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【ゴルフせんとや生まれけむ】原口あきまさ<後編>「ピン芸人ですから『PING』を使いたい!」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きお笑い芸人の原口あきまさ氏。

前回のお話はこちら

僕は道具には詳しくないんですよ。だから、一緒に回っている人たちが「シャフトは先調子が」とか「ライ角を調整して」などと話していても全然ついていけなくて、ついついキャディさんとのおしゃべりに熱中しちゃう(笑)。

でも、今後はクラブにもこだわっていこうかと、今、買い替えを検討しているところです。今度はメーカーをピンに替えようかなと思っているんです。だって僕「ピン芸人」ですよ(笑)。

得意なクラブは今は5番アイアンですかね。以前ユーティリティの調子がめちゃくちゃ良かった時期があるんです。ドライバーがまったく当たらずチョロばっかりで、その分ユーティリティでカバーしていて、仲間からは「ユーティリティの原口」と呼ばれていたんです。それがある日、その頼みの綱のユーティリティが何の前触れもなく当たらくなってしまってトップばかりが出るようになってしまいました。おそらく飛ばそうとして力みすぎるあまり、そうなっちゃったんでしょうけど、僕クラスのレベルだと一度自信を失うともうダメ。「ユーティリティの原口」は泣く泣く返上しました(笑)。今は、練習で安定してきた5番アイアンに頼るようになりましたが「5番アイアンの原口」とはまだ呼ばれていないです(笑)。もっと練習を積まなきゃですね。

クラブといえば、最近いいものを2つも見つけたんですよ。1つはチッパーです。パターと同じように打つと、ダフったりトップしたりせずに思ったようなアプローチが簡単にできるでしょ。僕は明石家さんまさんのモノマネをしますから「デッパーはチッパーに限る」と言ってキャディさんを笑わせながら愛用中です。格好悪いとか、そんなの全然ですよ。

もうひとつはキャスコのバンカー専用ウェッジ「ドルフィン」。こちらもパターみたいに軽く払うようにして打つと、スコーンと気持ちよく一発で出してくれるスグレもので、これがまたいいんですよ。この2つのおかげでどれだけ助けられていることか。やっぱり道具は大事ですね。

あと最近よく思うのは、もっと若い頃にゴルフと出合っていたらなあということ。大人になるといろいろと余計なことを考えちゃうからなかなか上達しないけど、若いうちは感性でできるからすぐに上手くなりますよね。とはいえ下手は下手なりに(笑)楽しいのがゴルフのいいところ。僕には息子が4人いるので、1人ぐらいはゴルフをやる子も出てくるでしょう。将来は一緒にラウンドするのがささやかな夢かな。

それと、神奈月さんも以前、このコーナーでお話しされていましたけど、モノマネ芸人が中心の「モノマネコンペ」も続けていきたいですね。今はなかなかコンペが開けない状況ですけど、いつかきっとと思っています。表彰式のためにコースじゃなくてレストランの下見に行くコンペですよ。事前に「マイクチェック、ワンツワンツー」なんてやっているコンペですよ。ギアよりも舞台衣装やかつらのほうがかさばるコンペですよ。楽しくないはずがないじゃないですか(笑)。絶対にまたやりたいです。


原口あきまさ
1975 年生まれ。福岡県北九州市出身。モノマネ番組でブレーク。剣道は2段の腕前で芸能界でも屈指の名剣士だが、竹刀がゴルフクラブになるとままならない


週刊ゴルフダイジェスト2021年5月25日号より