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【ゴルヨガ】Vol.70 大きなトップ&フォローが手に入る「針の糸通しポーズ」

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、肩回りの柔軟性を高め、大きなトップ&フォローが手に入るポーズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)

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メニューNo.70

深い捻転が手に入る
「針の糸通し」ポーズ


今回はヨガの定番である「針の糸通しポーズ」を紹介します。このポーズは骨盤を止めた状態で肩を左右に深く回すので、下半身と上半身の分離動作が身につきます。大事なポイントは、わきの下に通す腕を真横に伸ばすこと。

肩だけでなく首までしっかり回し、目線を指先に向けると真横に伸びます。ポーズ1は深いトップ、ポーズ2は大きなフォローにつながり、ヘッドスピードアップと飛距離アップが期待できます。


Pose 1
上半身を前に倒し右わきの下に左腕を通す

マットの上に正座してスタート。そこから上半身を前に倒し、ひじから先をマットにつけます。ひじがマットにつかない人は、ひざを少し開いてもOK。そして右わきの下に左腕を通し、左肩をマットに近づけます。1呼吸(2~3秒)で左腕を通し、2呼吸キープし、1呼吸で元に戻ります。(4呼吸×2回)

Pose 2
上半身を前に倒し左わきの下に右腕を通す

ポーズ1と同じ姿勢でスタート。上半身を前に倒してひじから先をマットにつけるところまでは一緒です。そして左わきの下に右腕を通し、右肩をマットに近づけます。ポーズ1と左右対称の動きになります。1呼吸で右腕を通し、2呼吸キープし、1呼吸で元に戻ります。それを2回繰り返します。(4呼吸×2回)

●どんな効果が?
肩を左右にしっかり回すので、肩と肩甲骨の柔軟性が高まります。また、背中から腰にかけて体の背面全体も伸びます。さらに、わきの下の筋肉をほぐす効果もあります

●スウィングのココが改善!
骨盤を止めた状態で肩を回すことで下半身と上半身の分離動作となり、体の捻転がしっかり作れるようになります。トップが深くなり、フォローが大きくなりますから、飛距離アップに効果があります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2025年10月7日号より