Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • 【らくトレ】Vol.92 寒さで縮こまっていませんか? “猫背”解消で「振れる」体を手に入れる!

【らくトレ】Vol.92 寒さで縮こまっていませんか? “猫背”解消で「振れる」体を手に入れる!

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、猫背を解消し正しい姿勢でスウィングできるようになるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tadashi Anezaki MODEL/Rino Kurokawa(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.92

「バックベンド&スクワット」で背中周りを刺激


冬は寒さで体温が下がりすぎないように体を縮こませる機能が働きますから猫背になりやすくなります。背中周りの筋肉に意識的に刺激を与えないと、正しい姿勢を維持することができません。これがスウィングに悪影響を及ぼします。そこで今回は背中周りを重点的に刺激するメニューを2種類紹介します。

エクササイズ1は片ひざ立ちの姿勢で肩甲骨を寄せて胸を開き、上半身を後ろに反らせる動きです。体の硬さは人それぞれですから、自分なりに限界まで反らせればOK。そこで5秒間キープした後、最初の姿勢に戻ります。左右5回ずつ計10回行うと背中にほどよい刺激が入ります。


エクササイズ2は肩甲骨を寄せた状態のままスクワットを行います。腰や背中が丸まらないように踏ん張ることで、背中にかなり強い刺激が入ります。こちらはトレーニングとしての効果が高いので、2日に1回くらいのペースで行ってください。

Exercise 1
胸を大きく開いたままバックベンドで体を反る

片ひざをついて手のひらを向かい合わせた姿勢でスタート。そこから胸を開き(肩甲骨を寄せる)、息を吐きながらゆっくりと体を反らせます。限界まで体を反らせたら、そのポジションで5秒キープ。5回行ったら左右の足を入れ替え、同じく5回繰り返します

Exercise 2
肩甲骨を寄せ胸を開いた状態でバックスクワット

足を大きく広げ、上腕を肩の高さに上げ、ひじを90度に曲げた姿勢でスタート。そこから上半身の姿勢をキープした状態でひざが90度になるくらいまでお尻を下げます。限界までお尻を下げたら、そのポジションで2秒キープします。2日に1回程度のペースがおすすめ

ここに効く!
エクササイズ1は肩甲骨を寄せて胸を開くので、背筋に刺激が入ると同時に胸から後ろ脚の前側まで体の前面が伸びます。エクササイズ2は肩甲骨を寄せた状態をキープするので背筋に大きな刺激が与えられます

どんな効果が?
アドレスで安定した前傾姿勢が作れるようになり、その姿勢をインパクトまでキープできるようになります。スウィング軸がブレることなく、スムーズに回転できますから、ショットの再現性も格段にアップします

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2021年12月28日号より