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【待ってろ、ウエハラ! シーズン3】Vol.10 いよいよ最終ホール! ジャイアントキリングなるか!?

谷繁元信との対決は、ここまでまさか(?)のイーブン。最終ホールは難易度の高いパー5だが、ここでなんとかバーディ奪取といきたいところ。ミスを避けたい大畑だが、谷繁によれば“ミスの許容範囲”があるらしい。しかし、そもそもチョロは論外らしいぞ。

ILLUST/Koki Hashimoto TEXT/SHOTANOW PHOTO/ARAKISHIN THANKS/六甲国際GC

前回のお話はこちら

上原浩治との対決を前に、谷繁元信と5ホールのマッチプレーを敢行。一方的な展開かと思われたが、大畑が4番でバーディを奪取し、イーブンで最終ホールに! 502ヤードの難関パー5で、奇跡は起きるか!?


青木 最終ホールを前にイーブン。この展開、誰も予想をしていませんでした。

大畑 オレは勝つ気でやってるから、想定通りよ(ドヤッ)。

谷繁 すごい飛ばすし、パッティングも上手。何で上原に連敗したの?

大畑 それは途中で集中力が……。

谷繁 じゃあ、もうそろそろ切れてくる頃じゃない?

青木 僕もそんな気がしてます……。

大畑 ここまでの4ホールで、谷繁さんの技術をガンガン吸収して成長してる。最後、華麗に締めますよ!

「最後は神頼み…頼むぞ、オレ」(大畑)「こりゃ、スゴイわ」(谷繫)

――宣言通り、大畑のティーショットは雨を切り裂き270ヤードのビッグドライブ! だが、谷繁も負けじと同じ飛距離で応戦する。

大畑 本当に崩れないですよね。チョロしたらどうしようとか、考えませんか?

谷繁 ミスしたときに「最悪でもあそこにとどめよう」みたいな計算はしてる。チョロはさすがに考えないわ(笑)。それは出ないように練習するしかない。

大畑 練習場では出ないんですけどね。

谷繁 ストイックすぎるんじゃない? ここは絶対ミスできないとか思っていると、体の動きにも影響するからね。


――勝負どころでの考え方をアドバイスしてもらった大畑だが、2打目のFWがミスショット。対する谷繁はUTでグリーンをとらえイーグルチャンス。

大畑 終わった……。谷繁さんのゴルフは鉄壁すぎる。

青木 まだまだ勝負はわかりませんよ。ここで踏ん張って可能性をつながないと! ってアドバイスしてる途中に打ってるし。

――大畑の3打目は6番アイアンがクリーンヒットせず100ヤード以上残してしまう。谷繁はイーグルとはならなかったものの、楽々バーディで大畑はギブアップ。あえなく終戦となった。

谷繁 本当に最終ホールの2打目地点までは互角だったのに。

青木 1つミスが出て、気持ちが切れちゃったのが痛かったですね。

谷繁 そうそう。オレが3パットするかもしれなかったでしょ。そしたら引き分けの可能性もあったんだし。

大畑 そうか! 3打目で集中し直せば同点は狙えたな。そういうのは先に言ってよ~。

青木 僕が伝えてる途中に打っちゃうから!

谷繁 たまに凡ミスは出るけどショットは素晴らしいですよ。マジで何回も言うけど、上原には勝てると思う。

――球界の頭脳からお墨付きをもらった大畑。次回ついに宿敵ウエハラとの3回目の対戦が幕を開ける!

1H PAR42H
PAR3
3H
PAR5
4h
PAR4
5H
PAR5
大畑6383G
谷繁44444

令和の武蔵になる

オオハタダイスケ

大畑大介。1975年11月11日生まれ。ラグビー元日本代表、伝説のウイング。大阪の東海大仰星高で上原浩治と同クラス。ベストスコア82。「本気を出せば上原に勝てる」と豪語する強メンタル&フィジカル

迎え撃つは

ウエハラコウジ

上原浩治。1975年4月3日生まれ。読売巨人軍の元エースで、メジャーリーグでも活躍したレジェンド。マウンド上の緊張感を今はコースで味わうのが楽しいという根っからのアスリート気質を持つエンジョイかつ本気ゴルファー。大畑の挑戦に2度とも“勝利”したが……

週刊ゴルフダイジェスト2023年7月25日号より

CS放送のGAORAでは「大畑大介×青木翔 レッツトライゴルフ! ~待ってろウエハラ~」がオンエア中