しいですけど、それ以上に「原口さんと回ると楽しいですね」って言われるのが何よりの褒め言葉ですね。

だからラウンド中も、みんな楽しんでいるかなあとそればかりが気になっちゃって、モノマネ仲間の神奈月さん、花香(よしあき)君とプレーしていても、2人はゴルフに集中しているなか、次々にネタを披露して「すいません、ポジティブなヘタクソで」と言いながら、僕一人でキャディさんを笑わせにかかったりします。僕についたキャディさんはもれなく僕のネタ、見られますよ!


原口あきまさ
1975 年生まれ。福岡県北九州市出身。モノマネ番組でブレーク。剣道は2段の腕前で芸能界でも屈指の名剣士だが、竹刀がゴルフクラブになるとままならない


週刊ゴルフダイジェスト2021年5月25日号より