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【ゴルヨガ】Vol.61 仰向けに寝て足裏を合わせる「がっせき」のポーズで股関節の可動域アップ

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、仰向けに寝て足裏を合わせることで、股関節の可動域を広げるポーズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Yurie Atsumi(ゴルル)

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メニューNo.61

股関節の可動域を高める
「がっせきのポーズ」


今回は「がっせきのポーズ」をベースにした2種類のポーズを紹介します。「がっせき」を漢字で表記すると「合蹠」で、足の裏を合わせる姿勢のことを指します。インドの靴職人がこの姿勢で作業することから「靴職人のポーズ」とも呼ばれます。

このポーズはガニ股の人は得意で、内股の人は苦手です。股関節の可動域は個人差が大きいですから、無理のない範囲で痛みが生じない程度に取り組んでください。


Pose 1
仰向けに寝て左右の足裏を合わせる

仰向けに寝た姿勢でスタート。そこから左右の足裏を合わせ、両ひざを曲げながら左右に広げます。ひざがマットにつくのが理想ですが、つかなければマットに近づけるだけでOK。その状態で自然に呼吸しながら1分キープします。ひざを上下に動かすと、程よい刺激が入ります。(自然な呼吸×1分)

Pose 2
1の体勢から頭の後ろで両手を組む

がっせきのポーズでスタート。その姿勢のまま、頭の後ろで両手を組み、両ひじを曲げて左右に広げます。そうすると胸が開いて肩甲骨が内側に寄るので、上半身にも刺激が入ります。こちらも自然に呼吸しながら1分キープ。ひざと同様、ひじを多少、上下に動かすと、肩甲骨周りが適度にほぐれます。(自然な呼吸×1分)

●どんな効果が?
メインターゲットは股関節です。ももの内側にも効果的な刺激が入ります。ポーズ2は胸を開いて肩甲骨を寄せるので、上半身の可動域をアップさせることもできます

●スウィングのココが改善!
股関節を開く動きを強化することができます。テークバックからフォローまで下半身の動きがスムーズになります。スウィングの再現性が向上し、インパクトの打点と強度が安定します

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2025年7月29日号より