【らくトレ】Vol.127 骨盤エクササイズで理想的な下半身リードが身につく!
渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、骨盤の正しい動かし方が身につくエクサイサイズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tadashi Anezaki MODEL/Rinako Kurokawa(GOLULU)
メニューNo.127
「骨盤体操」で捻転力アップ
今回は骨盤を動かすエクササイズを2種類紹介します。アマチュアのスウィングは、骨盤の正しい動かし方が身についていないことでエラー動作が発生しているケースが見受けられます。それが理由で上半身と下半身を別々に動かすことができず、トップで捻転差が生まれないため、腕力に頼ったスウィングになっています。正しい骨盤の動きがわかると下半身主導の理想的なスウィングの動きが理解できるようになります。
エクササイズ1は骨盤の前傾と後傾です。腰に手を当て骨盤だけを小さく動かします。最初は骨盤を丸めて(前傾)へそを下向きにします。その姿勢で2~3秒キープしたら、今度は骨盤を反らせて(後傾)へそを上向きにします。こちらも2~3秒キープで前後に5回ずつ動かします。エクササイズ2は骨盤を大きく動かして360度回転します。時計回りで5周したら反時計回りで5周。どちらも1日2セット行うと理想的です。
Exercise 1
足を広げ骨盤を前傾&後傾させる
Exercise 2
骨盤を大きく360度回転
両足を広げて腰に手を当てた姿勢からスタート。骨盤を大きく動かして360度回転します。ゆっくりした動きで構わないので前傾、左向き、後傾、右向きをしっかり意識します。時計回りで5周したら、反時計回りで5周。1日2セット行うと理想的です
●ここに効く!
骨盤の動きを身につけることで正しい前傾姿勢が作れるようになります。トップで捻転差が生まれ、股関節にパワーが溜められます
●どんな効果が?
アドレスで作った前傾姿勢をインパクトまでキープできるようになります。必然的に再現性の高いスウィングが身につきます
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2022年9月20日号より