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【らくトレ】Vol.116 足を前後左右に振るだけ。股関節の柔軟性を高めるカンタン動的ストレッチ

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、股関節の柔軟性を高められる動的ストレッチを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Nanoka Hagiwara(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.116

「足スウィング」で股関節の柔軟性アップ


今回は股関節の柔軟性を高める動的ストレッチです。クラブを杖のようにして体を支え、足を前後左右に振ります。前後に振ると太もも裏と股関節の前が交互に伸びます。左右に振るとお尻と内転筋(太もも内側)が交互に伸びます。小さい振り幅から始め、徐々に振り幅を大きくします。

前後に振るときは、足の動きに応じて上半身が前に傾いたり後ろに反ったりしても問題ありません。むしろそのほうが体を立体的に動かすことができます。一方、左右に足を振るときは上半身が傾かないように軸を真っすぐ保つのが理想です。体を左右に揺さぶると股関節に効かなくなってしまいますので足を高く上げることよりも軸をキープすることを優先しましょう。

右足と左足を前後左右に10回ずつ、合計40回振るといろいろな角度から刺激が入り、柔軟性がアップすると同時にバランス力も養うことができます。練習前やラウンド前の準備運動にも最適です。


Exercise 1
クラブで体を支え片足を前後に振る

クラブを杖のようにつき、直立した姿勢からスタート。バランスを取りながら片足を前後に振ります。前に振ったときは太もも裏が伸び、後ろに振ったときは股関節の前が伸びます。右足と左足を前後に10回ずつ振ります。クラブを持つ手は左右どちらでもOKです

Exercise 2
クラブで体を支え片足を左右に振る

スタートの姿勢はエクササイズ1と同じですが、今度は片足を左右に振ります。内側に振ったときはお尻が伸び、外側に振ったときは内転筋が伸びます。右足と左足を左右10回ずつ振ります。クラブを持つ手は足を上げるのと同じ側のほうが足が振りやすいはずです

ここに効く!
前後に振ったときは太もも裏と股関節、左右に振ったときはお尻と内転筋に刺激が入ります。バランス力も鍛えることができます

どんな効果が?
下半身と上半身をつなぐ股関節の柔軟性が高まりますから、前傾姿勢の維持や下半身主導の捻転など正しいスウィングが身につきます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年6月28日号より