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【らくトレ】Vol.98「うつ伏せツイスト」で捻転力を強化!

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、上半身と下半身の捻転力を強化できるとっておきメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Yurie Atsumi(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.98

「うつ伏せツイスト」で捻転力アップ


ゴルフは上半身と下半身の捻転差で力を蓄え、その力をボールにぶつけることで遠くへ飛ばすスポーツです。ですが、捻転差を作るのが苦手なアマチュアは多いです。体を回しているつもりでも捻転差が作れない人は、上半身と下半身が一緒に動いている可能性が高いです。今回は正しい捻転の動きが身につく、エクササイズを紹介します。

床の上にうつ伏せに寝た状態からスタートし、エクササイズ1は下半身を固定して上半身だけをツイストします。エクササイズ2は上半身を固定して下半身だけをツイストします。半身を固定することで、体を少しひねるだけで強い負荷がかかることがわかるはずです。バックスウィングでは下半身を固定しながら上半身をひねり、切り返し以降は上半身を止めたまま、下半身を回すようなイメージでヘッドをボールにぶつけることができれば、最小限の動きで最大限のパワーが伝えられるようになります。

Exercise 1
うつ伏せから上半身をひねり上げる

床の上にうつ伏せに寝た状態からスタート。まずは上半身だけをツイストします。上に挙げた手をなるべく遠くに伸ばし、背骨がひとつずつめくれるようなイメージで動かします。顔が上を向くまで上半身をひねることができれば理想的です。左右交互に5回ずつ行います

Exercise 2
うつ伏せから下半身をひねり上げる

床の上にうつ伏せに寝た状態から、今度は下半身だけをツイストします。片足のひざを曲げ、股関節の付け根からお腹が斜めに伸びるイメージで動かします。足の裏が床につくくらいまで下半身をひねることができれば理想的。こちらも左右交互に5回ずつ行います

ここに効く!
全身の柔軟性を高めるストレッチになりますし、体幹部を動かして効率よく使うためのエクササイズにもなります。エクササイズ1は肩関節からわき腹、エクササイズ2は股関節の付け根からお腹が伸びます

どんな効果が?
上半身と下半身を別々にツイストすることで正しい捻転の動きが身につきます。勢いをつけずにゆっくり動かしますので、常に安定した姿勢のまま、軸をブラさずに体を捻転させることができるようになります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月15日号より