【キミこそ王子だ】Vol.370 初の青森県出身の王子が登場!
雑巾王子のキミこそ王子だ!!
雑巾王子こと武市悦宏プロが、全国の有望なジュニアゴルファーのもとを訪れ、大人ゴルファーにも役に立つゴルフのヒントを探る当連載。今回の王子候補は青森県出身、八戸市立下長中学校3年、小山田遼雅くんだ。「日本ジュニア」「全国中学校」など全国大会の常連選手。力強くも柔らかいスウィングについて、武市に解説してもらった。

今回の王子候補
小山田遼雅くん
おやまだ・りょうが ●主な戦歴/2025 日本ジュニアゴルフ選手権 12~14歳の部 4位 ●ベストスコア/62(青森CC) ●練習/毎日270球 ●トレーニング/下半身強化でスクワットなど
青森県は冬が長くゴルフ環境が厳しいため、同県出身のプロゴルファーは数が少ない。そんな逆境を乗り越えトッププロを目指しているのが小山田遼雅くん。2011年、日米で活躍していた石川遼選手にちなみ遼雅と名付けられた。
小3の春、先にゴルフを始めていた兄に倣いクラブを握った。最初から球に当たったので楽しくてのめり込んでいったそうだ。
「雪の季節でも週7で練習しています!」
「それって毎日ってことね(笑)」
球を打つことが好きで、打球練習もアプローチが大半とはいえ球数270球と多めだ。球筋は始めた頃からドローだったそう。練習中に気をつけているのは、逆球を出さないこと。力むとミスが出やすいので自身のスウィングを動画に撮り、力みやすいポイントやトップの位置などをチェックしているとのことだ。
コーチは地元・八戸市でレッスンをしている柳本泰成プロ。基本を大切にしているプロということもあり、遼雅くんのグリップやスタンスはスクエアでキレイだ。
「めちゃくちゃユルユルグリップだけどコーチの教え?」
「いえ、始めた頃からです。緩すぎて、たまにフェースがブレることもあります(笑)。でも、これが自分的にはしっくりきます」
好きなクラブは9番アイアンでショートゲームを得意としているが、ドライバーの飛距離も280ヤードとなかなかイケている。
「遼雅くんのスウィングの特徴は、回転が大きくて速いこと。それが飛距離の出るポイントかな。注目は胸。大きく振ろうと思うと、一般的なアマチュアゴルファーはテークバックで左腕をピンと伸ばして肩を回そうとしてしまう。そうすると、やっぱりガチガチなスウィングになりがち。腕を意識すると手打ちにもなりやすいしね。その点が遼雅くんとの違い。彼は、左腕は伸ばさず、むしろゆとりを持たせている。そして、肩ではなく胸を大きく回す意識でクラブを振っているんだよね。体の軸がブレないように、下半身は踏ん張っているんだけど、力感がないのは、肩や腕に力が入りすぎていないから。だから、腕が勝手に動いて悪さをすることも少ない。回転スピードをアップさせるコツは力を入れるのではなく、むしろ力を入れないことなんだというのが、彼のスウィングを見ればわかる。アベレージゴルファーも真似しやすいポイントだから、一度試してみる価値はあるよ」と武市は解説した。
そんな遼雅くんの将来の目標を聞くと「たくさんの人に応援してもらえるプロです!」と答えてくれた。
「言い慣れてる感じだね~」
「以前、保護者の前で将来の目標を宣言する学校行事があり、何度か練習しました(笑)」
お洒落なメガネがチャームポイントの遼雅くん。余談だが、ご両親もとってもスタイリッシュ!
「青森出身もメガネゴルファーもプロでは少数派だから活躍したらきっと注目されるはず。その日が来るのを期待しているよ」と応援する武市であった。
週刊ゴルフダイジェスト2026年5月5日号より


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